小鳥おくりもの(テリハノイバラ)


野ばらって素敵ですよね。
豪華な薔薇とちがった楚々としたかんじ。
野にあって凛と美しい。

うちの野ばらさんはおそらく小鳥が運んできたもの。
裏の日当たりの悪い場所にいきなり現れました。
あまりにきれいだったし
棘もなかったので車庫の日よけに這わせたところ
壁のように一面に!
いま真っ白に咲いております。

テリハノイバラのようですが
普通はものすごい棘があるみたい。
突然変異ですかねぇ・・・

これは曇りの日。



テリハノイバラのスケッチ(F4 水彩)

こちらはその翌日、晴れた日。



テリハノイバラのスケッチ(F4 水彩)

開きたてはおしべが明るい黄色ですが
翌日は黒ずんできます。
花びらは翌日もそれほど遜色なく、
むしろ広がってきれいなくらいですが
おしべが黄色いほうが断然きれいに見えます。

先日、教室にバケツに入れて持っていったところ
移動中にちゃぷんと水没
教室に着いてから掬い上げたけれど花粉がすべてとれてしまったようで
おしべが全部真っ黒になってしまいました。
おしべは日がたつと変色するのだと思ってたのですが
そうではなかった!
花粉の色が明るい黄色なのであって
おしべ自体は黒いんですね・・・

お外で描いていると蜂さんがたくさん来ます。
やはり開きたての黄色いおしべの花にとまりますが
「ひゃっほう!!」
という歓声が聞こえるくらいに
花粉のなかで転げまわります。
よほどおいしいのか
なにか興奮するようないい香りでもするのか
本当に楽しそう。
そして我に返ったように
顔周り、触覚の花粉を払い落として飛び立っていきます。
後足にはたっぷりとお土産の花粉だんごをつけて。

テリハノイバラ(照葉野茨)
学名:Rosa luciae
科名:バラ科バラ属
種類:落葉または常緑つる性低木
分布:本州、四国、九州、琉球。
   アジアでは、朝鮮、中国本土。
環境:海岸や河川敷の礫地、造成地、山間部のブナ帯の裸地や草原など。
開花期:6-7月

和名の由来はノイバラに似て、葉に光沢があることから。

花言葉:「素朴な愛

私、木下美香についてはこちらにいろいろ!

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