いろいろ試した結果…

今日のお教室では晴れたらお外でスケッチの予定だった。

雨はあがったけれど地面はびしょびしょ。
なので昨日収穫した実ものを描くことに。


採ったものを水にちゃぷんと浸して保存すると翌日も瑞々しいまま。
さらに濡れ新聞紙でくるんでビニール袋に入れて運べば完璧に採りたてのかたちが保てる。

描いている間にしおれてくるのは仕方ないのだけれど。

豊作!!

そろそろかなぁ…と見に行った烏瓜。

おお!豊作~!

自転車で行ったので高枝切り鋏を持っていけなかったのだけど
それでも充分採れるくらいなっていた。


烏瓜の季節はいつも蜘蛛さんが太る時期と重なる。
採るときは気をつけないといけない。
立派な巣をブチブチとこわしてしまうこともあるし(糸が太い!)
不用心に林に入ったり枝をゆすったりすると
ハンパなく太ったでっかい蜘蛛さんが
ドリフのコントのようにたくさんザ~っと降りてきたりする。

きゃ~!

と言いたいのは蜘蛛さんのほうかもしれないけれど…。

朝日をあびて

朝、お庭のコスモスを描こうとあんみつちゃんと一緒にお外へ。


きらきら朝日をあびて透けるような花びら。
きれいだけれど描くのはむずかしい。

あんみつはそばでのんびりひなたぼっこ。

きみも年をとったね。
もうとかげも虫も追いかけない。
つやつやした毛並みは変わらないけれど
ところどころに白い毛がめだつ。

おくればせながら…

今年の夏は異常に暑かったせいか
お彼岸にまにあわなかった彼岸花。
毎年きちんきちんとお彼岸になるとまっ赤なお花を見せてくれていたのに
今年はダメになってしまったのかと心配していたら
やっと今ごろ咲きだした。
ほっと一安心。


一時期葉っぱがちりちりになって枯れかけてしまってたコスモスも息を吹き返した。
明日はコスモスを描かなくちゃ!

一気にきた秋のせいで急にいそがしい。

ゆりかごらしい

またまた描いてしまった、野葡萄さん。
昨日見に行ったら色づいた実がふえていた。

色づけるのはタマバエの幼虫らしい。
穴があいているものはもう成虫になって出て行ったあとだということ。


今お部屋に飾っているこの実から
いつかタマバエが出てくるのだろうか?
実を割ってみる勇気はちょっとない…。

紫の君

お庭の紫式部が今年も豪勢に実をつけた。
十二単さながら重たそうに枝をたらしている。

その辺の林で見かけるのはもっと実が少なくて
いとおかし、なかんじなのだけど…。


まだ色づいてからいくらも経っていないと思うのだけど
もう熟した実がぽろぽろおちていて
地面を紫色に染めている。
ここから大量の芽が出てきて抜くのが大変なのだと母はこぼす。

なかなかにしたたかなお方なのだ。

今週は雨が多いらしい

このところ天気予報がぴたりぴたりとあっているみたい。
昨日はどんより天気からぱあっと晴れた。

版画を彫っていたのだけど
彫らなくちゃなのだけど
こんないいお天気だと…うずうずうずうず….

ええい、と彫刻刀を置き
自転車でお外へスケッチに。


やっぱりきれいに咲いていた。
秋のちいさなお花たち。

田中一村さんもこういった野の花をたくさん描いていた。
スケッチの量は半端じゃない。
鳥も好きだったらしく、たくさんスケッチしている。
あんなにめまぐるしく動くものをどうやって、と思うような詳細なスケッチ。
脚のつくり、羽のつき方、鳴くときの表情…。

天才、神童、と言われたひともあんなに努力してるんだものね。

凡才、もっともっとがんばらねば。

おみやげ

連休中に山にいってらした方からのおみやげ
チョウセンゴミシ。
現場で見たらきれいだっただろうな~。

そういえば去年集めてお酒に漬けたんだっけ。
どうなったかな?


今日はNHK文化センターの「野の花を描く」の日。
お昼休みに外を歩いてたら
元いしど画材スタッフYちゃんにばったり!
私のなかでは10代~20代の頃のイメージが抜けない。
きりりとしたきれいなお目めもかわいらしさもあいかわらずの彼女も
お子さんはもう6歳だという。
「わぁ、おねえさんのままだ~」
と言われてしまったけれど…

いやいやいや、もうおねえさんはきびしいでしょ。
きっと彼女のなかでも20代の私のイメージが抜けていないにちがいない。

がらにもなくクラシック

かわい~!
こけもも??

美味しいものかと思ったら
湿布みたいな味~!
ぺっぺっ!!

白玉の木、というらしい。
そういえば植木鉢に入って売られてるのを見たことがある。
ピンクのもあった。
これはほんのりピンクがかった白。


きのうのクラシックのコンサートは
有名な曲ばかりで、しかもテーマごとに曲を構成、解説つきだったので
初心者でもわかりやすいものだった。

たとえば2曲目のメンデルスゾーンの「イタリア」
雨ばかり祖国から初めてからりとお天気のよいイタリアに出てきたときの感動を描いた曲、といわれると
行ったこともない明るいイタリアの空気に触れたような気になってしまう。
5曲目のブラームス 交響曲第3番ヘ短調 第3楽章は
28歳年下の女性との結婚をあきらめたブラームスが想いを込めて書いた曲なのだそうで
悲しい苦しい思いがこんな甘美な曲に昇華するとは…音楽ってすごいと思った。
オペラの序曲では宮廷のうわさ話やひとびとのざわめきなんかも音楽で表現。
色もかたちもなんにもないものから創っていくってどういうことなんだろう。

席がいちばん後ろのいちばん隅っこだったせいもあるのかもしれないけれど
聴いて鳥肌がたつ!みたいなかんじではなかった。
音のよいCDでも聴くようななめらかな安心感。
正直、はじめのほうはあまりの心地よさにうとうとしてしまった。
けれどこの繊細な音に耳が慣れてくると聴こえ方が変わってくる。
きのこ採りのときに似ている。
枯葉のあいだから一本のきのこを見つけるときゅうに眼が見えてきて
今まで見えてなかったそのまわりのきのこが見えだす、みたいな感覚。
まとまったなめらかな流れだったもののなかのちいさな音を耳が拾いだすと
それに呼応したいろんな音がきゅうに聴こえだす。
大雑把にしか聴こえていなかった音たちが細かなレース編みのような緻密さでせまってくる。
そうなってくると眠気もなくなった。

休憩をはさんだ後半。
テーマは「官能」と「ユーモア」。
オッフェンバックの「カンカン」(わたしのなかでは運動会の曲)
もう音が聞こえ始めてたときだったので
もりあがるところでシンバルの連打がずれるのが気になってしょうがなかった。
そのあとのピアソラは本当にがっかりした。
今回テーマがこうだったから演奏したけど、
ふだんこういう曲はあまりやらないのかもしれない。
でもそのあとのワルツとか交響曲とかはすばらしかった。
楽しかった♪
もっといろんなものを聴きたいなぁ。
Mちゃんにジョンのチケットとってもらえばよかったかなぁ。
まだ飛んだり跳ねたりはできないんだけど。

ヨーロッパの方とおぼしき方々も聴きにきていて
女性はドレス、男性はジャケット、ときちんとした服装をしていた。
なんだかかっこよかった。
日本人は女性はきちんとした服装の方がほとんどだったけれど
男性はラフな服装の方が多かった。
ジーンズの人も見かけた。
文化のちがい…?
底が薄い靴やかかとの高い靴がまだはけないので
仕方なくスニーカーで行ってしまった私には何も言えないけれど…。

久々に行った渋谷は土曜だったせいもあるけど
人が多くて多くて
帰ってきてほっとした。