ユニークなお花

これはなんでしょ?

答えはシシウドの蕾。
鞘のようになったところからほろほろとたくさんの蕾がついた枝が何本もでてくる。
ひらくとレースフラワーのように華やか。
蜂やカミキリムシ、ハナムグリなどたくさんの虫たちのレストランとなる。
葉っぱの出かたがユニークで、なんと蕾の入っていた鞘の先から出てるのだ。
下のほうのおおきな葉っぱはやわらかな鞘では到底支えきれず、けっこうだらしなくベロンと垂れている。

下のほうには小ぶりなアザミ。
これもカワイイ。

今日はお仕事のあと、上野の都美術館で行われている院展を観てきた。
妹の千春が出品している。
毎年すごい作品が沢山なので楽しみにしているのだけど、今年も素晴らしかった~!
16日までやってるので、ぜひ‼

それにしても毎年暑い時期なので描くのももちろん大変だろうけど観にいくほうもキツイ!
駅から歩くのに汗だく。
今日はものすごい蒸し暑さで、すっかりくたびれてしまった。
こんな時期に出歩くものではないねー。
でもせっかく来た東京!
いろいろまわらねば!とその足で銀座へ。
軸装でお世話になっているNさんが参加されている鳩居堂での以白会の展示を観てきた。
掛軸の可能性、おそるべし!
パリのメトロの切符で作った作品なんか斬新だった。
こんどきのこ版画で作ってもらおうかなぁ…。
こちらは8日まで。

他にも気になるものはあったのだけど疲れちゃったからここまでにして帰る。
ビールがうまい!(≧∇≦)

シシウド(猪独活)
学名:Angalica pubescens
科名:セリ科シシウド属
開花期:8~11月
分布:本州、四国、九州の山野。
根は薬として独活(ドッカツ)と呼ばれ、掘り起こした根を洗浄して陰干しし、煎じて頭痛薬や、薬酒、風呂に入れて用いることがある。
根の部分をイノシシが食べることからシシウドと呼ばれるようになった、という説がある。
花言葉:健康美

茂みの中で


今日もキツリフネ。
ゆらゆらちいさなお船が茂みの海にうかんでる。
じっと見てるとこびとさんのお帽子にも見えてくる。
奥のピンクはフジバカマ。
時折、アサギマダラがふわりふわりと漂ってきて
器用に蜜を吸う。
白山菊もほろほろと花びらを広げ始めた。
もう植物たちはすっかり秋の装い。

今日のお空もきれいだった。
もくもくボリュームたっぷりの雲が
なかなかのスピードで駆けてゆく。
雲のいちぶに虹がかかっていたけれど
みるみる薄れていった。

キツリフネ(黄釣船)
学名:Impatiens noli-tangere
科名:ツリフネソウ科ツリフネソウ属
開花期:山地では 8月頃から、低地では9-10月
分布:ユーラシア・北米大陸に広く分布。
   日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し
   水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。

大きく奥行きのある花がたくさん咲くので
主にクマバチなど大型のハナバチやツリアブ類などが好んで集まり
花に潜り込んで蜜を集める様子が観察される。
果実が熟すとホウセンカなどと同様に弾けて種子が飛び散るように拡がる。
種小名のnoli-tangereは「触るな」の意味で
果実に触るとはじけることに由来している。

花言葉:「私にさわらないで」

ふわふわゆらり


黄色いツリフネソウ、キツリフネ。
ピンクのにくらべるとおしりのところの巻きがすくないかんじ。
ふわふわゆらゆら頼りなさげなお花に
容赦なく蜂があたまをつっこむ。
ここの蜂さんはなかなかせっかちで
ちっともモデルをしてくれない。
かなりねばってやっとこのかたち。

ゆうべから今朝にかけて涼しかったので
今日は久々にチャリ通!とおもって
おとといから気になっていたあんみつ号のパンクを直したのだけれど
それだけで汗だく・・・
昨日の竜巻のニュースもあたまをかすめ、
弱気に今日は電車で通勤にしてしまった。
電車は涼しいなあwww

見上げた真っ青なお空には
劇的なボリュームのある雲がいくつも浮かび
みるみる形を変えて走ってゆく。
空の青さには秋の風情があるのだけれど
雲のかたちは夏のもの。
はやく秋のうろこ雲が見たいなぁ。

キツリフネ(黄釣船)
学名:Impatiens noli-tangere
科名:ツリフネソウ科ツリフネソウ属
開花期:山地では 8月頃から、低地では9-10月
分布:ユーラシア・北米大陸に広く分布。
   日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し
   水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。

大きく奥行きのある花がたくさん咲くので
主にクマバチなど大型のハナバチやツリアブ類などが好んで集まり
花に潜り込んで蜜を集める様子が観察される。
果実が熟すとホウセンカなどと同様に弾けて種子が飛び散るように拡がる。
種小名のnoli-tangereは「触るな」の意味で
果実に触るとはじけることに由来している。

花言葉:「私にさわらないで」

美女の前にて

先日ふと涼しくなったおり、
ベランダの薔薇、スピリット・オブ•フリーダムが
美しいお花を咲かせてくれた。


なんでこんなに硬くなっちゃうんだろうなぁ。
美女の前で緊張してしまうんだろうか?
薔薇はここ最近好きになったばかりなので
まだ描くことに慣れていないのかも。

ところで今日から7日土曜日まで、
ららぽーと柏の葉1Fのハックドラッグ前にて
水彩画教室の展示会があります。
他の教室の方々の作品も見られますのでららぽーとに行かれた折には
ぜひのぞいてみてくださいね!
私は先日の赤ちゃんのスケッチを出しています。
今回はお話をいただいたのが急だったのと、先月は人物で教室全体がバタバタだったので参加者が少ないのが残念ですが…。

夏のなごり


今年のうちのほおずきはデキがよい。
毎年カメムシにやられて葉っぱはボロボロ、
実も少なくなってしまうのだけれど
今年は実も多くてきれい。
レース状になってるのもあるにはあるけど
これもまたよし♪

このところの暑さのぶり返しには
参りますなあ。
2月の個展のために頼んだ木パネルがどかっと届き
にじみ止めをしたり紙を張ったり
下地を作ったり
わくわくする作業のはずが
汗だくだく・・・・。><

でも今後涼しくなってゆくもよう。
これからはきっとスケッチも楽になるし
作品作りにも集中できるかな。
今年の夏を越せるか心配したあんみつさんも
案外元気だし♪

ホオズキ(鬼灯、酸漿)
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
科名:ナス科ホオズキ属
別名: カガチ、ヌカヅキ
開花期:6-7月
原産地:東南アジア

一説に、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から
「頬突き」と呼ばれるようになったという。
また、「カメムシ(古名:ホウ、ホオ)が
この植物によく集まって吸汁することから
「ホオ好き」と呼ばれるようになった」といった説もある。
このホオズキにしばしば群生するヘリカメムシ科のカメムシは、
今日ホオズキカメムシとの和名を与えられている。

花言葉:「偽り」

「籠(かご)かばふ
  鬼灯市の 宵の雨」
   水原秋桜子

泥より出でて・・・


変化朝顔を作っているお花屋さんには
変わった蓮もたくさんあった。
実はわたしはこっちのほうをお目当てにきたのだった。
ベランダで蓮を育てる、という夢を現実にっ!!!
とりあえずその日に咲いてた
白光蓮(びゃっこうれん)をスケッチ。

なんて清々しく神々しいお姿。
手賀沼にたくさん咲いているところがあるのだそう。

ベランダ用にお願いしたのはこちらではなく
ちいさめで緑がかったピンク色の蓮。
あんまり大きくても困るしね~。
4月に株分けしていただくことになった。
とっても楽しみ!
その中でめだかを飼っちゃおうかな♪
金魚がいいかな♪
どぜうもかわいいよね♪
わくわく~!

ハス(蓮)
学名:Nelumbo nucifera
科名:ハス科
別名: 水芙蓉(すいふよう、みずふよう)芙蓉(ふよう)
   不語仙(ふごせん)池見草(いけみぐさ)水の花
開花期:7~8月
原産地:インド亜大陸とその周辺。

古名「はちす」は、花托の形状を蜂の巣に見立てたとするのを通説とする。
「はす」はその転訛。
ハスの花、すなわち蓮華は、清らかさや聖性の象徴として称えられることが多かった。 「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
という日本人にも馴染みの深い中国の成句がその理由を端的に表している。
古代インドでは、ヒンドゥー教の神話やヴェーダやプラーナ聖典などにおいて
ハスは特徴的なシンボルとして繰り返し登場する。
泥から生え気高く咲く花、まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿が
俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴のようにとらえられ
このイメージは仏教においても仏の智慧や慈悲の象徴として継承された。

花は開いたり閉じたりを繰り返して4日目の午前中に散る。
お花見をするなら早朝に!
ふっくりした咲き始めの蕾の状態が
8時くらいまでつづくのはまだ一日目のお花。
その日は完全には開きません・・・。

花言葉:「雄弁」

「久方の 雨も降らぬか 蓮葉(はちすば)に 
  たまれる水の 玉に似たる見む」
 万葉集   新田部皇子

メンデルの法則・・・?


変化朝顔を作っているお花屋さんにお邪魔した。
江戸時代にとても流行っていろんな種類の朝顔が作られたのだそう。
それらを描いた絵を博物館かどこかで見たような・・・
実際に見るのは初めてだった。

こちらは姫と呼ばれる変化朝顔の一種。
お花自体が小さくてだいたい2cmほど。
色の渋いものが好まれるそうで
この渋めの紫は「黒鳩」というのだそう。
斑入りの珍しい葉っぱ。
とても美しい。
でもこれは普通に種が採れてそのままこの形が残るらしく
変化朝顔を作る方にとっては
それほどの価値を感じていないように見えた。
難しいのはまず掛け合わせたF1と呼ばれる苗を一年育てて
それ同士でさらに掛け合わせて
その中に数パーセントしかできない
しかも種もできない
そんな朝顔があるそうで
なでしこ咲きといわれる花びらの裂けたものや
龍の手といわれる葉っぱの縮れたもの
朝顔にはとても見えないうずこびと等々・・・
その中でもさらにこんな色を出したい、と
研究に日夜励んでいらっしゃるとのこと。
江戸時代の作り手はメンデルの法則を経験的に知っていたといわれてる。
えんどう豆がどうのこうの
ショウジョウバエの目の色がどうのこうの
あれですねっ??

正直、その手の珍しいものはそんなにきれいじゃない。
龍の手、といわれればそう見えなくはないが
水不足で萎れちゃった葉っぱみたいだし
なでしこ咲き、といっても
ほんもののなでしこのようにぴんとしていなくて
だらりとだらしないかんじ。
うずこびと、という背の低い蔓も出ない朝顔は
なんだか不思議な感じだったし・・・
ちょっと病気っぽいんだよな~。

でも作っている方にはロマンであり夢であり
見たことのない朝顔ができたときのうれしさは
想像に難くない。

気になるのはうちのベランダの朝顔、
その方のF1といって育てられてた朝顔に似てるんだよな~。
来年ほんとにどんなのが出てくるかわからない。
もちろんあんな不思議なのはできないだろうけどww

アサガオ(朝顔)
学名:Ipomoea nil
科名:ヒルガオ科サツマイモ属
別名:中国語で牽牛
開花期:7~9月

世界的に見ても、これほど形態が多種多様に変化した園芸植物は他にない。
ほとんどの変異は江戸時代に生まれたものである。
変異の著しいものには種子を作る事ができないものもある。
アサガオは一年草であるが「出物」と呼ばれる変化は種子ができないか
非常に結実しにくいため系統の維持ができず、
変化が発現しなかった株により遺伝的に伝えて行くしかない。
したがってたくさんの種をまき、
小苗の内に葉の特徴から変化を有している株を選び出す必要がある。
そのため江戸時代の人々は経験的にメンデルの法則を知っていたとも言われる。

蒸し暑くてもさわやかに


ここのところ描きつづけてる朝顔さん。
今朝も目が覚めるような青だった。

このところの湿度には心底辟易する。
気温はそれほど変わらないと思うのだけれど
いやむしろすこし下がったくらいなのだけど
キツイですなあ・・・。
朝顔はじめベランダの植物たちはお日様ぎらぎらの頃より
なんだか元気みたい。
今朝はスピリット・オブ・フリーダムが可愛いお花をつけた。
風船蔓も朝顔も大きな種をふくふくと育ててる。
みんな涼しい秋を待ってる。

雷がごろごろいいはじめた。
またざざっとくるね。
すこしは涼しくなるとよいのだけれど。

アサガオ(朝顔)
学名:Ipomoea nil
科名:ヒルガオ科サツマイモ属
別名:中国語で牽牛
開花期:7~9月

ちびっこですが。


うちのゴーヤはちいさい。
まだ成長していないのではなくって
10cmほどになってしばらくすると
オレンジ色になってはじけてしまう。
そういう品種。
去年かおととし、ベランダには小さいほうが可愛いのではと思って
そういう種を買ってきてうえたのだけれど
葉っぱもちいさいのであんまりグリーンカーテンにはならず
あまりの暑さにそれほど実もつけず・・・
不評だったにもかかわらず、
種を採った母が今年も植えた。
自分で植えておきながら
小さくて日陰にならないと文句をいう。
ちぇ~、いいじゃないか可愛いもの。

ちいさくてもいっちょ前に苦くって
ちゃんとゴーヤの味がする。
炒め物にちょこっといれるには
ちょうどよいサイズだと思うんだけどね。

ツルレイシ(蔓茘枝)
学名:Momordica charantia var. pavel
科名:ウリ科
別名:ニガウリ、ゴーヤ
原産地:東インド、熱帯アジア
インドや東南アジアが原産で、
日本へは江戸時代はじめに観賞用として渡来したとされる。
ビタミンCやカリウム等のミネラルも豊富で、
血糖値や血圧を下げる、食欲増進、整腸、美白、ダイエット
などなど、健康効果が満載。
花言葉「強壮」
 

秋の気配?!


朝顔が閉じるのが早くなった。
つい3~4日前は10時、うまくいけば11時くらいまでお花が見られたのに
ここのところあまちゃんを見終わる頃にはくったりしてしまう。
最近風があるのも一因かとはおもうけれど
お日さまの角度がかわってきたからなんじゃないかとにらんでる。
ベランダの強烈な陽射しをやわらげるべく
すだれを吊っているのだけれど
このごろのおひさまは真上からではなく
斜めに射すようになっていて
夏の強い光線が朝顔に照りつける。
鉢を移動すればよいようなものなんだけど
今のおひさまの角度はけっこうな幅で照りつけていて日陰は少ない上に
2鉢が絡まりあっていてとても動かしにくい。
日傘か?!
日傘をさしてあげればいいのか!
ともあれ、秋が近づいてきていることはたしか。
もう真夏の角度ではないのだもの。

そんなこんなで描く時間が短くなってしまったのだけれど
スケッチはこんなに楽していいのかしら、と思うくらい楽チン!
お外で蚊と眠気と暑さと戦いながら描くのとちがって
部屋の中からベランダに向かって座って描ける。
お部屋からだから陽射しはこないし
扇風機だって回せる。
窓を開け放つので蚊取り線香は焚くけれどね。
こんなに楽していいのかしら?・・・とはいえ
お手間はかかっている。
春に種を植えてから剪定の仕方をネットでみながらしてみたり
わっかにうまく絡むように誘導したり
暑くなれば朝晩の水遣り、ハダニをふせぐための霧吹き
肥料も欠かせないし
蛾のたまごチェックもせねば・・・
やっぱり楽なことってないのかも。

・・・とかいいながら
来年はベランダで蓮を育てようと企んで
わくわくしている今日この頃・・・♪
だんだんベランダがジャングル化してきたw

アサガオ(朝顔)
学名:Ipomoea nil
科名:ヒルガオ科サツマイモ属
別名:中国語で牽牛
開花期:7~9月
日本への到来は奈良時代末期に遣唐使が
その種子を薬として持ち帰ったものが初めとされる。
アサガオの種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており
漢名では「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ
奈良時代、平安時代には薬用植物として扱われていた。
江戸時代の2度の朝顔ブームを機に品種改良が大きく進んで観賞用植物となり
木版の図譜類も多数出版された。
この時代には八重咲きや花弁が細かく切れたり、反り返ったりして
本来の花型から様々に変化したものが生まれ、世間の注目を浴びた。
これを現在では「変化朝顔」と呼び、江戸、上方を問わず非常な流行を見た。

花言葉:「愛情」「平静」「愛情の絆」「結束」
    「短い愛」「明日もさわやかに」「はかない恋」

 「暁(あかつき)の
  紺朝顔や 星一つ」
   高浜虚子