マイメリブルーの透明水彩でシュウメイギクを描く

マイメリブルーというイタリアのメーカーの透明水彩で描いてみます。 特徴はずばり「単一顔料」。発色が美しく、混色しても濁りにくい素晴らしい絵具です。世界堂さんで取り扱ってます。チューブが大きいのよね。 ほぼ5色だけでも混色でいけました。そこまで縛りを作らなくてもお持ちの絵具と一緒に使えばまた新たな表現につながるかもしれません。

マイメリブルーイントロセット(キナクリドンレーキ カドミウムイエローディープ ウルトラマリンディープ グリーンゴールド ペインズグレー )

【使用画材】上記のマイメリブルーイントロセット   ウォーターフォード水彩紙 F4    筆(不朽堂長穂彩色(小))

ほぼマイメリ5色で描いたシュウメイギク
マイメリとシュミンケでおとなしめに描いたシュウメイギク

カレンダー、まだまだ販売中~!

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絵具お試し動画

わたくしの水彩絵具遍歴はホルベインから始まり、W&N、シュミンケと絵具を乗り換えたり戻ったりしてきましたがまた新しい絵具と出会ってしまいました~。 ダニエルスミスとマイメリ、個人で絵具を作っていらっしゃるいつきさんの絵具のお試し動画です。 今使っている絵具でも十分満足なのですが、好奇心は抑えられないぜ!
新しい出会いで絵が変わることもあります。 使いこなすにはまだ試行錯誤が必要ですが、色や使い心地の参考になればと思います。 動画内でマルメリ、って言っちゃってましたが正しくはマイメリ! おばさんしょーがないわね・・・

動画内でも話してますが、絵具も買ったばかりだと使いこなせません。
ピアニストが鍵盤を見なくても弾けるように、パソコンを使いこなしている人がブラインドタッチ(今はタッチタイピングというようになったようですね)ができるように、パレットを見なくてもどこに何色があるかわかって、どの色とどの色を混ぜるとどんな色になるかわかってはじめてスケッチで役立つパレットになります。
なのでまだピカピカのこのパレットだとスピーディーに描けないでおります。
やっぱり使う色だけを集めた木下スペシャルパレットが一番いいんだよな~。
これもたまに選手交代したりします。
あと、スケッチで使う色と制作で使う色が違ったりもします。
そんなこんなで流動的なので、新しい絵具との出会いもまた大切♪



いつきさんのTwitter➝https://twitter.com/itk_watercolor

    
ここから買えます♪➝https://pista.booth.pm/

カレンダー、おかげさまで今までにない売れ行き(笑)
本当にありがとうございます!!!!

秋の教室スケッチ

最近教室で皆さんと一緒に描いたスケッチ。秋の花や実が美しく、描いても描いても追いつきませんね💦

秋海棠とホトトギス F4
シュウメイギクとアメジストセージ SM見開き
洋種ヤマゴボウ SM
洋種ヤマゴボウ SM見開き

ところで、もうすぐカレンダーが仕上がるはず。予定では10月23日にうちに届くことになっています。こちらは校正前のもの。表紙を変えたのでまた違ってくると思います。

カレンダー2023校正版

詳しくはこちらから!↓

どうぞよろしくお願いいたします!

山椒の実を描く動画

最近撮影をさぼってたお外スケッチ。やっていないわけではなかったのですが暑いし、描くので手一杯💦だったのですよ。
やっとスケッチによい気候となりましたね。
皆さんもぜひ楽しんでくださいね!

DSC_0566

遊歩道の脇に実った美しい山椒の実。つややかな種はまるで黒曜石のよう。今にも振り出しそうな湿気とこのつややかさの対比が魅力です。やっぱりお外で描くのは楽しいね!

【使用画材】 ウォーターフォード水彩紙 F6
透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)
筆(不朽堂長穂彩色(小))
水彩色鉛筆 カランダッシュスプラカラーソフトⅡSPRUCE GREEN239

秋いろ

きゅっと涼しくなりましたね。永遠に続くかと思った夏もやっと終わるかな。山はとっくに秋の雰囲気で、先日アップしたきのこの他にも秋らしいものが♪

てくてく山道を歩いているとご褒美のように艶々の栗が転がっています。ついつい拾わずにはいられないのですが、山栗は小さいので調子に乗って沢山拾いすぎるとあとが大変!剥くのも大変だけど、がんばって剥いてもなかなかたまらず、途中でいやになったりします。そんなこんな、栗を拾いつつ登っていった先にこの花の群生がありました。

トリカブトのスケッチ F6

誰もが知っている毒草、トリカブトです。この花の可憐さには驚きを禁じ得ません。小さな兜がズラリならんで風に揺られている様はまるで小人たちのダンス。なんでこんなかたちなのだろう。答えはしばらくスケッチしているとおぼろげにですが見えてきます。

軽快な羽音をたててふわふわのマルハナバチがやってきて花にもぐり込むのですが、下の2つにわれた花びらに両脚をかけて踏ん張るとそこが割れて兜に見える丸天井がぐっと下がり、蜂に花粉がつきます。蜜が取りやすくもなるのでしょう。しばらく奥に頭をつっこんで蜜を吸っていますが、やがて次の花に移ります。先っぽの花から順番に訪れ、次の枝に移動します。じっと見ているとマルハナバチに花粉をつけるのに絶妙なかたちであることがわかります。彼らはそんなに重くはないはずですが、蜂が訪れると軽くたわんでよく揺れます。それも花粉がつきやすくするための方法のようにもみえます。

さて、紫色のスケッチをもうひとつ。こちらは山ではなくて、うちの裏に生えてきたこの子。

ヨウシュヤマゴボウのスケッチ F10

いつの間に現れたのか、大きな株になってました。ブルーベリーのようで美味しそうに見える実は、毒!これも毒!

とはいえトリカブトの毒にくらべたらカワイイもので、食べたら死ぬ!みたいな猛毒ではないようです。正確にはこの果実の中の種に毒があるようですね。よくみたら軸が赤く、毒々しい色をしております。そこが可愛らしいのですが…。

ジョロウグモが何頭も巣をかけており、蚊もすごくてスケッチはなかなか大変ですが、蚊取り線香をもうもうと焚いてなんとかやり過ごします。

虫たちももうじきいなくなりますね。寂しいようなホッとするような。

暑さも彼岸まで…

台風が蒸し暑い空気を一気に持っていってくれたのか、涼しいですね。彼岸花もちゃんとお彼岸に咲きだしてくれました。

白が先に咲きます。

朝スケッチ 白花の彼岸花 F6

うちでは台風がすぎてから赤がきれいになってきましたが、こちらは早咲きのお宅から教室のためにいただいたもの。もちろん、一緒に描かせていただきました~♪

水彩スケッチ 紅白の彼岸花 SM見開き
朝スケッチ 彼岸花 F6

やはり、3枚目かいちばんよいわね。

だんだん慣れてくるものなのです。マジ、修行あるのみ!

あ、そうだ!

久しぶりにYouTubeアップしました。個展前だから、いただいてから随分たつのですが、最近水彩loverの中で話題のグラニュレーションをためしました。その他にシュミンケの限定色セット、ダニエルスミスも試してますので、違いを見てみてください!編集に時間がかかってさらにアップが遅れてしまいました。興味ある人はもうとっくに使い始めてるね。そして、ここにあげた感想はめっちゃ個人的な感想です。忖度もご褒美もなんにもない、素の感想ですので、各種関係者さまにはあらかじめお詫び申し上げておきます。

どーもすみません!

クサカベさんのハルモニアは取扱店なら1色から購入可能です。

こちらが私が持っているセット。
他にも種類があるのでもし手に入るようなら探してみてくださいね。

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ホラダム5mlチューブ5色(ツンドラ)セット 水彩絵具 シュミンケ
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1本のお値段がしっかりするのでドットカードでお試ししてから買うのがよいかも。

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ダニエルスミス 238色 ウォーターカラー ドットカード
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色によってお値段が違うので、目安としてこんな感じ・・・

毒をもつ

トリカブトって有名な毒草。
でもその花の美しさには目を見張る。

今年は夏が暑すぎたのか
かなり晩秋になって咲き始め、寒さに凍えた花びらがすぐにしおしおとなってしまった。

トリカブト 水彩スケッチF4 ウォーターフォード水彩紙

紫色の花は紫の絵具を使わないことが多い。
絵具の紫は暗く沈むことが多い。
なのでウルトラマリンなと、紫よりの青とオペラを混ぜて作る。
使う青はその花の色による。濁った感じの紫なのか目が覚めるような紫なのか。
どの青を使ったらどんな感じの紫になるのかいろいろ試してみる。
混ぜる赤のほうも、私はオペラが多いけれど、マゼンダのほうがしっくりくることもあるし、こっくりした臙脂みたいな色のほうがぴったりくることもある。
紫の絵具はどっちかというと混色に使うことが多い。
葉っぱの影色だったりピンクの花の影色だったり。
このトリカブトの青紫はウルトラマリンと少量のオペラを混色したものをベースに使っている。そのほかの青もちらほら。
あと、葉っぱの色も暗い青とトランスペアレントイエローを混ぜて作ったものがベース。
緑色はアクセントにちょこっと使う。

菊香る

菊もだいぶ終盤ですね。
若いころは何とも思わなかった・・・何で植えるんだろうぐらいに思ってましたが、年がいくにつれその魅力がわかってきたように思います。

可愛い( ^ω^)・・・

小菊のスケッチ B5

お庭の小菊ですが、今年は葉っぱの具合があんまりよくなくてチリチリ。
夏が暑すぎたんでしょうか・・・

小菊のスケッチ B5

いただきもののオリーブの葉とツタっぽい何かの葉っぱと組み合わせて。

シュウメイギクのスケッチ B5

こちらは菊、と付きますがキク科ではなくキンポウゲ科の秋明菊。

このスケッチで使っているB5って不思議なサイズのスケッチブックですよね。
山田雅夫さんの15分スケッチ、という本の企画でミューズさんから出たブックみたいなのですが、何年か前に見本でいただいたのが出てきて、使ってみたらなかなかよいんですよね♪
大きさも持ち運びにちょうど良いし、ブレダン紙なんですがしっかりしていて波打ちも少なく、発色もきれい。
残念ながら、もうこのサイズのブックは販売されていないようです。
ブレダン紙って版画用紙ってなってますが、水彩も十分いけますよね。
お値段もお手頃なので、さっとスケッチにはぴったりかも。

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ミューズニューブレダン紙スケッチブックF4
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ところで菊を教室に持っていくと、こういう細かいお花はどう描いたらよいのかと聞かれます。難しいですよね。この花びらを全部鉛筆で描くのはとっても大変。
でもある程度は描かないとこの感じは出ないし・・・
わたしは、というふうにしかお答えできないのですが、参考程度に読んで下さいね。
まず大体のお花の位置を決めてざっくり菊の色を置いちゃいます。
例えば淡いピンクとか、黄色とか、臙脂とか先に置いちゃうんですね。
淡い色は広めに大胆に、臙脂のように濃い色はお花の形になるように慎重に、というのがコツ。それが乾いてからこまこまと描きこみます。
真ん中の黄色いところとその周りの花びらの付け根は特に丁寧に。
淡い色の花は背景や葉っぱを描きながら浮きだたせるように。
いきなり色をのせるのに抵抗がある方は真ん中の丸いところと大体の外枠を軽くとってみてください。色を置いてから鉛筆や色鉛筆で描くのもアリです。

秋は短い!がんばりましょ!

彼岸花を描く

今年もこの季節がやってきましたね。
昨年はたしか随分と遅れて、お彼岸がとっくに過ぎた9月下旬に咲いたと記憶してますが、今年はちゃんとお彼岸に。
突然現れる火のように紅い花にはいつもハッとさせられます。
火事が出るという俗説も薄れ、お庭に植えている方も増えましたね。
うちも3色植えてますが、やっぱり赤が印象的。
台風が来る前に、と描いたスケッチ。
ビデオの電池が切れていたのでスマホのタイムラプスで撮りましたが、悪くないかも。
これでよければお山でのスケッチもこれで撮影できますね。
途中、雨っぽかったのであっさり30分で切り上げました。

DSC_9472

ところで、今日はMOA美術館柏児童作品展のなんと審査にいってまいりました。
審査なんて初めて。
しかも将来ある子供さんの審査なんて責任重大!
と朝からソワソワ、胃腸の調子も悪いわぁ・・・ってかんじだったのですが
いざ行ってみると楽しかった!
子供の絵って本当にすごい。
今回はコロナのせいもあってか応募総数がとっても少なかったのでひとつひとつゆっくり見られたのですが、それぞれに世界があってこだわりが垣間見えました。


展示は10月24日~11月3日 柏市教育福祉会館「ラコルタ柏」2階にて。
その後、11/6から2週間 柏市立柏病院(特別賞の展示)柏市介護老人保健施設はみんぐ(それ以外の作品の展示)→11/21から2週間 社会福祉法人豊珠会 八幡苑(すべての作品)となります。(コロナの状況により中止の可能性もあります)

最後の紅葉スケッチ

クリスマスも終わり、あっという間に年末となりましたね。
大変な1年でしたが、なんだかまだまだ不穏なかんじ・・・

今日は先日の紅葉スケッチの続きというか、教室のない日に通って描いたものをアップします。
花でも紅葉でも同じなのですが、タイミングって本当に大切で
1日違うだけで全く魅力度が変わってしまいます。
現場スケッチとなるとお天気も重要。
雨が降ったり風が強すぎたりしてダメ。
花によっては曇っていると開かなかったりします。
仕事がある日は描きに行けないしね。
これを描いた日はまさに最高の紅葉スケッチ日和でした!

時折キラキラと冬の傾き加減の日差しが差し込み
赤く染まった葉が輝きます。
さらさらと心地よい音でそよぐ枝。
はらはらと舞う紅葉。
この時間を閉じ込めたい。
この時に間に合って本当によかった、と神様に感謝。

こちらはその数日後。
教室が立て続けにあったので
なかなかスケッチに行けませんでした。
先日にスケッチした楓はすっかりチリチリになってしまってましたので
別の木です。

紅葉のスケッチF6透明水彩

この日は朝はよく晴れていたのですが、私が出かけた午後になって急に曇ってきました。
この頃、ほんと朝起きられないんですよね・・・
10時間くらい寝ちゃうんです。
まだ本調子じゃないのかもしれません。
言い訳しててもしょうがない、急げ~!と描き始めてしばらくすると

さわさわさわさわ・・・・・

向こうのほうから木の葉に雨粒が当たる音が近づいてきました。


これはヤバい!

急いで片付けているうちにパラパラ落ちてきました。
でもスケッチブックは無事♪
車についてから本格的に降ってきました。
ぎりぎりセーフ!

しかし、この数日後に行ったら紅葉はすっかりチリチリに。
空気が乾燥してますもんね。
残念ですが、また来年。

カレンダー、まだ紹介しきれてなかった!

8月
蓮の花を描きに行った朝、どれを描こうかうろうろしていたら
バサッと音がしました。
あの大きな花が一気に散ったのでした。
なんて儚いんだろう。
そしてなんて美しいんだろう。
そこから目が離せませんでした。
それから日が昇って暑くて耐えられなくなるまで
その散った花びらを描きとめてました。


9月
今年はちょっと遅かった彼岸花。
例年だとお彼岸にかならず咲くのに。
相棒の黒猫、あんみつさんが亡くなったのは9月。
悲しい気持ちでスケッチしてたら真っ黒な揚羽が蜜を吸いに来ました。
ちがうってわかっててもあんみつさんに見えてしまいました。
毎年描くたびに揚羽はやってきます。
揚羽は赤い花が好きなのです。
わかってます。
でも私にとってはあんみつさん。
きっと見る人によって別の魂が訪れているように見えるでしょう。
彼岸花ってそういう魔力があるような気がするのです。

カレンダー、まだまだ販売中♪

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さて、今年の教室はすべて終わりました。
コロナで教室運営の方々も生徒さんもみんな大変でしたね。
私も仕事が一気になくなるし個展はなくなるし
年末は生まれて初めての大きな手術をしたし
まあいろいろありました。
来年はきっと良い年に!と願いますが、コロナはまだ猛威を振るってますね。
ワクチンができているのが救いです。
きっともうしばらくの辛抱です。
どうぞ気を付けてお過ごしくださいね。