毒もってても、ちょっと変わってても。。。


普段スケッチは水彩でする。
これをもとに別の水彩画を描いたり
日本画にしたり木版画を彫ったりするんである。


             耳をすませて <木版画>

これも去年のスケッチをもとにしている。
うちの近所に出たニガクリタケ。
美味しいクリタケに似ていて
たまに中毒さわぎになるきのこなのだけれど
食毒はおいといて
レモンイエローがなんとも美しい。
しんと寒い朝、可憐に落ち葉をもちあげる。



             ちいさなおとしもの <木版画>

こちらは昨日掲載したDMに使用した作品。
やはり去年のスケッチをもとにしている。
ただ、この版画を見てきのこだ!とわかるのはよほどのきのこ好きかも。
ツチグリ、というちょっと変わったきのこで
雨が降るとこうして開いて
真ん中のまあるいふくろから胞子をとばす。
前にテレビで雨粒がこのまるいふくろに当たり
その勢いで真ん中の孔から
ぷっと煙のような胞子が舞い上がる瞬間の映像を見た。
なんてすごいんだ!と感心した。
たまにハガキをくれるお友達の
そのハガキの隅に
「ツチグリのブローチをもっています」
と書かれていてそれが気になってしょうがない。
ぜひ見たい!!
ていうかどこで売ってたの~?!

そうだ、今日急に決まったのだけれど
柏のいしど画材さんでも
きのこの版画展を行うこととなりました!
10月22日(月)~30日(火)
詳細はのちほど!

ニガクリタケ
学名: Hypholoma fasciculare(Hudson:Fr.)Kummer
科目:ハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属
環境:広葉樹林、針葉樹林
時期:春~晩秋   
ヒダは密で黄色、のちに褐色に変わり、柄に湾生する。
柄は高さ3~12センチ傘と同色、ツバの痕跡がある。
強い苦味がある。
最悪の場合死に至る毒きのこ。

ツチグリ
学名:Astraeus hygrometricus
科目:、担子菌門菌蕈綱ニセショウロ目ツチグリ科ツチグリ属
環境:山道の土崖などに半ば埋もれて発生する。
時期:夏~秋
外側は厚いじょうぶな外皮に包まれるが,
成熟すると革質の外皮は8~10個の裂片に裂けて星形に外側に開き,
中にあった薄皮で包まれた球状の袋をあらわす。
幼菌は食べられる。

わたしが見たのはもっと美しい映像だったけれど
一応、こんなかんじで飛ばします。
http://cgi2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005100146_00000

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