透明水彩の特徴を生かす!


昨日掲載のNY行きについて
いろいろな方から応援の言葉をいただき、実際翻訳をしてくださるという方まで現れました。
ほんとうにほんとうにありがとうございます!
無謀かもしれませんが、海外での発表は夢でもありましたので
楽しんでがんばって来たいとおもいます!
さらなる応援、よろしくおねがいいたします。

今日は軽めのスケッチのアップです。
教室で描いたスプレー薔薇。

水彩画といってもたくさんの技法があり、
作家さんによって描き方も手順もまちまち。
なのであんまりこうしましょう!と型にはめたくないのです。
ただ、この日生徒さんから汲み取ったお悩みは
けっこうな数の方々に共通すると思います。

この方はしっかりとした描写力を持っていて(以前ボタニカルアートもちょっとやっていたそう)
出来上がった絵には全く問題ないのですが
ご本人は自分の絵に満足していません。
もっとふわっと優しいタッチで描きたい、とおっしゃるのです。
こういう方は意外と多いです。
ふわっとなるかどうかはともかく、問題をあげるならば
モノの色にとらわれすぎてしまっているのです。
美しいお花の色を再現したいという気持ちはよくわかります。
でも花は黄色、葉っぱは緑、と塗り分けると塗り絵のようになってしまいます。
上手い方は特にきっちり描けちゃうので説明的になりがち。
陰になっている部分、光っている部分がどういう風に見えるか比較して
モノの色にとらわれない影色をつかむことが大事です。
いろいろな方法があるのですがとりあえず手っ取り早く塗り分けから脱出する方法。

もういきなり黄色をざっくりとおいてしまいます。
私は下描きなしで色をおきますが、初めは鉛筆で描いたあとでもいいです。
お花の部分はもちろん、葉っぱや茎になる予定のところも大雑把に乗せちゃいます。
乾かないうちに薔薇の真ん中の赤っぽいところの色をちょんちょんとさしていきます。
緑の予定のところにもぽんと青をのせます。
この時点ではびちゃびちゃ。
でも全体の雰囲気はとれてる、といったかんじです。
そんで乾くまで待ちます。

ここが大事なのでもういちど。

乾くまで待ちます。

多少はみ出ても足りなくて白いところが残っても大丈夫なのである程度ぱっぱっと色を乗せたら乾くまで触らないでくださいね。
絵具の色の美しさに酔いしれる感じ?
子供のころクレヨンでがりがりと好きな色をぬりたくったあの感じ?
楽しんで!

それからいつものとおりに描いてみてください。
それだけで随分ちがうはず。
こういうことを説明しながらこの絵を描いたのだけれど
一緒にやってもらってもなかなかうまくいかなかったですね。
最初に乗せる色が弱い(薄すぎる)のと全体の雰囲気を捉えきれていないのかな。
細かいところ、たとえば花びらの重なっているところとかについつい目が行っちゃうのですが
最初はもっと大まかでよいのです。

あと、このやり方でおもしろいのは黄色が下に入っているので
青を乗せると透明水彩の特徴、下の色が透けて緑になります。
なので葉っぱを描くときに青だけで描くところもあると変化がでます。
私はこの絵の葉っぱ部分はほとんど青で描いています。
ちょこっと緑混ぜたり黄色混ぜたりもしていますが。
そうして緑を作っていくと緑の絵具に頼らなくても
緑に見せることができるのだと実感できると思います。

最初から上手くはいきません。いかなくてもよいのでちょこっと試してみてね♪

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ニューヨークでのグループ展情報は以下のとおり♪

ギャラリー名:パラソルプロジェクト

アドレス:2 Rivington St, New York, NY 10002 アメリカ合衆国

2017・7・19~23

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