クリスマス!


ヤドリギの立派な枝をいただいた。
梢の上の方のまあるいシルエットは見たことがあるけれど
こんなに近くでみたことはない。
黄色っぽい乾いた葉っぱにオレンジ色のつややかな実。
西洋ではたしかクリスマスの飾りにするんだよなあ・・・と調べてみたら

「不思議な力を持つと言われるMistletoeは
その昔ギリシャのお祭りや結婚の儀式に関係していたと言われるそうです。
後にイギリスで「Kissing Ball」の伝説が信じられ未だにその習慣が伝えられています。
「クリスマスの季節に「Kissing Ball」の下にいる若い女性はKissされること拒否すると
翌年は結婚のチャンスがない。」というお話です。
だから恋人同士がMistletoeの下でキスをすると結婚の約束を交わしたことを意味します。
また「幸福と長寿の予言」でもあるそうです。」

「ケルト神話・北欧神話ではヤドリギは幸福、安全、幸運をもたらす
聖なる木とされていて非常に縁起の良い植物だったことに由来します。
また北欧神話でヤドリギが神に対し
「地面に触れない限り、誰も傷つけない」と約束したと言われており
その名残で今でもヤドリギは足元には置かないことになっています。
そこでヤドリギの小枝を吊るし、その下を通るときに幸福、安全、幸運を願うという
習慣が生まれたことから転じて未婚の男女は幸せな結婚を願い
「ヤドリギの下で出会った男女はキスをしても良い」という習慣が生まれました。
また、ヤドリギの下でのキスを拒むことは縁起が悪いこととされ
ヤドリギの下でキスを拒むと翌年は結婚できないという言い伝えもあるそうです。
「ヤドリギの下では女性は男性からのキスを拒否しない」
という言い伝えが生まれたのは、これがきっかけだったのです。」

とのこと。
あら、上からつるさなきゃだったのね。
花瓶にさして思いっきり下に置いてたYO・・・。
重いんだもの。

さてさてみなさま、どんなクリスマスをお過ごしでしょうか?
うちはイブの日に甥っ子の発表会があり、
思いがけなくクリスマス気分を満喫。
そのあと家族そろって
いつも並んでいる回るお寿司屋さんに行ったら
クリスマスにお寿司のご家庭は少ないらしく、
ガラガラにすいておりました。
おいしかったー!
さらに午前中に作ったクリスマスケーキを食べ
そのあと日課の夜プールで泳ぎ
プール仲間とかるーく一杯・・・
クリスマスはおなかいっぱい!

父の命日が25日なので
ずっとクリスマスがくると気分が沈んでたのだけれど
甥っ子が生まれてから
クリスマスが楽しくなった。
ありがたいねえ。

さ、これからお正月の準備をしなきゃ。

ヤドリギ(宿り木)
学名:Viscum album subsp. coloratum
科名::ビャクダン科 (従来はヤドリギ科に属すとされていた)
別名:寄生(ほや、ほよ)Mistletoe(ミスルトゥー)
原産地:ヨーロッパおよび西部・南部アジア
分布:北海道から九州、朝鮮・中国に分布

日本のヤドリギはセイヨウヤドリギの亜種とされる。
雌雄異株。
花は早春に咲き、果実は秋に熟す。
基亜種の果実が白く熟すのに対し、淡黄色になる。
まれに橙黄色になるものがあり、アカミヤドリギ f. rubro-aurantiacum と呼ばれる。
宿主樹木はエノキ・クリ・アカシデ・ヤナギ類・ブナ・ミズナラ・クワ・サクラなど幅広いが、基亜種よりは多くない。
果実は冬季に鳥に食われる。キレンジャク・ヒレンジャクなどがよく集まることで知られる
。果実の内部は粘りがあり、種子はそれに包まれているため鳥の腸を容易く通り抜け
長く粘液質の糸を引いて樹上に落ちる。
その状態でぶら下がっているのが見られることも多い。
粘液によって樹皮上に張り付くと、そこで発芽して樹皮に向けて根を下ろし、寄生がはじまる。

「あしひきの
  山の木末(こぬれ)の
  寄生(ほよ)取りて
  挿頭(かざ)しつらくは
  千年(ちとせ)
  寿(ほ)くとぞ」
   万葉集 大伴家持

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