20分で仕上げたいと思ってはいるんですよ。
でもそこに葉っぱがあったら描きたいじゃないですか。
細かいと燃えるじゃないですか。
楽しくなっちゃうじゃないですか。
もう止まりませんよね。
…次はがんばります。
使用画材:バルビゾン水彩紙195×270㎜
透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)
筆(不朽堂 長穂彩色(小))
絵描き、木下美香の日々のスケッチ
20分で仕上げたいと思ってはいるんですよ。
でもそこに葉っぱがあったら描きたいじゃないですか。
細かいと燃えるじゃないですか。
楽しくなっちゃうじゃないですか。
もう止まりませんよね。
…次はがんばります。
使用画材:バルビゾン水彩紙195×270㎜
透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)
筆(不朽堂 長穂彩色(小))
急に涼しくなって夏が終わった感が漂いますが、皆様お元気でしょうか。
くれぐれも油断召されるな、まだ夏はその辺に潜んでいそうです。
あの地獄のように暑かった土曜日、私は尾瀬に向かいました。
湿原の花々を描きに。
でもね、意外と終わりに近かったんです。
なんとなく秋の気配さえただよってました。
日差しは刺すような強さがあって気温もそこそこ高かったのですが・・・
ビジターセンターで展示されていた尾瀬の花マップを見たところ
・・・これだ。
と、ピンときた写真がありました。
これが見たい!描きたい!
ヒツジグサ!
野生の睡蓮なんですが、なんとも可憐。
そこにいらした職員の方に詳しい場所を伺って探しに行きました。
そしてあったよ~!
着いたのは10時くらいだったんだけれど、しっかりつぼんでました。
早朝に咲いちゃったのかと不安になりましたがきれいに紅葉した葉っぱを描いているうちに開き始めました。
ヒツジグサの羊は時刻の羊の刻のことで午後2時くらい。
その頃に開くか閉じるかなのでヒツジグサの名がついたという説明がありました。
開き始めたのは11時くらいだったので、閉じるのが2時なのでしょう。
意外とお寝坊さんです。
オニヤンマやイトトンボが卵を産みに来ます。
サンショウウオでしょうか、かわいい爬虫類が水面に上がってきて呼吸をしてまた沈んでゆきました。下のほうにいます。
なかなか良き所で開いてくれないヒツジグサ。
花はちょっと遠いけど、紅葉した葉っぱが美しい。
さて、これをどう絵にしようか。
しばしお待ちくださいね。
ヒツジグサ(未草、学名: Nymphaea tetragona)
スイレン科スイレン属
北米北西部、ヨーロッパ東北部、シベリア、東アジア、インド北部にかけて分布し、海抜 0 m の地域から標高 4,000 m の高地まで報告されている。
日本では北海道から九州にかけて生育している。
多年生の水草の1種で水底に根を張った地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に円形の葉を浮かべる。
花期は6月から9月、長い花柄の先についた1個の花が水面上で咲く。
花の大きさは直径 3–7 cm、萼片が4枚、多数の白い花弁と黄色い雄蕊がらせん状についている。
ヒツジグサの名の由来は、未の刻 (午後2時) 頃に花を咲かせるためとされることが多いが、この頃に花が閉じ始めるためともされる。
花言葉は「清純な心、純潔、信頼」
過去の私が大変真面目にスケッチを続けていてスキルアップしたのに対し、なんだかこの頃自分のスケッチがあまりよくないような気がして、ちっちゃいものでも何でもいいから毎日1枚描こうかなと思った。
安売りのときに買いだめしたスケッチブックも出てきたので♪
これにあまり時間を取られては作品にかける時間に支障があるので20分ほどでささっと。
これは筋トレのようなもので取材に行ったときや何か素敵なものに出会ったときにささっとかける技術をキープしておくのが目的。
例えばこちら。
また幼虫を捕獲して蛹になり、羽化するのを眺めていましたが、一応目的はスケッチなので・・・
この子は前回と違ってオスでした。
羽が美しいのはよいのですがちっともじっとしていてくれない。
メスのほうがおとなしいですね。
お庭に来るのを見ていても、派手に飛び回って追いかけっこしてるのは大概オスでメスはひっそりと蜜を吸っています。
雨が降っているのにしきりに出たがるので放してしまいました。
元気でね!
その翌日も雨できれいなお花もなかったのでこれにしました。
きれいな貝殻、けっこう持ってるんだ♪
ネタには困らない。
こんなかんじで身近なものをちょこちょこ描いていこうかと思っております。
いつまで続くかな・・・
ここのところコロナで遠出もできず、暑すぎてスケッチにも行っていないので家で仕事をしていることが多い。
教室のある日以外はほとんど出かけない。
そこで居心地の良いアトリエを目指すべく、1日一か所1時間だけ片づけることにした。
昨日は気が重かったクローゼット。ここを超えたら後が楽になりそうなカオス。
洋服も少しは入っているのだけれど、本棚と使用頻度が低い画材、山登りグッズ、プールの用意一式、などなどいろいろ入っている。服は季節の入れ替えでそこそこ片付いているので本棚に手を出した。
とりあえず全部出す。
最近は新しく本を買っても読んだらすぐメルカリに出しちゃうし、電子書籍が便利すぎてそちらの割合も高いので新しい本は画集とお仕事で関わった本、友達や知り合いの関わった本や図鑑や雑誌や画集や写真集など。
ついでだから模様替え。
着物の入った小さなタンスを中に入れ、ふたつの本棚のうちの一つをクローゼットの外に出して厳選した好きな本をすぐ手に取れるようにしよう。
…てそんなこと始めたら大ごとになっちゃった。
そしてそれで押し出された使用頻度の低い画材もカオス・・・
昔、スケッチを水彩ではなくパステルでやってたこともあるのよね。
でもパステルは手が汚れすぎて、簡単に手が洗えない屋外ではなかなか不便で水彩に戻ったんだった。作品の保管も大変だしね。
私はファーバーカステルのセミハードが気に入っていてほぼそれしか使わなかったけれど柔らかいパステルに憧れがあってちょこちょこ買ってあまり使ってないのに汚れてたりする。www
比較的きれいなセットはパステル画をやりたいと言った生徒さんに差し上げたんだった。
今は亡きその方の柔らかな絵を思い出す。
あとアクリル絵の具ね。
予備校に通ってた頃、よくわからないまま買ってそこから画材屋さんに勤めながら興味惹かれるままに買い足しして結構な数になってる。
なんにでも描けるのでごくたま~に使うことあるけど、これは処分しようかな。
あと、かな書道を2年ほど習ったことがあって、その時そろえた料紙がでてきた!
できればもっと勉強したい。とても良い先生だったし、書いていて楽しかった。
いにしえの人々の使った文字からここまでの変化みたいなものも面白かったし
身につくと美術館で見る古文書もある程度読めるようになる。
でもね、あと何年生きる?
30年としてもその間にこれをしっかりやる時間って持てるかな?
というわけでパステル画とアクリル画、書道はあきらめることにした。
今のメインは水彩画、日本画。
木版画はまだやりたい気持ちがある。
でも崖っぷちかな(笑)2年後くらいにもう一度見直そう。
そして本なんだけど、一番古いのは高校生の時の修学旅行で買った北原白秋の復刻版の詩集。
わたしの高校では定期的に洋書の販売をしていて、そのとき絵本作家になりたかった私は美しい絵本を何冊か買っていて、それもまだ持っていた。
そして大学で学んだ美術解剖学の本、日本画画材についての本もあった。
仕事で関わったのは図鑑が多い。お花でお菓子を作ったり、3Dプリンターで出力した地衣類に着色したり(あれ?アクリル絵の具、役に立ってる!)顕微鏡で見た藻の絵を描いたり、お花の図鑑の挿絵でボタニカルアートしたり、きのこのシールのボタニカルっぽい絵も描いた。
最近だと、雑草図鑑のペン画。
あら~いろいろやってるわ~とすっかり忘れている自分に驚く。
小説で唯一残ってたのが北方健三さんの三国志と水滸伝!
吉川英治さんの三国志も面白かったんだけど、北方健三さんのはもっと生き生きとしていて、一般的に悪者扱いの呂布がとても魅力的だったりして、文庫本13巻+外伝まで何回も読んだんだった。もう15年以上前の話かな・・・。
最近読んだ小説なんて、手元にないから片っ端から忘れていく。
村上春樹さんの以外は。
読書ノートを作るべきかもしれない。
あと、ギターのコードブックが2冊ほど。
一時練習してたんだけど、きっともうやらないだろう。
そして過去のスケッチブックが山ほど。
毎日熱心にスケッチしていたころ(ブログももっとまめに更新してた!)のスケッチは自分で言うのもなんだけどよいね。
スポーツと一緒で毎日やるとそれだけ筋肉がつく。
今は毎日はやっていない。
だんだん何をやるにも時間がかかるようになってきて、スケッチよりも制作に時間をかけたくなってきている。
でもなんだか反省した。
片付けは結局1時間どころか1日かかってしまった。
これまでの人生を振り返ってもうできないことを切り捨ててなんだか疲れたけれど、残りの人生に向けてきりりと気持ちを引き締められた気がする。
今日の絵は20分スケッチの露草。
生徒さんからいただいた園芸種かな、花が大きい。
セールで買った使っていないスケッチブックも結構出てきたので、作品としてではなく訓練としてのスケッチ、毎日ちょっとでもやっていこうと思います。
↑
言ったわね?
たんぽぽってかわいいですよね。
名前の響きもかわいいし、ほんわり開いている姿にいつも元気をもらいます。
皆さんもそれぞれに思い出があることでしょう。
花冠は王道ですよね。あと茎で水車とか作りませんでした?
おままごとにも活躍しました。
苦い味もなぜか知ってるし。(食べた⁈)
そんな思い出も思い入れも愛着もある
そしてどこにでもある庶民的アイドル、たんぽぽですが
意外と描くのは大変です。
まず開花時間が意外と短い。
だいたい9時すぎくらいから開き、3時くらいには閉じてしまいます。
そして摘んでお部屋で描こうと思っても暗い部屋ではすぐにしぼみます。
かんかんに日の当たる場所で短時間だけ咲く花、それがたんぽぽ。
日向で見るあの黄色は通りがかりならよいけれど
じっと見るにはまぶしすぎるぅぅ~
おまけにスケッチブックの白さも春の日向では結構きついです。
開花時間の短さ、こちらでお見せしましょう!
これね、スケッチしている間にカメラを60秒に一回シャッターが切れるようにセットして大体9時くらいから2時くらいまでとったもの。
スケッチが終わってからゆっくりご飯食べたあとに回収!ってかんじです。
けっこう動くよね~。
こちらのスケッチも描いている間にすっかり閉じてしまいました。
お外でたんぽぽを描くにはサングラスが必需品。
お年頃なので眼をいたわらないと。
おととしの秋にわたしの敬愛するアルバロ・カスタネットさんの講習会に行ったのですが
彼は室内にもかかわらずずっとサングラスをかけてました。
質問コーナーで「サングラスをかけて描いてますが、色は変わりませんか?」聞かれてカスタネットさんの通訳の方が本人に訳しもせずに「偏光レンズだから大丈夫なんですっ!!!」ってちょっとキレ気味に答えてたのが印象的でした。
きっと何万回も聞かれるんでしょうね。
日差しの強い屋外でのスケッチがほとんどのカスタネットさんの眼を守る偏光レンズのサングラス!
早速買いましたよ、格安眼鏡ショップJINSで。
あ、あれ?
普通に色変わりますね。
しかもスマホとかカメラの液晶画面とかが変な風に見える・・ていうか見づらい。
写真も撮るなら普通のサングラスのほうがいいんじゃないかい?
絵に関しては、まあ色多少は変わって見えるんだけれど、絵具の色も同じように変わるんだし
結果スケッチに影響はないようです。
眼はずいぶん楽♪
でもね、いしど画材の加藤さんに聞いたらスケッチ用の偏光レンズのサングラスってのがあるらしいのね。
|
これか~!
オーバーグラスとかクリップタイプもあるから、自前の眼鏡に着けられるってことね。
|
あ~あ、これだったか。
夏までには買おう!
JINSのは車の運転とかの日常用ということで・・・
安いんだけどかけ心地がよくて軽いんだよね♪
さて、スケッチ動画です。
描いている間にちょうちょが来たりして急に絵の中に現れます。
ホーホケキョ!がいいでしょ?
ここはいろんな鳥がいて、楽しいのよね。
ところでBASEにて、たんぽぽのちいさな卓上水彩画販売中です♪
よかったら見てみてくださいね。
これから薔薇が登場する予定。額装が済んだらアップします。
千葉の海は意外と貝殻が多い。
伊豆のほうが暖かいしお風呂もよいのだけれど
貝殻拾いの楽しみは断然千葉。
なんて美しいのだろうと見入ってしまう。
スケッチのほうは・・・
やっぱり灯台は絵になるよねえ・・・
朝早かったけれどどんどん日差しが強くなるので
また怪しい姿でスケッチ。(笑)
せっかくだから船も描きたいよね。
テトラボットとかがある桟橋?ていうのかな?
そちらのほうに歩いて行って海側から描いたのだけれど
観光地ではないからほとんど人は来ない。
唯一家族連れが一組だけこっちにこないでという祈りもむなしく
わいわいとやってきた。
かわいい女の子が私の絵をみてなにやら外国語で言っている。
中国語に似ているけどちょっとちがうような。
ベトナム語??
振り向いてにっこりほほえんだつもりが
女の子の顔がこわばる。
そうだ、サングラスにマスクに怪しい帽子をかぶっているんだった。
怖いよね~~~。ごめんごめん・・・
さて、夕焼けも描きますよ~~。
漁港の反対側の岸に回り込み
夕日の落ちる場所を探す。
日差しの色が赤みをおび
海がキラキラ輝き始める。
今日は下のほうに雲が多い。
前日のような沈んだ後のマジックアワーは来ないかもしれない。
というわけで結局前日と同じくらいの太陽の位置。
でも推測は当たって、この日はこのくらいが一番きれいだった。
日が沈むとあっさりと暗闇が訪れた。
この絵の奥に釣り人がいるのだけれど
この人も描き終わるころには岸に戻ってきた。
なんと松戸の人だって。
意外とご近所だった。
さて、スケッチの旅はおしまい。
これからはお花を求めてあちこち行きます。
あちこち、って言ってもまずは近所で。
うちの庭とかベランダとか(近すぎ!)
公園、森にもそろそろ。