鬼女の手?(ラショウモンカズラ)


スケッチの旅の二日目
朝からどんよりしてましたし、予報は雨。
山登りはあきらめるとしても
まだなんとか描けそうでした。
気になるお花が咲いてまして
それが満開というか見ごろというか
あちこちで美しく咲いてました。



ラショウモンカズラのスケッチ(F6 水彩)

この花の形を羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てての
ラショウモンカズラ。
羅生門、といえば芥川龍之介ですが
怪しげな老女は出てきましたが
手を切り落とした記憶がなかったので調べたら
芥川龍之介の羅生門ではなく
渡辺綱の京都の一条戻橋の上で鬼の腕を
源氏の名刀「髭切りの太刀」で切り落とした逸話が
謡曲になったときに場所が羅生門に移し変えられ
そこからのネーミングみたいですね。

まあ、どっちにしてもこのかわいらしい形を
鬼女の手に見立てるというのはどうなんでしょ・・・。

描いている間に晴れてきて
小鳥たちも賑やかにさえずりだしました。
あら、山登りすればよかったかな、と思ったのも束の間
30分もしないうちに大粒の雨が降り出し
絵具が流れてしまわないうちに、と車へ退散!

しかーし!
雨予報だったので一応いろいろ対策は考えてました。
山登り友達に教えてもらったタープを購入。
木の幹に片方をくくりつけ
反対側はロープで落ちていた丸太に結びつけ
間にやはりネットで買った支柱をセット。
小さなテントもどきを建てました。
ここまでやるのが初めてで
試行錯誤だったもんでけっこう大変。
合羽を着ていたもののずぶぬれです。
でもなかなか快適に続きを描くことができました。

・・・がそれも束の間。
雨で誰も来ないだろうとたかを括って車道に建ててましたが
なんと雨で中止になったのか工事車両が来てしまい
あっけなく撤退。
もういちど建てる気力もなくその日はKindleで読書しておしまい。

もう少し簡単に立てられるテントというか屋根はないものか・・・
まだまだ工夫はつづく・・・

ラショウモンカズラ(羅生門葛)
学名:Meehania urticifolia
科名:シソ科ラショウモンカズラ属)
種類:多年草
分布:本州、四国、九州
   朝鮮半島、中国
環境:山地の林内の湿った場所や渓流沿い
開花期:4-5月

名前はこの花を、渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされる。

花言葉:幸せを招く

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幻の花(トガクシショウマ)


シラネアオイを描きに行ったのですが
副産物、というにはゴージャスな出会いもありました。
シラネアオイはトガクシショウマという
それはそれは美しい可憐なお花と混在して咲いてたのです。



トガクシショウマのスケッチ(F4 水彩)

ね?かわいいでしょ?
本物の美しさときたら、もう!!!
これもめったに見られないお花らしいので
二日も雨で無駄にしちゃったと思ってたけど
お釣りがくるほどの収穫でした。

しかしかなりの斜面で
木にまたがって不自然な姿勢で描いてたので
あちこち痛くなりました。
ホント、ここ数年ですが
若い頃には感じなかった体が固まるという感覚?を感じるようになり
スケッチを終えてもすぐに立ち上がれなくなりました。
ちょっと脚をほぐして手をほぐして
そうっと立ち上がる、みたいな?
冬だけかなと思ってたんですが
このところ季節を問いません。
みうらじゅんさんによると
こういう現象を「オイルショ~ック!」というそうですww

スケッチ中にたまに立ち上がったり身体を動かしたりしないとダメですね。

トガクシソウ(戸隠草)
学名:Ranzania japonica .
科名:メギ科トガクシソウ属
別名:トガクシショウマ(戸隠升麻)
種類:多年草
分布:本州の中部、北部
環境:多雪地帯の、落葉広葉樹林の林床にまれに生育
開花期:5月下旬-6月上旬

日本固有種の1属1種。
花弁のように見えるのは萼片。
真ん中に内萼片よりはるかに小さい花弁があり、6個が集まり鐘状になる。
長野県の戸隠山で最初に採集されたので、トガクシソウ(戸隠草)の名がある。
また、日本人によって初めて学名がつけられた植物である。
属名 Ranzania は、「日本のリンネ」とも称される
江戸時代の本草学者である小野蘭山に献名されたものだが
本来はこの植物と彼は何らの関連はない。

花言葉:完全な美

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シラネアオイに会いに行く


先月、まだ雪が残っていて
ちょっと早すぎて見られなかったシラネアオイですが
咲いてるらしい、という情報をもらって
先週末から火曜日にかけて行ってきました。
けれど1日目、2日目とも雨。
けっこうな急斜面だし、
雨に当たってもきれいに咲いているとは思えないので
あきらめて別のものをスケッチ。
それもいろいろ工夫してみましたが
やっぱり雨は強敵ですなあ。
その悪戦苦闘のもようはまたいずれ報告したいと思います。

そして3日目、奇跡の晴天!

おにぎりをもって山に登りました。
昨年よりひと月ほど遅かったので雪渓はありませんでしたが
雪どけと雨とでかなりぬかってました。
登山靴ってほんとに優秀ね。
かなりずぶずぶな場所もありましたが
脛に巻くカバーみたいなのをモンベルで買ってあったので
登山靴と両方でしっかり泥水から脚を守ってくれました。

そして麗しの姫君、シラネアオイ様に出会うことができました!!!



シラネアオイのスケッチ(F6 水彩)

前日までの雨降りで
見つけたときはかなりうつむいてましたが
雫を払って待ってたらちゃんと上を向いてくれました。

・・・がまた下向いちゃった??

そう、去年もそれで苦労したのですが
アオイちゃんはよく動くのです。
お日様のほうに向く、というのならまだわかるのですが
謎の動きを見せます。
花だけならまだしも、葉っぱもかなり動きます。
気合いが入りすぎて
めずらしくきちんと鉛筆でデッサンをして・・・なんてやってたら
あとからの修正が利かなくて
苦労しました。

ええい、もう1枚!



シラネアオイのスケッチ(F6 水彩)

もうデッサンはやめて
色から入りました。
そのほうが融通が利きます。
(結果があんまり変わらない・・・www)
日差しが朝より強くなったのが伝わりますでしょうか?
そのせいかしっかり顔を上げて美しいポーズをとってくれました。
(そのなかでもめっちゃ動くんですけどね)

苦労はしましたが
やはりシラネアオイは夢のような美しさで
なんとか作品にしたいと強く強く思いました。

シラネアオイ(白根葵)
学名:Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
科名:キンポウゲ科(シラネアオイ科として分けることも多い)シラネアオイ属
別名:「山芙蓉(やまふよう)」、「春芙蓉(はるふよう)」
種類:多年草
分布:北海道から本州中北部の日本海側にかけて
環境:山地帯と亜高山帯のやや湿り気のあるところ。
開花期:5-7月頃

日本固有種の1属1種。
花弁のように見えるのは大きな萼片。
和名は、日光白根山に多く、花がタチアオイに似ることから
シラネアオイ(白根葵)と名づけられた。

花言葉:完全な美 優美

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ある日突然


ある日突然サボテンの花が咲いた。
めちゃめちゃ唐突に。



サボテンの花のスケッチ(F4 水彩)

蕾をつけてたことすら気づかずにほっておいたサボテン。
なんて健気。
この不思議な花は翌日にはしぼんでしまった。

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教室で描いた6月の花々


半化粧とヌマトラノオが咲き始めました。
あ~6月だなあ。



6月の花々のスケッチ(F4 水彩)

入梅した割にはお天気の日が多くて
意外と爽やか。
ずっとこうならよいのにね。
皆様、体調ご注意くださいね。

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小鳥おくりもの(テリハノイバラ)


野ばらって素敵ですよね。
豪華な薔薇とちがった楚々としたかんじ。
野にあって凛と美しい。

うちの野ばらさんはおそらく小鳥が運んできたもの。
裏の日当たりの悪い場所にいきなり現れました。
あまりにきれいだったし
棘もなかったので車庫の日よけに這わせたところ
壁のように一面に!
いま真っ白に咲いております。

テリハノイバラのようですが
普通はものすごい棘があるみたい。
突然変異ですかねぇ・・・

これは曇りの日。



テリハノイバラのスケッチ(F4 水彩)

こちらはその翌日、晴れた日。



テリハノイバラのスケッチ(F4 水彩)

開きたてはおしべが明るい黄色ですが
翌日は黒ずんできます。
花びらは翌日もそれほど遜色なく、
むしろ広がってきれいなくらいですが
おしべが黄色いほうが断然きれいに見えます。

先日、教室にバケツに入れて持っていったところ
移動中にちゃぷんと水没
教室に着いてから掬い上げたけれど花粉がすべてとれてしまったようで
おしべが全部真っ黒になってしまいました。
おしべは日がたつと変色するのだと思ってたのですが
そうではなかった!
花粉の色が明るい黄色なのであって
おしべ自体は黒いんですね・・・

お外で描いていると蜂さんがたくさん来ます。
やはり開きたての黄色いおしべの花にとまりますが
「ひゃっほう!!」
という歓声が聞こえるくらいに
花粉のなかで転げまわります。
よほどおいしいのか
なにか興奮するようないい香りでもするのか
本当に楽しそう。
そして我に返ったように
顔周り、触覚の花粉を払い落として飛び立っていきます。
後足にはたっぷりとお土産の花粉だんごをつけて。

テリハノイバラ(照葉野茨)
学名:Rosa luciae
科名:バラ科バラ属
種類:落葉または常緑つる性低木
分布:本州、四国、九州、琉球。
   アジアでは、朝鮮、中国本土。
環境:海岸や河川敷の礫地、造成地、山間部のブナ帯の裸地や草原など。
開花期:6-7月

和名の由来はノイバラに似て、葉に光沢があることから。

花言葉:「素朴な愛

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ジャーマンアイリスなど庭のお花のスケッチ


今日はお庭の花シリーズでいきます。
今年は5月に雨が少なかったせいか
ナメクジの発生が少なくて
いつもは蕾を食べられてしまったりするジャーマンアイリスが
とてもきれいに咲いてくれました。



ジャーマンアイリスのスケッチ(F4 水彩)

個展が終わってからのリハビリに描いていた20分スケッチ。
これで随分とカンを取り戻すことができました。
もっと描きたい!で終わっちゃうんですが
よいのです。
これはこれで。



クレマチスの20分スケッチ(F4 水彩)



ツユクサの20分スケッチ(F4 水彩)



ニゲラの20分スケッチ(F4 水彩)

ここんとこ描きこむスケッチばかりしてるので
またやろうかな。
これを練習すると時間がなくてもスケッチできる力がつくので
お忙しい方にもお勧め!

ドイツアヤメ
学名:Iris germanica
科名:アヤメ科アヤメ属
別名:ジャーマンアイリス
原産地:ヨーロッパ
開花期:5 – 6月

本種は、アヤメ属の植物を交雑して作出されたもので野生のものはない。
1800年代の初期にドイツ、フランスで品種改良され
その後、アメリカが多数の品種を出している。

花言葉:「炎・情熱・エキゾチックな人・使者・豊満・恋のメッセージ・優雅・素晴らしい結婚」

クレマチス
学名:Clematis
科名:キンポウゲ科 センニンソウ属

園芸用語としては、このセンニンソウ属の蔓性多年草のうち、花が大きく観賞価値の高い品種の総称。修景用のつる植物として人気があり、「蔓性植物の女王」と呼ばれている。

テッセン(鉄仙)およびカザグルマ(風車)はクレマチス(センニンソウ属)に属する種の名前だが、園芸用のクレマチスを指して「鉄仙」や「カザグルマ」の名が使われることもある。

花言葉:「美しい精神」「旅人の喜び」

ムラサキツユクサ(紫露草)
学名:Tradescantia × andersoniana
科名:ツユクサ科 / ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)
別名:オオムラサキツユクサ、アンダーソニアナ、蛍草(ホタルグサ)
種類:多年生草本
原産地:北アメリカ
開花期:6月から7月

早朝に咲いて午後にはしぼんでしまう一日花。
属名の学名「Tradescantia(トラデスカンティア)」は、
イギリスの植物採集家ジョン・トラデスカントの名前にちなむ。
花言葉の「尊敬しているが恋愛ではない(esteem not love)」は、
ムラサキツユクサの青い花色が
聖母マリアの衣服と同じ色であることに関係しているといわる。

花言葉:「尊敬しているが恋愛ではない」

ニゲラ
学名:Nigella damascena
科名:キンポウゲ科
別名:クロタネソウ ラブインアミスト
種類: 一年草
原産地:南ヨーロッパ
開花期:4月-6月

ニゲラの仲間はおよそ15種が地中海沿岸~西アジアに分布する。
その中でもニゲラの名前で普及しているのは
クロタネソウとも言われる、ニゲラ・ダマスケナ〔N. damascena〕。
ダマスケナは主に南ヨーロッパに分布する。
ラテン語のニガー(黒い)に由来し、熟したタネが黒いところにちなむ。

花言葉:「未来、夢で逢いましょう」

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今日も個性的な花(ベニバナイチヤクソウ)


昨日に引き続き小さな野の花のスケッチです。
これもかなり個性的な形をしております。



ベニバナイチヤクソウのスケッチ(SM 水彩)



ベニバナイチヤクソウのスケッチ(SM 水彩)

まるっこい蝋細工のような花びら。
めしべがにょきっと出て
おしべはとてもきれいな紫色。
葉っぱのかたちもなんとも可愛いのよね。
この子もきのこと共生するタイプのお花で
森の中の妖精といった風情です。
葉っぱが一面にあったのですが
花がついているものとつかないものがあります。
花がついていないものはまだコドモかな。

こういった小さな妖精たちを本画にどう表現するか
いつも悩みます。
楽しい悩みですけどね。

土日はパンを焼いたりケーキを焼いたり
のんびりすごしてしまいました。
おいしいものができると
周りが喜んでくれるからほんと、嬉しいです。
絵はなかなかねえ・・・www

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)
学名:Pyrola asarifolia subsp. incarnata
科名:ツツジ科イチヤクソウ属
種類:常緑の多年草
分布:北海道、本州中部地方以北。
環境:山地帯から高山帯下部の草地、低木林、林縁など。
開花期:6-8月上旬

「紅花一薬草」と書くように、傷や虫刺されに効く薬草。
これを煎じた汁は脚気(かっけ)や利尿剤になり、
葉液は止血剤になることから、「一番よく効く薬草」=「一薬草」になった。
根毛が発達せず、内生菌根と共生することで栄養を得る菌根植物であることも同植物の特徴。
このために、同科植物の移植栽培は難しいとされている。
Pyrola : イチヤクソウ属
incarnata : 肉色の 
Pyrola(ピローラ)はラテン古名の「pyrus(ナシの木)」が語源。
(葉が似ていることかららしい。)
種小名 asarifolia は、「カンアオイ属のような葉の」の意味。

え?梨のようなカンアオイのような葉の肉色の花、的な学名?www

花言葉:「恥じらい」

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エゾエンゴサクのたくらみ


やっと気持ちに焦りがなくなってきたというか
落ち着いてきたというか
緊張感がぬけてきたというか

いまごろ風邪をひきました。

といっても、風邪の対処法はちゃんとあるので
たいしてひどくはならないのです。

1.私の風邪は喉からくるので喉が痛くなり始めたらプールは休む。
2.寝る
3.寝る
4.寝る
・・・・
いろいろあきらめて寝ます。
喉が痛いとなかなか熟睡できないんだけど
とりあえず製作もスケッチも休みます。
治ってからがんばればいいの、といいきかせて。

最近母に「のどぬーるスプレー」が効く!
と教わって、早速購入。
これすごい!
昔、喉痛いときにお医者さんにいくと
ルゴール液って塗られたでしょ?
あれっておえってなるから大嫌いだったけど
あれが自分でできるかんじ?
しかもおえってならない!
2~3回しゅっとすれば治っちゃいます。
超お勧めです。

今日アップするのは先月末行った妙高で出会った
エゾエンゴサク。

本当はシラネアオイを狙っていったんだけれど
まだ登山道にも雪がいっぱいで
早すぎた感満載だったので
あきらめてずっとふもとでスケッチをしてました。



エゾエンゴサクのスケッチ(SM 水彩)

シラネアオイは残念だったけど
一面に早春のお花が咲いていて描ききれないくらいでした。
このエゾエンゴサクも一面!!
この可憐に風に揺れるかんじがなんとも素敵。
とても特殊なかたちの花だと思いませんか?
そっとお花の下あごのようなところを
下に押してみると中に黄色いおしべが見えました。
手をはなすと元の形にもどります。
つまりこういうことのようです。
蜂がくると彼らの重みで花がくっと傾きます。
すると蜂はお花にしがみつきます。
すると秘密のとびら、
下の花びらが開いて奥の蜜のあるところへいざなわれます。
もちろん入り口では黄色い花粉を用意したおしべが
蜂たちにご挨拶。
たっぷりと花粉をつけられた蜂たちは
次のお花に向かいます。
受粉の完了!
そんな巧妙な仕組みなんだけれど美しい。
お花ってほんとうに不思議。

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)
学名:Corydalis ambigua
科名:キケマン属の多年草
分布:北海道から東北地方の日本海側に分布。
環境:山地の湿った森林内、林縁部に生える。
開花期:4~5月

和名は、蝦夷に生えることと、地中の塊茎が漢方薬の「延胡索」に似ていることから付けられた。
春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり
その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。
同属のキケマンやムラサキケマンなどと違い
毒性が無く風味が良いので食用に供される。
花を含む地上部は普通の野菜のように加熱調理して食べる。
塊根はアイヌ語で「トマ」と呼ばれ、保存食として利用されてきた。
Corydalisはギリシャに生息する「冠雲雀(カンムリヒバリ)」のこと。
この距がカンムリヒバリの頭部を連想させるところから。
ambiguaは「疑わしい、不確かな」の意味がある。

花言葉:「妖精たちの秘密の舞踏会」

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ニガイチゴの花 (ベリー類の季節!)


また随分と更新が滞りました。
なかなかペースを取り戻すのが難しく、
まずは毎晩のプールに遅刻しない、を目標に
少しずつ普通の生活に戻していっております。
スケッチの感覚もようやく戻りましたので
ここからまた製作のペースも作っていきます。

今は紫陽花とテリハノイバラのスケッチに夢中です。
うちの紫陽花は今年あんまりよくなくて
お向かいさんの青い紫陽花も切られてしまったので
紫陽花のよいところをどこか探さねばと思っているところです。
できたら真っ青な普通の紫陽花が描きたい・・・
リサーチ中・・・
怪しい人が公園とかで描いてても声はかけないようにね。(笑)

今日アップするのは先月行ってきた
とある山の山頂で群生していた
ニガイチゴの花です。
この日は異常に暑くてこの夏はどうなるんだろう、と思いましたね・・・



ニガイチゴのスケッチ(F4 水彩)


ニガイチゴ、といっても
苦味はほんの少しでジャムにしたら美味しいそうです。
ひそかに狙ってますwww

そういえば、今年も桑の実を集めてきてたっぷりとジャムを作りましたよ。
ちょっととろみがでるのと見た目がアレ(蟲っぽい?)なので
苦手な方もおいででしょうが、美味しいです♪

あとね、隣の空き地におうちが建ってから
ラズベリーが採れなくなってしょんぼりしておりましたが
ようやくうちの裏手に移植したものが
実り始めました!!
今年は食べ放題♪
ラズベリーはほんと、美味しいね。
これはだれもが文句なしで認めると思う。
あ、種が多い?それはあるね。

こうしたベリー類を山のように食べるとお肌がつるつるするような気がします。
桑の木は川原にけっこう植わってますので採り放題!
ぜひ試してみてね。
手が真っ黒になるのでゴム手袋を持っていくのがお勧めです。
もちろん長袖長ズボン(汚れていいもの)でね。

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あとね、また近所での絵画教室をスタートさせたいと思ってます。
6月から復活、と思ってたんだけど
なかなかパワーが戻ってこなくて・・・
7~8月は暑いから9月から、と考えております。
まだアイデアの段階ですが、
白抜き液の使い方、マチエールの作り方、筆遣いの練習など
いろいろ企画してみようかと。
やってみたいことがありましたらぜひおっしゃってくださいね。
モデルさんが見つかればまた人物も描きたいですね。
よろしくおねがいいたします。

ニガイチゴ(苦苺)
学名:Rubus microphyllus L.f. 
科名:バラ科キイチゴ属の落葉低木
別名:ゴガツイチゴ
分布:本州、九州、四国など
環境:林道沿いなど山野の林縁や、日当たりの良い荒地。
   森林内よりも攪乱(かくらん)されたところによく出現する。
   道ばたに出ることも多い。
開花期:4~5月

果実はいわゆるキイチゴの形の集合果。
赤く熟すと甘いが種子(核)に苦みがあるため名前の由来になった。
初夏の山での手近なデザートになる。
時期を見て準備して行けば、まとまって大量に採れることが多い。
(ぜひ行きたい!www)

花言葉:「いつも愉快」

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