あめんぼみたいに歩いてみたい

あめんぼが歩くとそこに水の輪ができる。
鏡のようにお空と木々をうつしてた水面が
ゆるゆるとゆがむ。


こういう水面を絵にできないかと
ここのところ奮闘中。

森を描かないで森が表せるかもしれない。

そこにいないひとを想いつづけるように
それでもそのひとの存在を感じるように
木の一本もないのに森の空気がそこにある。
そんな絵。

亡くなった父のことをふとおもった。
よく考えたらもう10年近く会っていないのだけれど
いまだに存在を感じる。
わたしのなかにしっかり映りこんでいて
あめんぼがいくらほわんほわんと輪っかをつくっても
けっして消えることはないのだろう。

“あめんぼみたいに歩いてみたい” への2件の返信

  1. Unknown
    この風景画、素晴らしいですね。水面がうまく捉えられていて、最高です。小生も、描いてみたいと感じました。

  2. Unknown
    ありがとうございます!
    描いてたときは暑いし蚊はいるしでさんざんでしたけれど…。
    風景はNEXTPEAKさんにかないませんよう。

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