林の中で


奥日光のスケッチがまだ残ってるよ~♪
こちらは赤沼車庫の近くの林の中
倒木の上に咲くヤマオダマキ。
行った方はご存知だとおもうけれど
あの辺の林は地面がミヤコザサで覆われていて
ほかの植物の入る隙がない。
道路ギリギリの笹の切れ間にいろんなお花が
ぎゅっと集まって咲いているかんじ。
けれど倒木の上はまだ笹に侵食されておらず
こんな立派なオダマキが舞台女優のように
伸びやかに茎葉を広げ
美しいお花を咲かせていた。

右の葉っぱはウツギかな?
足元には苺のような葉っぱがあった。

じつはこれを見つけたのは雨が降った中日。
夕方に見つけたので時間的にギリギリだったところへ
また雨が降り始めたので仕方なくあきらめた。

翌朝は快晴だったのだけれど
なんといちばん真ん中辺の美しかったお花が
2輪とも散ってしまっており
前日に比べて全体がなんとも地味な姿になってしまっていた。
なんとか続きを描きあげたのだけれど
たぶんこの日にここを通りがかっても
この株を描こうとは思わなかっただろう。
1日で全く姿が変わってしまう、それが自然のお花。
先日のクルマユリもたまたまいちばん美しい日に出会えたから描けたけれど
1日ちがっていたらずいぶんちがったことだろう。
ラッキーだったなあと感謝。

固めのつぼみだったウバユリは残念だったなあ・・・

ヤマオダマキ(山苧環)
学名:Aquilegia buergeriana
科名:キンポウゲ科オダマキ属
開花期:6-8月
分布:北海道、本州、四国、九州に分布し、温帯から亜寒帯の山地の道ばたの草地や林縁に生育する。

苧環(おだまき)とは、昔、カラムシ(苧)やアサ(麻)などの繊維を巻いた管のことで
距が伸びた花のようすが似ているためつけられた。

花言葉:協調性

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