雨の日に


大好きなあやめももう終盤。
季節のうつろいが早すぎて、だいぶ描くのをあきらめてしまったお花もある。


今日は雨。
風もつよい。
こんな日はおうちでのお仕事がはかどる。
今日は下地作りをおもに。



このごろはいちばん下にダイヤモンドブラックを厚めに塗ることにしている。
この上に胡粉という日本画の白を厚めに塗ってそれから描きはじめる。
上からひっかいたりすると、この黒が出てきておもしろいのだ。
どんな絵になるか、自分にもわからない。

あたらしいバレンの皮がボロボロになった。
買ったときに先生から「新しいバレンはあばれるから、すぐ破れるぞ」と宣告されてたのだけどほんとう!
中身をまわしながら使うといくぶん長持ちするようなのだけど
まわす間もなくこんな状態に。



バレンの竹の皮は真竹のもの。
よくあるモウソウダケでは短かすぎる。
去年の夏に拾っておいた真竹の皮を湿して包む。



一応、前に先生から包み方を教わっていたものの、一枚目は失敗。
手がもう一本ほしい!ってかんじ…。
もとの包み方もようく見て、2枚目でなんとかかたちに。
でも職人さんのと並べると、なんともゆる~いかんじ。
もっと細かくひだを寄せたほうが、きれいにバレンの形にそうのでしょう。
何度か包んでるうちにうまくなる…はず!
ということにして余分な皮をバレンのかたちにそって切り、油をすりこんでできあがり。

このバレンがあると水分少なめで圧をかけて刷るわたしのやり方でも腕が痛くならない。
今日は一枚仕上げよう!

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