梅雨の夜のできごと

最近、でんでんむしが少なくなったような気がする。
ナメクジは多いのだけれど。
そんな中、生徒さんから「描きますか?」と
こんな立派なでんでんむしを頂いた。

わぁ~!すごい!


いや~!でかい!
殻だけで4cmはあろうかという大きさ!

ほんとはちょっとこわい。
でも描きたい。


描いてるうちにかわいく見えてくる。
子供の頃いちごのパックに土を入れてラップに穴をあけたもので蓋をして飼ってたっけ。
卵を孵したこともあったのだった。
両性具有だということも、人参を食べさせると赤いうんちをすることもそのとき知った。

なぜでんでん虫がこわくなったかというとナメクジのせいだ。
今のおうちに建て替える前、あらゆるところからやつらは侵入してきた。
お風呂上がりに踏んづけてしまってぬるぬるがとれなくって
きもちわるいおもいをしたこともある。
ある晩、猫の姿がみえないのに猫餌をかりかりと食べるおとがした。
おそるおそる近づくと巨大ナメクジがかりかりって食べている!
そいつのあまりの巨大さにつぶす勇気がなく、
トイレへ流すことにした。
トイレットペーパーでその巨大ナメクジをつまみあげたときたしかに聞こえた!
「きゃ~!」
ってナメクジが叫んだのを…!
この話をするとみんな笑うのだけど、ほんとに聞こえたんだってば!

“梅雨の夜のできごと” への2件の返信

  1. Unknown
    (初コメ、失礼いたします)

    「きゃー!!」

    ‥こわい。こわすぎる。すごい怪談です‥。

    私も小さい頃、
    でんでん虫、よく飼ってました。
    人参をあげると人参色のうんち。
    胡瓜をあげると胡瓜色のうんち。をしますね。

    新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」という
    お話が、とても好きです。

  2. Unknown
    コメント、ありがとうございます。
    あれ以来。小さいナメクジを退治するのもびくびくしてしまいます。

    背中の殻にかなしみがいっぱいつまっている、というお話でしたね。
    私も好きです。
    「ごんぎつね」はいまだに涙なしでは読めません…。

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