忘れ物に注意


ムラサキハナナ、ハナダイコン、ショカッサイ、オオアラセイトウ・・・
いろんな名前があるけど
アレだよ、桜の時期あたりにどこにでもさいてる薄紫色のきれいなお花。
これはうちのお庭のもの。
もともと曇り空だったのだけれど
描きおわる頃雨が降り始めた。
なのでなんとなくしっとり。

今日は午前中用事があったので午後からいつもの森へ。
フデリンドウが青いお星様のように木漏れ日を浴びていた。
よっしゃ~!と場所を決め道具を取り出す。
・・・あら?筆巻きがない・・・?
フデリンドウなのに筆を忘れる・・・
おあとがよろしいようで。

オオアラセイトウ (大紫羅欄花)
 
学名:Orychophragmus violaceus
科目:アブラナ科オオアラセイトウ属
別名:ショカツサイ(諸葛菜:諸葛孔明が広めたとの伝説から)
   ムラサキハナナ(紫花菜)ハナダイコン(花大根)
   シキンソウ(紫金草) ヘイワノハナ(平和の花) Peace flower(ピースフラワー)
花期:3~5月
原産地:中国東部
分布:ヨーロッパ南部に帰化しているほか
   日本では江戸時代に輸入されて栽培されたものが野生化し全土で見られる。

日本には観賞用および油を採取するため、遅くとも19世紀末には導入され
20世紀中頃から各地に広がった。
戦前から戦後にかけて紫金草(シキンソウ)と称して広める活動をした人がいるという。
農地の拡大や都市化の進行によっていったん衰退したスジグロシロチョウが
20世紀後期になって都市部を中心に個体群を増大させたのは
このチョウの食草として好適なオオアラセイトウの分布拡大の影響が大きいといわれている。

花言葉:知恵の泉

風に吹かれて

地味だけど気になるお花、バイモ。
名前もなんだか変わってる。
アミガサユリ、っていったほうがしっくりくるかな。
くるんと先が丸まった葉っぱも可愛い。
描いているうちに風がでてきて
ぶんぶん揺れて大変だった。

このところ気候が変わりやすくて
春の嵐、吹き荒れまくり。
昨日も晴れ予報だったのでるんるんと着物でお出かけする準備をしてたら
ん?小雨降ってる・・・?
もう着物気分だったので雨ゴート着て出かけましたさ。
チケットをいただいていた
三菱1号館美術館にて行われている
「ワシントン*ナショナル*ギャラリー展」
印象派のコレクションが来日中。
やっぱり美しい絵はよいね~。
5月24日まで。
そしてここの所蔵である
大好きなルドンの「グランブーケ」にまた会ってきた。
毎回行くたびに見られるのはうれしいかぎり。

その次に向かったのはきのこの版画を置いていただいている
恵比寿のマッシュルームさんで22周年記念パーティ。
お食事、ワインがおいしいのはもちろん、
集まる人たちがみんな個性的でたのしい。
毎回おもしろい方に出会う。
今回は一流のIT企業→養鶏→きのこ栽培、という変わった経歴の方のお話を
たっぷりと伺ってきた。
そのほかにきのこのご本を出されている方、
オーガニックなレストランのシェフ
出版社を経てきのこイベントを開催する個性的なファッションの方etc・・・
帰りはすっかり酔っ払い。。。><
雨がたいしたことなくってよかった♪

こんどはちゃんとランチでも食べに行こう。

アミガサユリ(編笠百合)
 
学名:Fritillaria verticillata var. thunbergii
科目:ユリ科バイモ属
花期:3~5月
生育地:山野

内側に黒紫色の網目状斑紋を持つところから編笠百合の名がある。
地下に鱗茎を持ち、梅雨頃から休眠する。
鱗茎は二枚の厚い貝状の鱗片が相対しており、貝母の名のもととなっている。
乾燥させた鱗茎は貝母と呼ばれる生薬として日本薬局方に収載されている。

花言葉:謙虚な心 努力 才能 威厳 人を喜ばせる
     威光 母の優しさ 凛とした姿

自転車びより

今はどこもすみれがきれい。
自転車で走っているといろんなすみれが目にはいる。
わたしがふだんスケッチをするようなところはこのタチツボスミレが多いのだけれど
道路の割れ目から力強く咲いているのは
濃い紫色に長細い葉のスミレだったりする。
たとえばチューリップに「チューリップ」という品種
たとえば桜に「サクラ」という品種
そんなのきいたことないでしょ?
なのにすみれには「スミレ」がある。
とりあえずこれはタチツボスミレ。
この前描いたばかりなんだけれど、なんだか気に入らず
もういちど描いてみた。
そのうちスミレも描きたいな。
道路の片隅でスケッチ、てのも難しいので
よい場所を探さないとね。

わたしはスポーツが苦手で「運動会」といえば
鼓笛隊やらブラスバンドやらで
なんとかお茶を濁してきた。
なのに大人になってから自転車にハマり
その上、今は毎晩プールで泳いでいたりして
すっかり体を動かすことが好きになっている。
でもやっぱりモトがモトなので
自転車は超安全運転、
水泳も年上のみなさまのあとから
やっとついていけるようになったレベル。
はじめたばかりの頃はほんとにひどかったから
かっこいいスポーツウェアなんて
こっぱずかしくてムリ!とおもい
自転車は野球帽にジーンズとTシャツ
水泳は競泳用ではないたぶんアクアビクス用?
前にジッパーのついた洋服のような水着を着ていた。
水泳を始めてから1年ほど経ってだろうか
それでは泳ぎにくい、と指摘され
おそるおそる競泳用の水着を買ってみた。
・・・ぜんっぜんちがう!!!
ジッパーのあたりにこんなに抵抗があったなんて全く気がつかなかった。
肩周りも動かしやすい。
こんなにもちがうなんてねー!

味をしめて自転車用のスパッツも買ってみた。
ロードサイクルのサドルは細くて硬いのでお尻が痛くなる。
自転車用のスパッツにはお尻のところに綿がはいっていて分厚くなっている。
おかげでちょっとぐらい長く乗っても痛くならない。
おまけにUVカット、もちろんやわらかくて動きやすい。
もうほかのパンツでは乗れなくなった。

そうなると上着も汗が乾きやすくてUVカットといった
多機能のものに目が行っちゃう。

もちろんいっぺんに買ったわけではないけれど
ここ数年のあいだに少しずつすこしずつ
そろえていって
すっかりスポーツウェアに抵抗がなくなってしまった。
あれはかっこいいだけではなくって
ほんとうに機能的なのだ。
下着までそろえたら完璧!
おかげで汗が冷えて風邪をひくこともなくなった。

で、さいごの砦がヘルメット。
あのエイリアンみたいなのはどうなんだ?
基本、通勤に使うのであれ持って歩くのも邪魔そうだし~。
そんな言い訳をしつつ
なかなかおもいきれなかった。
でもこのまえ飛び出してきた自転車をよけようとして
ビニールハウスにつっこんだし
やっぱりどんなに気をつけていても
事故ってのはあるからね、、、
そんなわけで先日ついに買った~!
帽子みたいなカバーのついたヘルメット!
う~ん、ヘルメット自体はかわいいんだけれど
安定感がイマイチなんだ。
通気性もイマイチ。
いかにも「スポーツウェア」っていうのじゃないのを探すと
機能的にイマイチなことが多いんだな~。。。

そのうちあきらめてエイリアンになるかも。

競輪選手のようないでたちで
とろとろ走っててもゆるしてね♪

タチツボスミレ(立坪菫)
学名:Viola grypoceras
科目:スミレ科スミレ属
花期:3~5月
分布:北海道から琉球列島、国外では朝鮮南部、中国南部まで広く分布。

日本で、ごく身近に見られるスミレ類の一つである。丸い葉と立ち上がる茎が特徴である。
野原から山林内までさまざまな環境で見られる。畑
の周辺にもあるが、都会では本種よりスミレの方が優勢とされる。
ただし個体数では本種が日本産スミレ中最大との評もある

タチツボスミレとスミレは、次の点で違いが見分けられる。

*タチツボスミレ V. grypoceras A. Gray
 茎は地中で短いが、成長すると茎は地表に伸びて立ち上がる。
 葉は始めは根出するが、茎が伸びると葉もそこにつくようになり
 丸っこいハート形。
 花は薄紫。

*スミレ Viola mandshurica W. Becker
 茎は地中で短く、立ち上がらない。
 葉はすべて根出し、細長い矛型。花は濃い紫。

花言葉:悲しみ、慈愛

晴れの一日は

今日のスケッチは昨日アップした枝の翌日の姿。
ずいぶん開いた。
そしてこの日の午後は大風が吹いてとてもスケッチどころではなかった。
春の午後は風が出てくることが多い。
とくに桜の季節はいつもそれに泣かされる。
この日はお友達とお花見の約束をしていたのでちょうどよかった。
風はつよくとも快晴!
お花見日和!
少々呑みすぎたけど楽しかった~!

この翌日からお天気が崩れたのだった。

予報どおりお昼近くになってから雨が降り出した。
お庭ではまだ咲き出したばかりの石楠花が雨に打たれている。
昨日は自転車通勤が心地よい素敵なお天気だったのに。
自転車で行ったお仕事は月に一度の絵手紙教室。
絵手紙といえば画仙紙でできたハガキに墨で縁取って
顔彩で色を塗る、といったのを思い浮かべるんだけれど
今回はまるっきり水彩画。
紙も水彩画用紙を使用、鉛筆使用可!
お庭の白山吹やスミレ、ビオラ、ムラサキハナナ、草木瓜etc etc
いろいろ摘んでいった。
このところ見かけることが少なくなった蓮華草を
前日に田んぼから採ってきて意気揚々と持って行ったのだけれど
夜になると閉じるのね~。
そして朝はまだ閉じてたのね~。
お外でお日様にあたっていればもっと早いんだろうけれど
室内だったので開いたのはお昼過ぎ。
レンゲ、といえばみなさん思い浮かべるのは
シロツメクサみたいに上向きにまぁるく並んだかたちだとおもうのだけれど
閉じているとしょぼんと肩を落としたみたいな姿。
午前のクラスの皆様、ほんと残念でした。ごめんなさい!
でも水彩画的絵手紙はなかなか楽しかったのでまた6月にやりまーす!
そのころは紫陽花や露草なんかがきれいかな。
薔薇も残っているかも。

そして昨日はお教室のあとカトラさんと一緒に
南柏のまめた珈琲さんで行われている
「珈琲でつなぐクラフトマルシェ」
に行ってきた。
文化村のイベントでお知り合いになったabebeちゃんはじめ
木工、陶芸、オブジェの作家さんが作品を展示販売中。
abebeちゃんの草木染トートはわたしの大のお気に入り。
F4のスケッチブック、パレット、筆、その他画材がざくざくと入れられ
そのほかのお財布やらポーチやらお弁当水筒までみーんな収まって
とても丈夫で使いよい。
ミロバランというアーモンドの仲間?で染められた黄色は
落ちついた美しい色で使い込むほどに味が出てきた。
今回はこのトートに合うポーチを買う!と思っていったのだけれど
それだけではおさまりませんでしたな。(笑)
お近くで土日にいける方、ぜひ彼女の話をきいてみてくださいな。
もとは友禅染めをやっていたという彼女。
今はいろいろな天然染料を使って美しい色を作り出し
デザイン、縫製までやってらっしゃる。
私がゲットしたポーチは厚手の帆布でできているのだけれど
細かくパッチワークのように縫い合わされていて
この分厚い布にどうやって!というようなかわいいステッチが施されている。
さりげないデザインなんだけどよくみるととんでもない手間がかかっているのがわかる。
わたしの重い荷物をさらりと受け止めてくれていたあのおおきなトートバッグも
丁寧なお仕事のたまものなのね。
大切にしよう、とあらためておもった。

そのほかの陶芸の作家さんのお椀やカップは吸い付くような不思議な手触りだったり
木立のような風景が見えてきたり。
オブジェの作家さんの世界観も素敵だった。
木工作家さんのまな板やおしゃもじ、ほんと素敵だったけど
うちにはもったいないみたい・・・
なんと木に刺繍?!したブローチがあり、一目ぼれしてそちらをGETしちゃった。
たんぽぽの綿毛のデザインなの~♪

そんなこんなで楽しい1日であった。
そうそう、まめたさんの珈琲はやはり絶品だった!
珈琲がおいしいところって煙草臭いところが多いのだけれど
それもないし♪

お近くの方、ぜひ!
19日までで14日はお休みです。

ソメイヨシノ(染井吉野)
学名:Cerasus × yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil. ‘Somei-yoshino’
科目:バラ科サクラ属
花期:3~4月

それぞれ日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で
生まれたと考えられる日本産の園芸品種である。
ソメイヨシノはほぼ全てクローン。
江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。
大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが
この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、
「日本園芸雑誌」において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。

花言葉:「純潔」「優れた美人」

ご無沙汰してます

お天気に恵まれた日が少ないまま桜の季節は過ぎようとしている。
これから八重桜だね。
スケッチは3月31日、ようやく開き始めた日のもの。
ここから満開まではあっという間だった。

すっかりブログが滞ってたけれど
スケッチはそこそこしておりました。
ほんとうは遠出もしたかったのだけど
お天気がイマイチで断念。
このところ晴天が続かず、気温も低い日が多い。
体調を崩している人も目立つ。
明日からまたお天気は下り坂。
みなさま、お気をつけてくださいませ!

ソメイヨシノ(染井吉野)
学名:Cerasus × yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil. ‘Somei-yoshino’
科目:バラ科サクラ属
花期:3~4月

それぞれ日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で
生まれたと考えられる日本産の園芸品種である。
ソメイヨシノはほぼ全てクローン。
江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。
大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが
この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、
「日本園芸雑誌」において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。

花言葉:「純潔」「優れた美人」

今日もすみれ。


数年前、日光の近くに行ったとき
切れ込みのある葉のすみれを見つけて
種を採取。
それからというもの
抜いても抜いてもどんどん増える
この丈夫なすみれちゃん。
春先に紫がかったピンク色のとても美しいお花を咲かせてくれる。
そのほかの季節は閉鎖花という
花が咲かない実でひたすら増える。
カワイイからいいんだけどね。
調べたところエイザンスミレかな、と。

桜はついに満開を迎え
日々刻々と姿をかえてゆく。
あしもとのタンポポもぺんぺん草も気にかかる。
紫色の小さなお花も空き地に一面に咲くと
やっぱりすごいね。
毎年おもうのだけれど
この時期は鳥になってお空から地上を眺めてみたい。
淡いピンクで染まった街。
黄色い菜の花の絨毯も見えるだろう。
今日自転車ですれちがったカラスは
嬉しそうにスキップしていた。

エイザンスミレ (叡山菫)
学名:Viola eizanensis
科目:スミレ科スミレ属
別名:エゾスミレ
花期:4~5月
分布:北海道の南西部から九州。
生育地:低山の道ばたや林の中。

和名の由来は、比叡山で発見されたことからきている。

花言葉:茶目っ気

いつのまにか


ちょっと風邪で寝込んでいるまに咲き出してしまったすみれたち。
寝込む前はまだちょこっと気の早いやつが咲いているくらいだったのに
もうすっかりこんもりちゃん。
すみれはちゃんと調べると気の遠くなるような数の種類があるようで
すみれだけで1冊図鑑ができてしまうほど。
これは多分タチツボスミレ。
斜面に咲いていたので下から見上げる形で描けたのはよかったんだけど
私のほうが何度もずり落ちて
描きにくいったら・・・

昨日まだ桜は蕾がちだったのでのんびりスタートしたら
描いてるそばからみるみる花が開いてゆく!
昼には満開となってしまった。
染井吉野の白に近いピンク
白い画面
もう陽射しはかなりまぶしく
昼過ぎには終わりにしてしまった。

去年いろいろ課題が残ってたことを思い出す。
春先はひなたでしか開かないお花が多く
しかも黄色が多いので目が疲れる。
日傘をうまく立てられないか考え中だった。
花だけではなく白い画面がまぶしくて
何色塗ってるんだかわかんなくなる。
でもあんまり荷物は重くしたくないんだよね~。

今日は久々に暑さとの戦いだった。
まだ暑いのに体が慣れていないから
注意しなきゃね。
意外と少し寒いくらいがお外スケッチはよかったりする。

タチツボスミレ(立坪菫)
学名:Viola grypoceras
科目:スミレ科スミレ属
花期:3~5月
分布:北海道から琉球列島、国外では朝鮮南部、中国南部まで広く分布。

日本で、ごく身近に見られるスミレ類の一つである。丸い葉と立ち上がる茎が特徴である。
野原から山林内までさまざまな環境で見られる。畑
の周辺にもあるが、都会では本種よりスミレの方が優勢とされる。
ただし個体数では本種が日本産スミレ中最大との評もある

タチツボスミレとスミレは、次の点で違いが見分けられる。

*タチツボスミレ V. grypoceras A. Gray
 茎は地中で短いが、成長すると茎は地表に伸びて立ち上がる。
 葉は始めは根出するが、茎が伸びると葉もそこにつくようになり
 丸っこいハート形。
 花は薄紫。

*スミレ Viola mandshurica W. Becker
 茎は地中で短く、立ち上がらない。
 葉はすべて根出し、細長い矛型。花は濃い紫。

花言葉:悲しみ、慈愛

茅花つばな抜く浅茅あさぢが原のつほすみれ今盛りなり我が恋ふらくは
『万葉集』 大伴田村家大嬢の、妹坂上大嬢に与ふる歌一首

つくつくつくつく・・・


春爛漫♪春爛漫♪
都内は桜が満開になったらしいけれど
流山近辺はまだまだつぼみ。
朝いそいそと桜のもとへ行ったけれど
1~2輪ぽっと開いているくらいだった。
午後はすこしいいかんじになってたけれど
もう一息かなあ。

スケッチはつくしちゃん。
一面に生えてた。
この日は風が強かったけれど
枝モノとちがってゆれが少ないので問題なし♪

春の風はほこりっぽい。
花粉症ではないのが幸い。
スマホで写真を撮ったりもするのだけれど
画面がなんだか粉っぽい。
スギ花粉だかヒノキ花粉だか
ここでの粉はつくしの胞子の可能性もあるね。
ひとつ摘み取って軽くたたいたら
緑色の胞子が風にのってひろがっていった。

スギナ(杉菜)
学名:Equisetum arvense
科目:シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属
花期:3~5月
別名:*つくしの別名「つくしん坊」「つくしんぼ」「筆の花」「つくづくし花」

春に地下茎からツクシという胞子茎(または胞子穂、胞子体)を出し、胞子を放出する。
ツクシ成長後に、それとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばす。
栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行う。
顕微鏡下で見ると、ツクシの胞子は球形で、2本の紐(4本に見えるが実際は2本)が
1ヵ所から四方に伸びている。
これを弾糸という。
この弾糸は湿ると胞子に巻き付き、乾燥すると伸びる。
この動きによって胞子の散布に預かる。
顕微鏡下で観察しながらそっと息を吹きかけると
瞬時にその形が変化するのをみることが出来る。
ツクシ、の名前の由来はスギナにくっついて出てくることから「付く子」
袴の部分で継いでいるように見えることから「継く子」となった説が有力である。
「つくしんぼ、つくしんぼう」(土筆ん坊)
地域によっては「ほうしこ」(伊予弁等)とも呼ばれる。
土から出てきた胞子茎は、伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており
その形状が「筆」に似ていることから「土筆」という字を
当てられるようになったものと考えられる。
ツクシは春の山菜として親しまれている。
袴を取って茹でて灰汁を抜き、だしで軟らかく煮たり、佃煮にしたりして食用とする。
しかし、チアミナーゼ、アルカロイド、無機ケイ素などを含むため
多量の摂取は推奨されない。
また、心臓、腎臓の疾病を有する人、ニコチンに対する過敏症を有する人の摂取は禁忌とされる。
さらに、チアミナーゼによるビタミンB1欠乏症を起こす恐れがあるとされている。

だそうです!!
食べすぎ注意!
むしろ、スギナのほうが花粉症によいとかで生薬となるようですね~。

花言葉:「向上心」「意外」「驚き」「努力」

あさぢふの菫まじりのつくつくしまだ野辺しらぬをとめ子ぞつむ
                              契沖

尖ってます!!


おフランスではモリーユと呼ばれるおいしいきのこ、アミガサタケ。
こちらのスケッチはいわゆるトガリアミガサタケ。
カサが黒くて尖ってますな!
銀杏の落ち葉が堆積しているところに出るカワイイやつ。

まだアップしていないスケッチがたまってはいたのだけど
うれしくなってこれからアップしてしまった。
風邪もふっとんだ♪
寝込んでいる間に季節は進み、
昨日アップしたコブシは満開も満開!
ピンクの絨毯を作っていた椿の木の下は
すっかり茶色く枯れ色に。
お花もずいぶん減っていた。
代わりにふくふく膨らんだ桜の蕾。
ピンク色のシデコブシもひらりと咲いた。
それまでぽちぽちしか咲いていなかった菫も美しい。
あわてず焦らず描いていくしかないね。

トガリアミガサタケ
学名:Morchella conica
科目:アミガサタケ科
季節:春
環境:林内や道端などの地上に群生。
生活型:腐生菌
食毒:食

頭部の頂点部分が尖った形状になる事が多いアミガサタケ科のキノコで、
アミガサタケと同じように頭部は網目状のヒダで覆われている。
この網目状にはいった肋脈は横よりも縦の方が長くなり、頭部自体も縦長。
頭部の色は褐色で、網目状になっている外側の部分は濃褐色になってます。
アミガサタケと異なる点として頭部の下端にある網目がアミガサタケは下辺が閉じておらず、
トガリアミガサタケは完全に閉じているという違いがある。

食べ方:汁物、茹でものなど。
    アミガサダケと同様に生で食べると中毒する恐れがあるので、
    沸騰したお湯で泡が消えるまで十分に茹でる必要がある。

咲いた咲いた!


先日のシデコブシが開いたところ。
前回のスケッチの二日後である。
陽射しは暖かいものの冷たい風がやや強く
ゆらゆら揺れて描きにくいこと描きにくいこと。。。
春の午後、というのはそういったものなんだよね。

気ままな方向にひらひらと花びらをはためかせて咲く
このお花の躍動感がとても好き。

変な咳をしつつもたいして具合が悪くなかったため
ビールで消毒。
翌日も咳をしながらつくしをスケッチ。
その翌日は着物を着てお出かけ。
そしてついにばったり。
・・・
気管支のほうから深い咳
扁桃腺が腫れるかんじ
体の節々が痛んで
・・・って完全に風邪ですな!
もともと基礎体温がめっちゃ低く、熱はでないので
動けるなあ、と思って家でのお仕事をしてたんだけど
ついに重力に勝てず昨日一日寝込み
やっと今日の午後から復活。
あ~あ、情けなや。
今日なんてすばらしいスケッチ日和だったのに。
多分明日からまたお外スケッチ出かけまーす!

シデコブシ(幣辛夷、四手拳)
学名:Magnolia stellata
科目:モクレン科モクレン属
開花期:3-4月
分布:日本の固有種であり愛知県、岐阜県、三重県の一部に分布。
別名:姫辛夷(ヒメコブシ)

第三紀鮮新世のころにできた東海湖の沿岸地帯と、シデコブシの分布域がほぼ-致している。
養老山地東麓の扇状地、木曽川・庄内川流域、渥美半島などに分布し、丘陵地域の水が浸み出す湿地などに自生。
園芸用の苗木などが市販されていて、庭木や公園樹として見かけることがあるが、自生個体群は準絶滅危惧に指定されている。
花被片は9-30個くらい。
和名は花の形が四手(しで)に似たコブシのような花を付けることに由来する。
*「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のこと。

花言葉:「歓迎、友情」