1日1枚スケッチ

過去の私が大変真面目にスケッチを続けていてスキルアップしたのに対し、なんだかこの頃自分のスケッチがあまりよくないような気がして、ちっちゃいものでも何でもいいから毎日1枚描こうかなと思った。
安売りのときに買いだめしたスケッチブックも出てきたので♪
これにあまり時間を取られては作品にかける時間に支障があるので20分ほどでささっと。
これは筋トレのようなもので取材に行ったときや何か素敵なものに出会ったときにささっとかける技術をキープしておくのが目的。
例えばこちら。

ツマグロヒョウモン羽化

また幼虫を捕獲して蛹になり、羽化するのを眺めていましたが、一応目的はスケッチなので・・・

この子は前回と違ってオスでした。
羽が美しいのはよいのですがちっともじっとしていてくれない。
メスのほうがおとなしいですね。
お庭に来るのを見ていても、派手に飛び回って追いかけっこしてるのは大概オスでメスはひっそりと蜜を吸っています。
雨が降っているのにしきりに出たがるので放してしまいました。
元気でね!

その翌日も雨できれいなお花もなかったのでこれにしました。

貝殻

きれいな貝殻、けっこう持ってるんだ♪
ネタには困らない。

こんなかんじで身近なものをちょこちょこ描いていこうかと思っております。

いつまで続くかな・・・

オジーとジギー

NHK教育テレビで不定期に放送されている「植物に学ぶ生存戦略」という番組をご存じ?
知る人ぞ知るめちゃくちゃヘンテコな番組で、プール仲間が植物の写真や動画を撮影してるので見たんだけれどもすっかりハマってしまった。
司会役が山田孝之さんとNHKアナウンサーの林田さんでやり取りも構成もおかしすぎるwww

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?

これでは面白さがいまいち伝わらないなぁ・・・

毎回楽しみにしているのだけれど、次は何の植物?ってそのカメラマンに聞いたら
いつも3つ扱ううちのひとつが「オジギソウ」だった。
それを聞いたばかりのころ、立ち寄ったホームセンターでたまたまオジギソウの苗が90円で売られていたので撮影に使うか聞いたら使うというので2つ購入。
オジーとジギーという名前をつけて育て始めた。
オジギソウにはトラウマがある。
北海道に住んでいたころだから、まだ小学校低学年だったと思う。その頃の憧れの植物がオジギソウだった。動く植物なんて見たことないじゃない?
お花をスケッチしているとどんどん動くので困ったりもするけれど、触ってすぐ動く動物めいた植物なんて他にないよねえ。
母に頼みこんで種を買ってもらい、庭に植えた。
やがて芽が出て成長し、櫛の歯のような行儀よく並んだ葉っぱがでてきた。
出たてのちびっこい葉っぱなのに触るとちゃんとお辞儀する。
嬉しくなって毎日毎日見るたびに触れてお辞儀させてたらとうとう枯れてしまった。
それ以来、オジギソウを植えたことなはい。
オジーとジギーは苗だったのでそんなに簡単に枯れることはないとは思ったのだけれどちょっとドキドキする。水をやるたびにパタパタと丁寧に1枚ずつ葉っぱを閉じてゆき、枯れ枝のようになるし、通りかかってうっかり触れてしまってもひゃ~~~っとばかりに閉じてしまう。
そして夕方、まだ日も暮れていないのに枯れ枝のようになっててびっくりする。
あの子たちは早寝で、夕方になるとさっさと葉っぱを閉じて眠ってしまうのだ。
ドキドキさせられながらも無事どんどん育ち、やがてチアガールが持っているポンポンのようなピンクの可愛らしいお花をつけた。
オジーのほうはモデルとしてカメラマンに引き渡し、うちにいるのはジギー。

オジギソウ 水彩スケッチ195×270㎜ バルビゾン水彩紙


たくさん蕾はついているのだけど、あまりいっぺんには咲かない。
丸っこい雪だるまのような種が付き始めていてかわいい。
この葉っぱが青みを帯びて内側から発光するような不思議な色なんだよね・・・
たまにつん、と触れる。
端っこからひたひたと丁寧に葉っぱを閉じていく様子はやっぱり心ときめく。

オジーは元気かな。

次の放送がいつなのかはわからないけれど、もし「植物に学ぶ生存戦略」でオジギソウが出てきたら、それは多分オジー。
応援してやって下さいwww

オジギソウ(お辞儀草、含羞草、学名Mimosa pudica
属名:マメ科ネムノキ亜科
別名:ネムリグサ(眠り草)、ミモザ
原産地:南アメリカ

日本では沖縄で帰化植物として野外で繁殖しており、江戸時代後期にオランダ船によって日本へ持ち込まれたといわれている。
本来は多年草であるが、耐寒性が低いため日本の園芸では一年草扱いにすることが多い。
葉は偶数羽状複葉で、接触、熱、風、振動といった刺激によって小葉が先端から1対ずつ順番に閉じ、最後に葉全体がやや下向きに垂れ下がる。この一連の運動は、見る見るうちに数秒で行なわれる。この運動は、特定の部位の細胞が膨圧(細胞の液胞中の水やその他の含有物によって細胞壁にかかる力)を失うことによって起こる。オジギソウが刺激されると茎の特定部位が刺激され、カリウムイオンを含む化学物質が放出される。カリウムイオンは液胞から水を排出させ、水は細胞外に拡散する。これによって細胞の圧が失われて収縮し、この異なる部位間での膨圧の差によって葉が閉じ、葉柄が収縮する。このような特徴は、マメ科ネムノキ亜科内で極めて一般的である。刺激は近くの葉にも伝達される。
他のネムノキ類同様に、葉は夜間になると葉を閉じて垂れ下がる。

細胞の中の水分を細胞外に出すことで収縮、つまりそこだけ縮むので葉っぱが閉じるのか。
山田くんが番組で詳しく教えてくれるかもしれないね。

花言葉:『感じやすい心』『感受性』『デリケートな感性』『敏感』『謙虚』『失望』

本の整理は人生の振り返り?

ここのところコロナで遠出もできず、暑すぎてスケッチにも行っていないので家で仕事をしていることが多い。
教室のある日以外はほとんど出かけない。
そこで居心地の良いアトリエを目指すべく、1日一か所1時間だけ片づけることにした。
昨日は気が重かったクローゼット。ここを超えたら後が楽になりそうなカオス。
洋服も少しは入っているのだけれど、本棚と使用頻度が低い画材、山登りグッズ、プールの用意一式、などなどいろいろ入っている。服は季節の入れ替えでそこそこ片付いているので本棚に手を出した。
とりあえず全部出す。
最近は新しく本を買っても読んだらすぐメルカリに出しちゃうし、電子書籍が便利すぎてそちらの割合も高いので新しい本は画集とお仕事で関わった本、友達や知り合いの関わった本や図鑑や雑誌や画集や写真集など。
ついでだから模様替え。
着物の入った小さなタンスを中に入れ、ふたつの本棚のうちの一つをクローゼットの外に出して厳選した好きな本をすぐ手に取れるようにしよう。
…てそんなこと始めたら大ごとになっちゃった。
そしてそれで押し出された使用頻度の低い画材もカオス・・・
昔、スケッチを水彩ではなくパステルでやってたこともあるのよね。
でもパステルは手が汚れすぎて、簡単に手が洗えない屋外ではなかなか不便で水彩に戻ったんだった。作品の保管も大変だしね。
私はファーバーカステルのセミハードが気に入っていてほぼそれしか使わなかったけれど柔らかいパステルに憧れがあってちょこちょこ買ってあまり使ってないのに汚れてたりする。www
比較的きれいなセットはパステル画をやりたいと言った生徒さんに差し上げたんだった。
今は亡きその方の柔らかな絵を思い出す。
あとアクリル絵の具ね。
予備校に通ってた頃、よくわからないまま買ってそこから画材屋さんに勤めながら興味惹かれるままに買い足しして結構な数になってる。
なんにでも描けるのでごくたま~に使うことあるけど、これは処分しようかな。
あと、かな書道を2年ほど習ったことがあって、その時そろえた料紙がでてきた!
できればもっと勉強したい。とても良い先生だったし、書いていて楽しかった。
いにしえの人々の使った文字からここまでの変化みたいなものも面白かったし
身につくと美術館で見る古文書もある程度読めるようになる。
でもね、あと何年生きる?
30年としてもその間にこれをしっかりやる時間って持てるかな?

というわけでパステル画とアクリル画、書道はあきらめることにした。

今のメインは水彩画、日本画。
木版画はまだやりたい気持ちがある。
でも崖っぷちかな(笑)2年後くらいにもう一度見直そう。

そして本なんだけど、一番古いのは高校生の時の修学旅行で買った北原白秋の復刻版の詩集。
わたしの高校では定期的に洋書の販売をしていて、そのとき絵本作家になりたかった私は美しい絵本を何冊か買っていて、それもまだ持っていた。
そして大学で学んだ美術解剖学の本、日本画画材についての本もあった。
仕事で関わったのは図鑑が多い。お花でお菓子を作ったり、3Dプリンターで出力した地衣類に着色したり(あれ?アクリル絵の具、役に立ってる!)顕微鏡で見た藻の絵を描いたり、お花の図鑑の挿絵でボタニカルアートしたり、きのこのシールのボタニカルっぽい絵も描いた。
最近だと、雑草図鑑のペン画。
あら~いろいろやってるわ~とすっかり忘れている自分に驚く。
小説で唯一残ってたのが北方健三さんの三国志と水滸伝!
吉川英治さんの三国志も面白かったんだけど、北方健三さんのはもっと生き生きとしていて、一般的に悪者扱いの呂布がとても魅力的だったりして、文庫本13巻+外伝まで何回も読んだんだった。もう15年以上前の話かな・・・。
最近読んだ小説なんて、手元にないから片っ端から忘れていく。
村上春樹さんの以外は。
読書ノートを作るべきかもしれない。
あと、ギターのコードブックが2冊ほど。
一時練習してたんだけど、きっともうやらないだろう。

そして過去のスケッチブックが山ほど。
毎日熱心にスケッチしていたころ(ブログももっとまめに更新してた!)のスケッチは自分で言うのもなんだけどよいね。
スポーツと一緒で毎日やるとそれだけ筋肉がつく。
今は毎日はやっていない。
だんだん何をやるにも時間がかかるようになってきて、スケッチよりも制作に時間をかけたくなってきている。
でもなんだか反省した。

片付けは結局1時間どころか1日かかってしまった。
これまでの人生を振り返ってもうできないことを切り捨ててなんだか疲れたけれど、残りの人生に向けてきりりと気持ちを引き締められた気がする。

今日の絵は20分スケッチの露草。
生徒さんからいただいた園芸種かな、花が大きい。

露草 水彩スケッチSM

セールで買った使っていないスケッチブックも結構出てきたので、作品としてではなく訓練としてのスケッチ、毎日ちょっとでもやっていこうと思います。

言ったわね?

ダリアの二番花と蝶

台風の影響で今日は風が吹き荒れ、強烈な日差しと大粒の雨とが代わる代わる来るような非常に不安定なお天気でした。
皆様のところは大丈夫でしたか?
うちはベランダの物干し竿が1本吹っ飛びましたので、慌てて他のを下ろしました。
洗濯物はかかっていなくて、落ちたのも誰もいない庭でしたので幸い何も被害ありませんでした。
ベランダでこの風の影響が大きいのは背高のっぽのダリアのヘラクレス様とふわふわと頼りなげなレンゲショウマちゃん。
この子達はさっさと室内にしまいました。

今日アップするのはこのヘラクレスの2番花です。

ヘラクレスと胡蝶 26×36cm 水彩画

1番花と比べて一回りほど小さいのですが、双子ちゃんでした。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、金色の絵具を使ってるのできらきらします。
実際のこの花も光の具合で金色にも見える花びらをもちます。
そして、なぜここにツマグロヒョウモンがいるかというと、この日ちょうど羽化したんですよね~。

この蝶、関東の皆様も最近よく見かけると思うのですが、南のほうからどんどん勢力を伸ばしている外来種で、食草がスミレなのですが、パンジーやビオラの流通で全国に広がっているという説があります。黒と赤のツートンカラー、イガイガとしたなかなか毒々しい雰囲気の芋虫ですが毒はなくて手でつかんでも大丈夫。
そしてうちのベランダのスミレの葉っぱを旺盛な食欲で棒っきれにしちゃってますが、この美しい蝶々になるのがわかっているので、放っておいてます。
ある日、結構大きめのこの子がスミレから離れてうろうろしていたので捕まえて飼育ケースで蛹にし、羽化を待っていたのですが、ちょうどこの絵を描いていた時に美しい蝶となりました。
毎回なんだか感動します。
あの黒くてもっさりとした芋虫がこんなに軽やかな姿になり、飛び回るなんて。
蛹の中では何がおこっているのでしょう?
開けてみるわけにもいかないし・・・
蛹になる過程もなかなかすごいですよね。
初めて見たときは本当にびっくりしたのですが、いい感じにスタンバイして水分をピュッと出して、しばらくしたら芋虫の皮をプイって脱ぎ捨てるんですよ!

羽化の瞬間、タイムラプスで撮れたのでお見せしますね。
苦手な方はここまでで閉じちゃってね。

ツマグロヒョウモン羽化

出てきたら下にぶら下がると思って画角を取っていたら、上に行っちゃいましたねwww
あと、もう少し秒数を細かく設定すればよかった。
本当に一瞬なんですよね。
今、蛹が一つあるのでもう一度トライします。

こうするとね、まったく傷のない蝶々がゆっくり描けるんですよね。
羽が乾くまではじっとしていてくれますので。
まあ、それだけじゃなくて見てるのが好きなんですけどね。

赤い薔薇を描く

普段好き勝手に水彩画を描いておりますが、やっぱり注文をいただくってありがたいことです。コロナで教室も人数制限がかかってますし、それどころか一番ひどいときは教室自体まったくなくなったこともありましたし、昨年6月に予定していた個展も飛びました。
こんな時にいただいたご注文、張り切らずにいられましょうか。
まずLINEで入念にやりとりしました。どんなお部屋にどういう風に飾って楽しむのか、その方の好みもいろいろおききしました。ワクワクする作業ですよね。毎日を過ごすリビングでその絵を見てどんな気持ちになってほしいのか、いろいろ考えました。そうしてイメージが固まってきたところで満を持してうちのかわいい薔薇ちゃんが咲いてくれました。
赤い薔薇、というご指定でしたがこれがなかなか難しい。
この美しい赤はきっとどんな顔料をもってしても創れないのでしょう。
私は赤い薔薇の時はできるだけ絵具を混ぜないようにしています。
生の絵具の色で一番近いものを選んで思い切りよくのせ、それが乾かないうちに影色をのせて紙の上で混ざるようにします。

1枚描き終わってから,もう1枚描き直したくなって翌日にもう一枚、アプローチを変えて描きました。気に入らなかった、というよりは違う方法で描きたくなっちゃったんです。
二日目はちょっと開きましたね。

1日目
2日目

選ばれたのは1日目に描いたこちらの絵。
額装するとまた印象が違いますね。
いつものいしど画材さんでお願いしました♪

1日目、額装したもの

サムホールという大きさで中の絵のサイズが227㎜×158㎜、額に入ると大きくなりますね。
このサイズで額付き55,000円(税込)

10月に個展を予定しているのでそれが終わるまではお受けできませんが、誕生花や思い出の花、大好きなお花、わんちゃんねこちゃんなどオーダー承れたら嬉しいです。

うふふ~たまには宣伝などしちゃったりして。
お教室の皆さんは、自分で描くのよ~!
暑いけど、がんばろ~!

初夏の花々を描く

パソコン、ついに買いました!
またとっても大変なんじゃないかと思って腰が重かったのですが
使ってたパソコンが壊れちゃっての買い替えとは全く違いますね♪
前ので懲りてたのでバックアップは完ぺきにとってあったし、万が一見逃しててもまだちゃんと前のパソコンもあるしね。
そしてそれなりにちゃんとしたのを買ったので動きがめっちゃ速いです。
動画の編集、確認、アウトプットの速さに感動すら覚えますね~。

というわけで、結構前の動画です。

初夏の花々を描く

初夏ですよ!www
オダマキが咲いたのって結構前だけど・・・まあいっか。
オダマキってちょっと変わったお花のつくりですよね。
この繊細な感じを表現するために今回は色鉛筆を使用してます。
水彩色鉛筆は乾いたところでは淡い色鉛筆発色なのですが、湿ったところで使うときりりと強い線が出ます。
私はこの線が好きなので、ある程度絵の具の湿り気が残っているうちにキュッと尖らせた色鉛筆で引き締めます。このある程度っていうのが大事で、うんと濡れた状態だとかなり強く太く線が出ます。芯を尖らせても滲んでしまうのです。かといって乾きすぎちゃうと淡い色しか出ません。いい感じに湿った状態、ということなのですが、これは試してみて経験でつかんでくださいね。使っている紙、絵具の塗り方、当日の湿度などなど条件が違えば待つ時間も変わってきます。
あと、鉛筆代わりに乾いた画面で下描きをすると絵具を塗ったときにほぼ線が消えるので、さっきとは逆に線を残したくないときにも使えます。この場合は後で塗る絵具に近い色を使うと目立ちません。お試しあれ♪

使用画材 アルシュ水彩紙26cm ×36cm
     透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)
     筆(不朽堂長穂彩色(小)アルテージュアクアリスト990♯ 
        名村大成堂ラフィーネLR8号)
      水彩色鉛筆(カランダッシュ)

初夏の花々

ネットショップ、少しですが小さな絵を増やしました。
7月21日~8月3日の期間使える5%OFFクーポンあり!
ぜひご検討ください。m(_ _)m

https://thebase.in/to_app?s=shop&shop_id=anmitsu22cat&follow=true


ひまわりを描く!2021

去年はとても暑い夏で、7月8月はお花があまりなく、モチーフに困った。

そうだ!ひまわりを植えよう!

ひまわりって暑くても長いこと咲いてくれそうだし、枝分かれして咲くやつなら沢山モチーフとして使えそう♪お店で買うひまわりはなぜか葉っぱがもぎ取られているので、それもなんだか気に入らないし。

そう考えた私は春に種屋さんでひまわりの種を買った。アドバイスを2ついただいた。

八重桜が咲く頃に植えるように、というのと時期をずらして植えると長く楽しめる、というものだった。

ひとつめのアドバイスはもちろん守った。ひまわりというのは随分ゆっくりと植えるものだなぁと思いながら。けれど一袋にそれほど沢山の種が入っていなかったので「まあいっか!」といっぺんに全部植えてしまった。

そしてすくすくとひまわりは育ち、教室のない週にいっぺんに咲きましたとさ。

あーあ…(*´Д`)

ナツノヒ F4水彩

とりあえず描こう。そしてお花を切ればまた新しく枝分かれして蕾が付くかもしれない。と、種用に2本残して切ってしまいました。

いちばん最初に切った茎からは2本の蕾が上がってきたので、また咲くと思う!みんな、待っててねっ!

けどね、種はまだ小さい柔らかいやつを雀が食べてるっぽい…。いくつか残しておいてくれるとよいな。

ところで、このところ動画のアップが滞ってますが、前に水をかけてしまって壊れちゃったノートパソコンの代わりに買った安いパソコンのスペックがあまりに低く、動画編集にめっちゃ時間がかかったり途中でフリーズして消えちゃったりさんざんだったのですが、とうとうYouTubeへのアップも途中でエラーになってしまうようになっちゃいました。編集した動画がちゃんと保存できていないようなかんじですねー。このごろはあまりにいろいろ遅いので、このブログもスマホでアップしてます。ブログくらいならなんとかなりますが、もろもろ不便。仕方ないので新しくパソコンを買うことにしました。

なので、動画は新しく来る予定のパソコンでアップしますのでこちらもしばしお待ち下さいね。慣れるまでまたしばらく大変そうだな(汗)。

ノウゼンカズラを描く

今年のノウゼンカズラ、本当にすごかった!昨年末に大胆にカットしたのがよかったらしい。ノウゼンカズラは新芽に花芽が付くのだそうだ。

おまけになぜか今年は虫が少ない。

去年もアブラムシの少なさに驚いたんだけど、今年はさらに輪をかけて少ないような気がする。

ノウゼンカズラが咲くと例年だと真っ黒にたかる蟻があまりいない。いつもなら蟻が凄すぎて教室に持っていく気にもならないのだけど、今年は何回か持っていけた。けれど蟻の塊はないとはいえ、全体的にとても折れやすく花もすぐに落ちてしまう。

お家では輝くように咲き誇っていたのに随分と貧相になってしまうのでかなり残念な気持ちになる。

ナツノヒ 25×50cm 水彩

今年は蝶々もこころなしか少ない。けれどふと見るとふわりふわりと黒い蝶が舞っていた。

スケッチするために高枝切りハサミでちょきっと切る。ぽたぽたと蜜が滴り、運悪く触ってしまった花がパタパタと落ちる。蜜はなめると仄かにあまい。ノウゼンカズラに毒があるというのは誤りらしい。

茎も蕾も葉っぱもパリっとしていて品のあるカーブを描く。花びらはあくまで柔らかく、変わった形のおしべと雌しべを包む。スケッチのつもりがいつの間にか世界に入り込んでしまって蝶まで描いてしまった。

家を出入りするたびに目を引かずにはおかなかったあの眩しいオレンジ色はこの長雨であっという間に散ってしまった。咲き方もすごかったけれど去り際も潔かった。

山藤をスケッチする動画

今年はよく描きましたね~山藤!
こころなしがいつもよりきれいだったような?
そんなことないか。
この木は去年見つけて、絶対描こうと思ってましたので
近所の藤が咲いたので慌てて見に行ったらまだまだ硬い蕾だったりしました。
藤棚にされているような園芸種よりワイルドな感じで
高い木の上を這っていることが多いので咲き始めると目立つのですが
高すぎてスケッチがなかなかできなかったりします。
この木は最高でした。

山藤のスケッチF10

普段はほぼ不朽堂の長穂彩色で描き上げますが、今回は細い枝や蔓のところに
名村大成堂ラフィーネLR8号を使用。
これ、腰が強くて細い線がしなやかに引けるのでとってもいいです。
しかもナイロン筆なので獣毛に比べてすり減りにくいですね。

薔薇を描く

なんだか雨が続いて、関東地方はまだ梅雨入りとの発表はありませんが
いかにも梅雨っぽいですね~。
爽やかな薔薇の季節は終わってしまったのでしょうか・・・
今年はなぜかアブラムシや毛虫の発生が少なく
薔薇たちの調子はかなりよかったです。
アブラムシが少ないのは去年からのような気がします。
大丈夫なのか気になるところではあります・・・
あの潰しても潰しても蕾にみっちり群がっていたあいつらはどこにいってしまったのでしょうか。
そしてあれを食べてくれてたテントウムシやカマキリの子供は大丈夫なのでしょうか。

ともあれ、薔薇は元気だったのでたくさんスケッチしました。

クー・ドゥ・クール F8水彩スケッチ

去年京成バラ園で新作として売られていたクー・ドゥ・クール。
花びら少なめで可憐。
淡いピンクの芯のほうは深紅で黄色いおしべと相まってなんとも可愛い色合い。
おまけにとても丈夫で1年で随分大きく育ってくれました。
四季咲きなので秋にも咲くのですが、微妙に春と色が違ったりしてそこもまた魅力♪

このあともっと咲いたのでもう一枚描いたのですが、まだ写真撮ってないの~。
描くのに忙しくて絵の管理のほうがおろそかになっちゃっているのはいけませんね。。。

バフ・ビューティー F6水彩スケッチ

バフ・ビューティーだと思うんだけど・・・多分。
頂いて育ててたことはたしか。
でも名札っていつのまにか字が消えちゃって読めなくなるじゃないですか?
それを放置、植え替えの時「まあいっか、花が咲けばわかるんじゃん」ってしてたら
そういうあいまいな鉢ばっかりになってしまった。
そして意外と花が咲いてもこれなんだっけ~~ってなるんですね・・・www


この子に限らず、花びら多めの子に限って茎が細くて花が咲くとその重みで
くったりと下を向いてしまいます。
これも特徴なので描くときは高めの位置に置いてちょっと見上げて描きましょう~。

最後に最近の傑作、見てくれます?

これね、苔リウムっていうんですか?苔を植えて世界を作ってるんです。
先日苔専門のお店を見つけて、大興奮で2鉢も買って可愛がっておりましたが
毎日霧吹きしても雨にあててもなんだか端っこのほうから茶色くなってきて
お店で見たときみたいな艶やかな緑ではなくなってきちゃったんです。
調べたら、空中湿度が大切みたいで、水槽とかガラスケースとかに入れて育てるのがいいらしんですね。
それでホームセンターに行って金魚用の水槽を買い、たまたま見つけた食虫植物と
もともとうちにあったアジアンタム、トキワシノブ、あとよくわからない小さな羊歯を組み合わせて作りました。
作ってから3日ほどたちましたが、苔が急に伸びてきましたよwww
こんなにぎゅうぎゅうに植えてしまったけれど、大丈夫かな・・・
これからどうなるのか初めてなのでわかりませんが
眺めていると深い森の中で散策しているような気分になります。

アマガエルのフィギュアが生きてるみたいにみえるwww

上からみたところ。
苔ってネットで買えたのか!今は何でもあるなあ!
これほしいかも・・・

 Coup de Coeur (クードゥクール(Coup de Coeur)は、フランス語で「一目惚れ」の意)
 作出国:日本 
作出会社:京成バラ園芸 
発表年:2020 年 
花色:青みがかったグレー
花形:宝珠弁咲
 樹高:1.0 m
樹形:横張り性 
芳香の強さ:微香
*京成バラ園ローズガーデン20周年記念花。繊細かつクールな表情の「アイライン」をもつ、新奇性のあるハイブリット・ペルシカ。

Buff Beauty
作出国:イギリス 
花色:イエロークリーム色
花形:半八重剣弁高芯咲→ロゼット咲 
花径:大輪
樹高1~2.5 m 
樹形:半つる性 
芳香の強さ:強香
*気候や温度によって、杏色が強く出たり、ピンクがかったり。その優しげな花色が人気。