睡蓮を眺めながら


おおきな蛙がぺたんぺたんと跳ねて「くえっ!!」と叫んで水にとびこんだ。
そういえば、さくらが散る頃、ここで大量のちいさなオタマジャクシを見たんだった。
あんなになってしまったのかぁ…。
池のほとりを歩くと「くあ!」とか「け!」とか叫びながら
おおきな蛙がとぷんとぷん池にとびこんでいく。
私におどろいて声をあげるのかと思ったけど、
べつに普通のときもなんか叫んでからとびこんでるみたい。
蛙でもとびこみには気合いがいるのかも。


さくらんぼ


親戚から佐藤錦がおくられてきた。
ぴっちりおんなじかたち。
きれいな色。
甥っ子Bくんにとってはうまれてはじめてのさくらんぼ。
もらうととたんに上機嫌。
にこにこお口から出したり入れたり。
覚えたての言葉、「どーじょ!」を使ってよだれでべとべとのさくらんぼを差し出すけど
ぜったい渡さない。


睡蓮の池


睡蓮が咲いてる頃だとおもってでかけた。
睡蓮そのものよりもうっそうと湿った森からのぞんだ池の輝きの方が気になった。
たまには風景も描こう。
ウシガエルの合唱を聴きながら。
とおくに見えるのが睡蓮。


霧雨の中で


紫色のにょろにょろみたいなお花が咲いていた。
描いていたら急に画面がにじみだす。
ぽちぽちちいさな水玉模様ができてきた。
ああ、雨か!
しっとり湿るような霧雨。




しかたないので木陰に移動。
清楚な趣の蛍袋。
雨は微妙に降り続き、ぽたん、ぽたん、と画面にしみをつくった。

すっかりやる気を失ってしまってお家に帰る。
でもあとでみたらそんなに悪くないかも。
雨に手伝ってもらったスケッチ。



紫のにょろにょろは、ウツボ草っていうんですって。
おさかなのうつぼを連想して??とおもってたのですが
花の終わったあとの花穂が弓矢の靫(うつぼ)に似てるとこからついたのだそうです。
靫じたい見たことないからあんまりぴんときませんが…。
夏枯草ともいうらしいのですが、
どっちにしても花というよりは花が枯れたあとの姿から名前がついているようです。

教えて下さった方、ありがとう!

野バラ


うちの駐車場の垣根がいまこの野バラでいっぱい。
とっても丈夫で清楚できれい。
買ってきた薔薇よりいいね、というのがうちの家族全員の意見。
そう、このこは小鳥が運んできたのか、うちの裏にとつぜん現れた。
裏はお日様があたらないので母がここに植え替えたらいっぱいになってしまった。
また実がなったら小鳥たちがどこかに運んで行くかもね。


紫陽花


梅雨の中休みだった昨日とうってかわって今日はまたどんより。
あじさいがほんとうにきれいにみえる。
晴れてるとあんまり気に留めないのだけど。
変わったお花だなあとつくづくおもう。


ウツギ


きみどりから淡いピンクまでのグラデーション。
うつむく姿も可憐なお花です。

このお花を見つけたときは自家製梅酒でごきげんでした。
それが今朝だいなしに!!
梅酒のビンのありかはちょうど1歳の甥っ子の目線上。
この前はおいしくできた青梨酒をひっくり返されたので予防に大きな石をおいておいたのですが
それがビンにあたってしまったみたいで見事にぱかっと底がぬけてしまいました…(ToT)
こうなると先日漬けたユスラウメ酒まち。
今日みたらとってもきれいなさくらんぼ色になっていました。


カラマツソウ


ふんわり木陰のカラマツソウ。
涼しげに揺れる葉。
糸のように細くて繊細な花びら。
こういうお花はむつかしい。
マスク液を使った表現にもいちど挑む。


ズミ


まっしろいズミの花がいっぱい咲いていた。
お、新兵器マスク液の出番?
とはりきってフタを開けたらドバッと飛び出してきた!
そう、標高が高いので中の圧力が高くなっていたみたい…。
いきなり画面がマスク液の海に。

やる気半減…。

しばらく乾かない。

それでもあとから少し描きたしてなんとか仕上げ。




こっちはマスク液はやめて普通に描きました。
あんまり変わんないかも。
マスク液を使いこなすのもなかなか大変。




こちらの苦労をよそに、ふんわりと花は咲きほこります。
いつになったらこの美しさを表現できるようになるのかな。

シロバナノヘビイチゴ


「なんの花ですか?」
スケッチしてるとたまに聞かれたりしちゃうんだけど野の花だとわからないことが多い。
「いちご…っぽいですよね?」
あいまいににごしたりして…。

お家に帰ってからしらべてみる。
ほんとは名前にはいまいち関心がなかったりするんだけど…。
でもわかるとちょっとうれしい。

ーシロバナノヘビイチゴー 果実は芳香がありおいしい。

こんなことがわかるともっとうれしい。