乗鞍のスケッチ、霧の中で。(コマクサ・イワツメクサ)


のんびり屋さんの台風は千葉には来ませんでしたが
大きな腕で散々風を吹かせ
大粒の雨を降らせ
蒸し暑い空気を運んできました。
明日はめちゃくちゃ暑くなるようですね。
皆様、気をつけてお過ごしください。

今日も涼しい乗鞍のスケッチ。
コマクサの見事な株!
見る分にはいいけれど
描くのは大変だった・・・



コマクサとイワツメクサのスケッチ(F6 水彩)

これを描いていた時間はもう夕方ちかく。
バスの時間ギリギリまで描いてました。
ぎらぎらと照りつけていた太陽は
霧の中に隠れてしまい、
冷たい風と時折ぱらつく雨。
ガレ石の続く斜面にはコマクサのピンク色が点々と見え
ハイマツの低い林が茂っているのが
白い霧で見え隠れします。
その悪天候のハイマツの林から
時々鳥が飛び出してはまた林に飛び込むのを繰り返していました。
あとで知ったのですが、あれは雷鳥だったのね。
私のイメージの中の雷鳥はもっと大きかったので
あんなに小ぶりだったとは。。。
名前のとおり、お天気が悪くなると出てくるようです。

そのほかにもホシガラスやイワヒバリも見ることができました。

コマクサ(駒草)
学名:Dicentra peregrina
科名:ケマンソウ亜科コマクサ属
種類:多年草の高山植物
分布:千島列島・樺太・カムチャッカ半島・シベリア東部の東北アジア
   日本の北海道から中部地方の高山帯。
環境:高山帯の風衝岩屑斜面などの砂礫帯。
   大きな岩礫の地にも分布するが 
   直径0.5-20 cmの礫地または砂礫地に群落をつくる。
開花期:7-8月

美しい花と、常に砂礫が動き他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから
「高山植物の女王」と呼ばれている。
和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。
他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、
地上部からは想像できないような50-100 cmほどの長い根を張る。
全株が有毒。
微量のアルカロイドのディセントリンやプロトピンなどのモルヒネ様物質を含み
中毒症状としては嘔吐・体温の低下・呼吸麻痺・心臓麻痺がみられる。

花言葉:「「高嶺の花」・「誇り」・「気高い心」・「貴重品」

イワツメクサ(岩爪草)
学名:Stellaria nipponica
科名:ナデシコ科ハコベ属
種類:多年草の高山植物
分布:本州中部の高山帯。
環境:高山の礫地
開花期:7~9月

花言葉:「初恋」「奥ゆかしさ」

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