ニューヨークでグループ展


最近、ブログが進まず申し訳ありません!
スケッチをしていないわけではないのだけど
ちょっとバタバタしております。
今月、ニューヨークでグループ展に参加します!
3点のみの出品ですが
初の海外展示、ほんとうに楽しみ。

ギャラリー名:パラソルプロジェクト

アドレス:2 Rivington St, New York, NY 10002 アメリカ合衆国

2017・7・19~23

地図

わたしは19日にNYに立ちます!

作品はすでに送ってあるのだけど
いろいろ足りないことが思い浮かんでしまい、
ひとりであせっている状態。
遠足前日、寝られない!という状態がここ1ヶ月ほど続いており
さすがに落ち着かねば・・・というかんじです。

とりあえず一点アップ。


LIFE(Red) 606mm x 410mm(M12) Mixed media


この桜の花びらシリーズは父が亡くなった年に始まったので
かれこれ16年くらいになりますか・・・

海外で発表するのは初めてなので勝手のちがいに戸惑います。
むこうのキュレーターによると
額に入れないのが一般的で
作品も日本のようにたくさんは並べないで空間を贅沢に使うのだそう。
ポートフォリオとよばれる作品集と
ステートメントを用意するようにいわれました。

ス、ステートメント・・・?

ステートメントとはアーティストの声明文。
どんなコンセプトでどういう風に作品を作っているのか、
何を表現したいのかを文章で表すわけです。
そんなもの、書いたことない!
おまけに英文!?

まず日本語で書くのにえらい時間がかかりました。
そして今、翻訳中・・・
やばい、できてない。。

とりあえず日本語でざっくりいうと
私が目指しているのは儚く消える一瞬の美を捉まえたい、ということ。
普段わたしたちは今の世界が刻々と変化し
いつか終わりが来ることを知りながら日々暮らしている。
自分も自分の大切な人もいつか死ぬ、これは動かしようのない事実。
その移ろいゆくことへの喜びも悲しみも儚いからこそ美しい。
現場でのスケッチにこだわるのもその移ろいを肌で感じることができるから。
水彩は一瞬の美を捉まえるのにとても適しているのだ。
それを重ねて削って削ってひとつのイメージにもっていく。
そうしてできたのが今回の作品たち。

ざっとこんなことを言いたいのだけど・・・

あといろいろ英訳しなくてはならないものがたくさん。
ブログはあきらめるとして、ホームページはなんとかしないと。
フェイスブックも個人のアカウントとは別にアーティストのページを作りました。

https://www.facebook.com/micakinoshita22cat/

で検索できるそうです。
まだなんにもアップしてないけどそのうち増やすのでよろしくお願いします♪

そして初めて英会話スクールというものに通い始めました。
ええ、今月からですとも。
めっちゃ詰め込んでます。

この絵に関して技法的なことをいいますと
ジャンルとしては日本画かな。
日本画というと水墨画と混同する方が多いのですが今はちょっとちがいます。
昔は南画とかを習得した方が描いてました。
基礎としてそういうものがあったのは確かです。
でも今日本画と呼ばれているものは
和紙や絵絹に膠と岩絵具をつかって描いたものです。
とはいえ今はキャンバスに描く人も板に描く人もいるし
膠も樹脂でできたものがあるしアクリルとまぜて描く人もいます。
洋画だか日本画だか一見してわからないものもあります。
このジャンル分けに関してはナンセンスだという意見も多いのです。
もともと西洋から洋画が入ってきたときにそれと分けるために作られたジャンルなので
あまり意味はないかも。

とりあえずこれは日本画っぽいです。
紙はレジンペーパーといって樹脂を練りこんだ
薄いのにとても丈夫な紙を使っています。
伝統的な動物膠ではなくレジン(樹脂)膠を使用。
絵具は胡粉や水干や岩絵具などちゃんと日本画で使うものも使ってます。
でも最近は顔料もよく使います。
安いし、ちゃんと選べば色あせや色浮きもないからです。
日本画っぽい、ではかっこつかないので
「ミクストメディア(混合技法)」ということにしておきましょう。

そんなわけでわたしの日本画教室では邪道?と思われるようなものも使います。
動物膠は手間がかかる上に腐ったり割れたりかびたり・・・あまりよくないので
レジンを使っています。
色鉛筆なんかも使います。

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