今年の桜模様は。。。


毎年ねらうこの光景。
今年はあまりに桜が早くて
しかも大雨、大風が続いて現場になかなか行けなくて
やきもきしたけれどなんとか出会えた。

桜が散りかかる池は刻々と情景が変わる。
着いたときはきれいな縞模様となって
池の片側に吹き寄せられていたのだけれど
だんだん風が出てきて
花びらの塊はばらばらになり
反対側の岸に寄せられたり
また戻ってきたり。
池の表面も到着時は鏡のようだったのに
さざなみが立ち
樹の陰がくにゃくにゃと崩れた。
時折吹く強い風に
残り少なの花びらがはらはらと舞う。
ため息ものの美しさ
とても表現しきれない。
無駄なあがきとはわかっていても
今年も挑んでみる。

描き終わってから花びらの合間をのぞいて
ちいさなおたまじゃくしを探すのもたのしい。
例年だと桜の散るころにはうじゃうじゃいるのだけれど
今年はまだだったみたい。

ソメイヨシノ(染井吉野)
学名:unus × yedoensis Matsumura
科目:バラ科サクラ属 交雑種 (落葉高木)
分布:交雑種であるが、無性繁殖で全国に広く植採されている。
花期:3月下旬~4月上旬
原産地:日本
ソメイヨシノは江戸時代中期-末期に園芸品種として確立したとされている。
系統的にはエドヒガン系統の桜とオオシマザクラの遺伝子的特徴をもつとされる。
園芸家による人工的な品種改良作出説と
自然交雑したものを園芸家が挿し木によって増やしたという説の2説が有力。
ソメイヨシノはほぼ全てクローン。

花言葉:「純潔」

いつのまに散りはてぬらむ 桜花 面影にのみ色を見せつつ(躬恒・後撰集132)

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