時間がきたら


別の場所でみつけた
ゴージャスにお花をたくさんつけたリンドウ。
ぱっちりと開いてかわいかったのだけれど
描いているうちに時間が来たようで
まだ明るかったのにみるみるつぼんでしまった。
やっぱりリンドウさんを描くのは
一期一会というか・・・
チャンスをつかむのがむずかしい。


リンドウがつぼんですこししたら
あんなに暑かったのに急に寒くなった。

昨日今日とそういえばちょっと寒かったね。
夏がずぅっと終わらないような
そんな勢いだったのに
ちゃんと秋がきていて
もう冬のあしおとがかすかに聞こえる。
あんみつさんの毛なみもすこし
ふっくらしてきたみたい。

お庭の小菊がそろそろ開き始めた。
もうすこししたら描きごろになる。
 
リンドウ
学名: Gentiana scabra var. buergeri
科目:リンドウ科リンドウ属の多年生植物
分布:本州から四国・九州の湿った野山に自生。
開花:9月~10月
別名:えやみぐさ(疫病草、瘧草)
花は日光を受けると開き夜は閉じる。
雨や曇りの日は閉じたまま。
(品種によってはずっと開かないものもある)
花言葉:「正義と共に、勝利を確信する」
    「悲しんでいるあなたを愛する」

男なきに泣かむとすれば竜胆がわが足もとに光りて居たり
『桐の花』 北原白秋

きのこの版画展開催中!

まだ暑さ対策も必要?


お花屋さんで売っているリンドウは
仏花のイメージがつよい。
いつもつぼんでいて地味~なかんじなのだけれど
野外で見るリンドウは
見つけるとふわりと嬉しくなるかわいらしさ。
そうか、お日様にあたらないと開かないのか。
だからお花屋さんのリンドウはつぼんでるのかな。
それともそういう品種なのかな。


ということは、スケッチも日向でおこなうこととなる。
この日はなぜかとても暑かった。
寒いとばかり思っていて
寒さ対策はばっちりして行ったのだけれど
暑さ対策はまったくしていかなかった。
マフラーは夏の紫外線や汗の対策用のものではなく防寒用。
靴下も厚手、下着もサラファインではなくヒートテック。
ダウンまで持っていったのに。
仕方ないので合羽を頭からかぶって日よけにし
汗かきかきスケッチ。
奇しくも数年前、春に来て
これまた日向で開くイチゲをスケッチしていて
熱中症?具合が悪くなったおなじ場所。
こんどは夢中になりすぎてお水を飲むのを忘れないように。
途中、大きな芋虫が
スケッチブックの上に落ちてきたりもしたけれど
なんとか無事描きあげたのだった。
 
リンドウ
学名: Gentiana scabra var. buergeri
科目:リンドウ科リンドウ属の多年生植物
分布:本州から四国・九州の湿った野山に自生。
開花:9月~10月
別名:えやみぐさ(疫病草、瘧草)
花は日光を受けると開き夜は閉じる。
雨や曇りの日は閉じたまま。
(品種によってはずっと開かないものもある)
花言葉:「正義と共に、勝利を確信する」
    「悲しんでいるあなたを愛する」

男なきに泣かむとすれば竜胆がわが足もとに光りて居たり
『桐の花』 北原白秋

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展、終了しました。
きてくださった皆様、ありがとうございました!

つややかに


版画や日本画につかう和紙の調達もかねて新潟へ。
紅葉は始まったばかり
すこし早かったみたいだけれど
ちいさなかわいいきのこにたくさん出会えた。
着いた日は雨があがったばかりの曇天。
林の中でであったカバイロツルタケとドクベニタケは
湿り気をおびて光っていた。


門出和紙さんは偶然見つけた和紙屋さんで
ためしに2種2枚ずつ買って
木版画を刷ってみたらとてもよかったのだった。
地場産の楮や吟味した中国産楮を使用、
すき方やさらし方もそれぞれちがう。
前回のとおなじのを、とおもったのだけれど
まったくおなじのはなくて
またちょっとお試し状態。
でもぜったいよさそう!というのをみつけたので
また版画を作るのが楽しみ。

カバイロツルタケ
学名:Amanita fulva
科目:ハラタケ目テングタケ科テングタケ属
環境:ブナ科やマツ科などの生えた地上に発生。
時期:夏~秋 
食用きのこ。
歯切れ、舌ざわりがよく、くせがない。
におい味ともに温和。特に脂肪質の料理と合う。

しまった!食べられたのか~~!
残念。

ドクベニタケ
学名:Russula emetica
科目:ベニタケ科ベニタケ属
環境:様々な森林に発生。
時期:夏~秋 
傘の表面は始め鮮紅色で、雨などによって退色することがある。
非常に辛く、苦い。「味」と言うよりも「刺激」に近い。
ひとかけらかじっただけでもしばらく口の中が麻痺するほど。

毒きのこ、というよりは食に適さないきのこ、ということらしい。

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展も開催中!明日まで。

MicaKatola冬の陣


渋谷のBunkamuraアートギャラリーで行われる
Bunkamura winter craft collection 2012に
後期12月22日(土)~25日(火) 参加予定のMicaKatola。
Katolaさんから今日どっさり新作が届いた。
そちらはこれからシルクプリントを施すのだけれど
一足お先に新作の写真をお見せしちゃいます♪

鮮やかなグリーンのロングカーデガン。
表は雪輪、背中には一足早い梅の花を。


袖が広がったデザインのワンピース。
七部袖なので広がっていても邪魔にならない♪
黄色のストールはシルクとカシミヤが入っていて
透け感があって軽いのにあたたかい。
何より肌触りにうっとり~。
Katolaさんの布選びには妥協がない。


淡いピンクの半そでワンピース。
中に着る物で表情もかわる。
こちらにも梅と雪輪。


これからきのこ柄新作もできる予定!
ちなみに今年の夏版きのこTシャツ長袖
¥2500で販売いたします。
色はご相談ください。
お問い合わせは
anmitsu2222cat☆yahoo.co.jp (☆=@に変えてください)まで。

ちなみにきのこTシャツの写真は+mellow-stuff+さんからお借りしました。

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展も開催中!30日まで。

紅い秋


今朝は烏瓜を描きにちょっと早起き。
予報では曇りのち晴れだったけれど
描いてたらぽちぽち雨粒。
ちょびっとだったからあまり気にせず描いちゃった。
なんだか湿っぽいかんじの絵になった。
臨場感、ということで。


青いしましま、うりぼうが少なくなって
ほとんどが赤くなった烏瓜。
秋の深まりを感じる。

こちらは柿の葉。
桜の葉なんかもずいぶん紅葉がすすんでいる。


週末はちょっと遠征してくる予定。
たくさん木の実が描けるとよいな。
 
カラスウリ
学名:Trichosanthes cucumeroides
科目:ウリ科カラスウリ属:蔓性多年草。雌雄異株。
分布:本州・四国・九州に自生。
   林や藪の草木にからみついて成長する。
開花:7月~9月にかけての日没後から開花、
   雌株にのみにつく果実は10月から11月末に熟す。  
別名:玉章(たまずさ)→種の形を結び文に見立てて
  ツチウリ・キツネノマクラ・ヤマウリ
花言葉:よき便り・誠実・男ぎらい

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展も開催中!30日まで。

おでかけのつづき


アミガサタケの木版画。
桜の季節はきのこに目もくれずに
桜のスケッチにいそしむわたし。
ところが風が強まり
桜がぶんぶん揺れて描けなくなった。
ふと足元にアミガサタケの立派な株が!
きのこは風に揺れない。
そんなラッキーないきさつで描いたスケッチから
おこした版画。


このアミガサのアミを彫るのに半日かかってしまった。(笑)

今日はおとといの恵比寿のあとのおはなしを。
夏の文化村のときにyuraric
さんに
めがねケースを注文した。
それができた、とだいぶまえに連絡をいただいてたのだけれど
なかなか取りにいけずにいたのを
恵比寿からてくてく歩いて
東急文化村まで取りにいったのだった。

わぁ~!!^^
やっぱりカワイイ!
あんみつさんときのこ。


これは超コンパクトサイズ。
会場においてあっためがねケースがちょっと大きかったので
それをいうと、ひろはたさんが
ペンケースを短くしたら、と提案してくださり
わたしのめがねジャストサイズに。
しかも黒猫、きのこ、
まさにわたしのためのめがねケース!!!

飼い猫、飼い犬の写真があれば
そっくりに作ってくださるそう。
ご興味ある方はyuraricさんまで!

で、このあとルオーを観にいこうとおもっていたのだけれど
4号の絵を額縁つきで持ち歩いてたので
重い重い・・・。
とても新橋まで移動する気になれない。
ふとポスターが目に入ってこちらを観ることにした。
巨匠たちの英国水彩画展
こちらはブロガー企画で入ったのではないので
写真はなし。残念。
荷物が重かったのでカタログの購入もあきらめた。
残念。

地理の記録のためのものから
水彩画として発展していくまでの展開を追った展示。
観光旅行というものが始まって
そこからニーズが出た風景画は
やはり美しい。
写真のなかった時代、行った場所の絵を求めた。
山あり森あり遠景に水辺あり
こまごまと動物や人の姿もある。
優美な雲のかたち、空の色。。。
見ていて楽しい。
そこから観光地、立派な建物なんかの絵もでてくる。
これもものすごくて
美しく細かい彫刻の施された壁や
凝った造りの柱や屋根
これらが鉛筆で細かく描かれ、水彩で彩られている。
やがて本の挿絵に使われるような物語の絵、
人物画などもでてくる。
水彩画は油彩とちがって
権力者や教会などに納めるものではなく
お金持ちではあるとおもうけれど
一般の人々が買い求めるものだったらしく
その時代時代でニーズにあわせたモチーフが描かれている。
人々に求められればやはり画家も気合入るよね。
どれも美しかったけれど
なかでもやはりターナーはすごい!
「ルツェルン湖の月明かり、彼方にリギ山を望む」
という絵の前ではしばらく動けなくなった。
ずいぶんすいていて見やすいな、とおもったら
始まったばかりなのだね。
これはかなり見ごたえのある素敵な展覧会だったので
早めに行かれることをおすすめします!
12月9日まで。

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展も開催中!30日まで。

会場めぐり


カブラテングタケの木版画。
ユーモラスなかわいいかたちだったなぁ。
感動が薄れないうちに作った1枚。


今日はいしど画材
マッシュルームをはしご。
今回はどちらも会場にはいないので様子を見にいってきた。
まずはいしど画材ミニギャラリーから。
荷物が多かったためカメラが持てず、携帯の写真。
うまく撮れてないのはお許しくださいませ。
正面は大きめの絵。


入ってすぐの壁、絵墨の作品がしっかり額装されていた。


寄るとこんなかんじ~。


すっかり秋色~。


あ!わたしのお気に入りスケッチブックがお買い得に・・・!!


これは好みがあるのでなんともいえないのだけれど
コットン紙のように吸い込みがあるものよりも
パルプのように若干はじきがあるほうが好きな方にはおすすめ!
発色がきれいだし紙の目もちょうどよいかんじ。
わたしはこれが手放せない!
お値段も高すぎないし、紙がしっかりしていて
裏にも描けちゃう。
そして表紙が薄くて軽いのと
スプリングが短手のほうについているので
リュックに入れて持ち歩くのに便利。
意外とこういう構造のスケッチブックは少ない・・
というかほかで見たことがない。

続いて恵比寿のマッシュルーム。
こちらは他のお客様がお食事中なので
あまり店内の写真は撮れなかったのだけど・・・


ニガクリタケさん、入って正面にどど~んと。


こちらはきのこシールの原画。
額装するとちょっと見え方がちがうね。

そしてうふふ~♪お料理!
今回はデパートの個展の際にお世話になっている
Tさんと3月に控えた池袋東武での個展の打ち合わせもかねて。
Tさんは画商さんというかんじがあまりしない。
でもかなりの凄腕?!
前回、前々回とほとんど売れなかったわたしの絵を
またデパートでできるようこぎつけて下さった。
普通は売れなかった作家が3回もなんてありえない。
Tさんの情熱の賜物、とはご本人の談。
わたしの絵を好きでいてくださるのだ。
ほんとうにありがたいこと。
よい個展にしよう!と決意を新たにするのであった。

それはさておき、マッシュルームの前菜。
いろいろ選べるのだけれどわたしが選んだのは
お魚と根菜の白菜ロール。


Tさんがえらんだえのきのキッシュもおいしそうだった。
あと気になったのがさつまいものポタージュ!
あ~、どれも食べたい!

メイン。
これもいろいろあったのだけれど
「本日の魚」にした。


イトヨリを焼いたものにきのこのあんかけ。
きのこの種類がいろいろ!
このとろりとしたソースがきのこのだし(?)
とハーブの香りでものすごく美味しかった~!

そしてデザート!


フロマージュのムースにカシスシャーベット。
シャーベットはほかにマンゴーのもあって選べる。
もちろん大満足のお味!

あ~しあわせ!

カブラテングタケ
学名: Amanita gymnopus
分類: 真正担子菌綱 ハラタケ目
落葉広葉樹林などに発生する大型のテングタケ類
独特の異臭がすること、根元がかぶら状に膨らむこと、
ひだが黄土色であることなどが特徴。
食毒不明

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展も開催中!30日まで。

甘い色にうっとり


秋明菊は白から咲き始めて淡いピンクが次に咲く。
なんとも甘そうなかわいいピンク。
うちでは毎年となりに植えたホトトギスと一緒に咲いてくれる。


昨日は「没後70年 竹内栖鳳―京都画壇の画家たち」展にいってきた。
大好きな画家のひとりで、数ヶ月前から楽しみにしてたのだった。
竹内栖鳳といえばこの猫を思い浮かべる。


うちで前に飼っていたきんときという猫にそっくり。

そばに本人(猫)のお写真が!


あ、きんときのほうが美人でした。

すいません、猫馬鹿で。。。

近くで見るとやっぱりすごい。
毛並みの表現、瞳の色・・・!



くまさんもどこかユーモラス。
お鼻のぬれて光ってるかんじとか
瞳の輝きとか肉球とか毛並みとか・・・
ほとんど墨だけですごい表現力。

墨だけ、といったらこちらの象の屏風!



見れば見るほどすごかった。
勢いのあるタッチで象の皮膚の質感まで表現されている。
ただただ脱帽。。

まだまだ修行が足りないと思い知ったのであった・・・。

ここにアップしたのは動物だけれど
風景画もすてきだったなあ。
他の動物もたくさんあり、それぞれの特徴をしっかり描いていて
どれもすてきだった。
干し柿ころころ、みたいなちょっと脱力系の作品も好き。
ぜひぜひ観てみてくださいね、

印象的だったのがこちらの最晩年の作品。


冷たい雪の中の老烏の姿がなんとも孤高。
これを描いた5ヵ月後に帰らぬ人となったのだそう。

今回は特別にブロガー内覧会、ということで
写真撮影がOKでした。

後期に出る軍鶏の絵も観たいので
また来なくては!

シュウメイギク
学名:Anemone hupehensis var. japonica
科目:キンポウゲ科
分布:中国から古い時代に入ってきた帰化植物
開花:9~10月   
別名、キブネギク(貴船菊)。
名前にキクが付くが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間。
花言葉:忍耐 薄れゆく愛

きのこの版画展開催中!
いしど画材での水彩画展は明日22日~30日。

今日もセピア色の世界


今日も絵墨作品を。
こちらは版画や日本画とちがって
製作時間がとっても短い。
というか一気に描かないといけない。
そして失敗したらおわり。
あっさりあきらめる。
普段の修行?!が試される。
ご想像どおり?
何枚か失敗しております・・・

この渋い色味は野の秋の花がよくにあう。


意外と色味の多いものも表現できたりする。


質感の違いも。


色数も手数も制限されるけれど
その制限がおもしろい。

版画もそういうところがあって
絵を描くように自由にいかない
その不自由さのなかいろいろ工夫したり
省略したりして表現するところに
醍醐味があったりする。

いしど画材での水彩画展は22日~30日。
きのこの版画展開催中!

絵墨の世界


22日~30日のいしど画材での水彩画展は
急遽決まったこともあり、去年の秋の作品を展示する予定。
けれどちょっとは新作も・・・。
いしどの社長さんと話し合った結果、
前回の絵手紙の見本として飾ってあった
絵墨の作品の反響が大きかったとのことで
何枚か描きました~。


やっぱきのこははずせない。


うちで今イチオシのお花、秋明菊。


これまたうちのお庭から小紫式部。


うちの庭からシリーズのシメは不如帰。

ぜんぶ絵具は使用せず、絵墨で描いてます。
全6色なんだけれどなかなか深いでしょ?
ぜひのぞいてみてくださいね!

きのこの版画展開催中!