真夏のスケッチ


毎日暑いですね~~~。
コンピュータ立ち上げるのも億劫になってしまって
更新がだいぶ滞っております。

今日は約1ヶ月前のスケッチをアップします。
このころから暑くなったんでした。
あまりに暑くて4時ごろ目覚めてしまい
そのまま山百合やら蓮やらに呼ばれて
スケッチにでかけてたんでした。

まーーーーー続きますな、この暑さ。

このごろは早起きするエネルギーもなくなってきてしまいました。



山百合(F8水彩)

例年よりも咲くのが早かったようで
ギリ描けるかんじでした。
ほんとうは開きたての
おしべがまだふわふわしていないのが描きたかったのですが・・・

そして5時には現場に着いて描き始めたのですが
もうすでに暑くって
蝉も鳴いてました。
蚊取線香の煙をもうもうと立ち上げて
長袖長ズボンで汗びっしょり。
7時には退散!!ってかんじでしたね。
夏のスケッチは過酷だなあ・・・

でも美しいお花の前では
暑さも忘れます。

いろいろ試しましたが
山登り用などのスポーツウェアが
いちばん涼しいようです。
汚れも着きにくく
汗をかいてもすぐ乾きます。
蚊が来ないウェアというのも試しましたが
あれはイマイチ効果を感じませんでした。

去年蕾がつくころに丸刈りにされてしまったため
だいぶ減ってしまった山百合。
がんばって増えてくれることを祈ります。

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珍しいお花、そしてスケッチブックについて


私の住んでいる流山市では
毎年薔薇の時期になるとオープンガーデンが行われます。
お庭自慢の方々の素敵なガーデンに
お邪魔できるのです。
そのオープンガーデンに参加されている方にお願いして
お庭のお花を描かせていただいたことがありまして
それから通りがかるたびにお庭を見せていただいたりしてます。
その方のお庭にある花は珍しいものが多く
毎回驚かされます。
そのお庭にあった木に変わったお花が咲いてました。

「ナツロウバイ」

というのだそうです。
春まだ寒いときに咲く
半透明の黄色い花とは大きさも雰囲気も随分違いますが
うちの庭にあるクロロウバイとは少しお花が似てますね。
でも大きさや豪華さが全然違う!
こんなお花です。



ナツロウバイの花束(F6水彩)


絵の中のしゅっとした葉っぱはヌマトラノオのもの。
後ろでシルエットになってる大きな葉っぱが
ナツロウバイのものです。
ヌマトラノオもシルエットになっているベル状のお花もいただいてきました。
一風変わった花束♪

ところでお待たせいたしました。
カトラさんに聞いてみようシリーズ第2弾
できましたよ~!
スケッチブック編です。
後半はかなり偏ってますが
わたしの使っているスケッチブックについて
お話してます。
お気に入りもどんどん変わるんですよね。
昔はコットン紙を使いこなせなくて
あんまり好きではなかったのですが
慣れてしまうとコットン紙じゃないと描きづらい!ってなってます。

なので今はこうなのね、くらいに聞いておいて下さい。

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梅雨の名残


先週末はお山に行ってきました。
月に一度はスケッチに出かけたい、というのはありますが
今回はちょっと暑さから逃げたかったのもあります。
ちょうど体調のよくない時期でもあり
どうせおうちで寝てるなら涼しいとこで寝ようかな、と(笑)
予報ではまた梅雨前線が降りてきて
帰る頃には雨のはず。。。でした

まさかの梅雨明けーーー!!!!

あっつ!!!!!
びっくりの暑さです。
ちょっと早すぎでしょ!
これからきのこさんがいっぱい出るはずだったのに~!

今年はいろいろ早いですね。
がっくりきましたが
とりあえず受け入れていきましょう。。。

スケッチは思ったよりもがんばれましたよ。
おいおいアップしていきますね。

今日は梅雨の名残の紫陽花を。

お向かいさんからいただいた
真っ青な紫陽花。

やっぱり青い紫陽花はいいなあ。



紫陽花(31cm×51cm水彩)


7月が始まりましたね。
いつもなら山百合や蓮を描きに行くのですが
ここ数年、理窓会の森はあまり状態がよくありません。
去年丸刈りにされてしまった山百合は
案の定激減してしまいましたし
蓮池も去年の半分になっています。

とても残念。

それでも行ってみようかなあ・・・

みなさんももしお外で描かれるのでしたら早朝ね。
水分補給と蚊取線香をお忘れなく!


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鉛筆の魅力について


今朝の「半分青い」観ました?
めちゃ共感しました~。

「何もないところから作り出すより
 あるものから選ぶほうが楽!」

若くてきれいな女の子が
部屋に閉じこもって誰にも会わずに
ひたすら創作。
苦しい。
わかるわ~~~
もうこの歳になるとあとには引けないので(笑)
そういう焦りみたいなものはなくなる。
若さも美貌もほんの一時。
創作する力を磨いたほうがいいよ!
と今ならおもいますが。

今日のスケッチですが
またダメなスキャナーにて。

ナツツバキに憧れがあります。
別名沙羅(しゃら)
なんて清楚なんでしょう・・・

でも大きくなるんですよね。
植えられないな。
こちらはいただきもの。
NHKの教室の合間に描かせていただきました。



ナツツバキ(F4水彩)


私はあまり鉛筆でしっかりデッサンしないで
すぐ色を乗せてしまいます。
この描き方をする前は
しっかり鉛筆でデッサンしていましたし
一時期はダーウェント・ドローイングという
チャコール系のペンシルにハマってまして
そればかり使って線を描いてました。
もともとは日本画の取材のためのスケッチでしたので
正確に形を取っておく必要があったのです。

。。。が、続けていくうちに行きづまってきました。
いくら描いてもこのスケッチが好き!とならず
本画に向かう気持ちも萎えてしまうのです。
ある日、大好きな画家 蔡国華さんの個展を観に行ったとき
ご本人がいらしたので
恥をしのんでスケッチを見ていただき
相談しました。

蔡さんのアドバイスは

「鉛筆やめてみたら?」

でした。

今思えば生徒でもないのに
ほんとうにありがたかったです。

それからしばらく鉛筆を使うのをやめてみました。
そして今に至ります。
今は全く使わないわけではありません。
ですが一時「鉛筆を使わない」というひとつの縛りをつくることで
鉛筆に頼りすぎない
やわらかな表現に行き着きました。

でも鉛筆の魅力ってありますよね。
私の好きな画家の一人、アンドリュー・ワイエスの言葉に
鉛筆はフェンシングのようで射撃のようだ」
というのがあります。

この言葉にかなり共感、鉛筆を手に取るたびに思い出します。
きりりと尖らせた鉛筆を
まっ白な画用紙につきたてる。
緊張感のある美しい線が描けるとわくわくします。

こちらのデッサンは
授業の合間に描いたもので
そんなすばらしくはないのですが・・・


言い訳



ラディッシュ(F4鉛筆デッサン)


いつもお世話になっている柏のいしど画材のカトラさんに
鉛筆について語ってもらいました。
彼女の画材知識、ハンパないです!
鉛筆を使ってみたくなること間違いなし?!

こちらからご覧ください。

お近くの方はぜひいしどさんで
ためし描きさせてもらってね。
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ナツツバキ(夏椿、沙羅)
学名: Stewartia pseudocamellia
別名:シャラノキ(娑羅樹)サルスベリ
科名:ツバキ科ナツツバキ属
分布:宮城県以西の本州、四国、九州に自生
原産地:日本から朝鮮半島南部にかけて
開花期:6月~7月初旬

仏教の聖樹であるフタバガキ科の娑羅樹(さらのき)に擬せられ、この名がついたといわれる

花言葉:「愛らしさ」 「愛らしい人」 「はかない美しさ」 「哀愁」

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真夏の風船・・一緒に飛ぼう!動画配信とカレンダー総選挙のお知らせ


秋のような気候ですね。
きもちよい!
お外スケッチによい季節となりました。

今日アップするのは屋内で描いたものですが・・・


フウセンカズラ~!

可愛くて大好きな植物です。
真夏のベランダでもいきいきと涼やかな葉を茂らせ
ころころとかわいらしい実を成らせてくれます。

よくちいさめのスズメバチみたいなのが蜜を吸いに来ますね。


これ、種もかわいいんだよね~。
ハートマークがついてるんです。^^

このフウセンカズラを葉書サイズに描いてるのを
20分スケッチでアップしているんですが
前日の曇りにあわせて明るめに設定していたら
この日は晴れてたので
めっちゃ白とびしちゃってて
編集で調整したけど
ちょっとみづらいです・・・
そんな失敗もありますが
ここからみてみてくださいませ。

20分スケッチvol.3

あと、こちらは昨日アップしたもの。
何を描いてるでしょうか~?

20分スケッチvol.4

こんな感じでほぼ毎日20分スケッチアップしてます。
チャンネル登録、よろしくお願いします。
あとご意見ご要望、ぜひ聞かせてくださいね。

それとひとつお知らせ!

今年もカレンダーを作る季節がやってきました。

今年は選挙制にしたいと思います。

・・・どういうことかって・・・?

各月3枚の絵をピックアップしてありますので
その中からこの月はこれがいい!って思う絵をタッチして選んで下さい。

名づけて2018年カレンダー総選挙~~!
ご参加いただいた方にはカレンダー300円引きチケットをお送りいたします。

投票の際の注意点です。
画像の右下に虫眼鏡マークがあって画像を拡大できるのですが
そのときに虫眼鏡マークからずれてしまうと投票になってしまって
次の月にいってしまいます。。。!
おもってたのとちがうのに投票してしまったら
一度投票画面を閉じてもういちど初めからやり直してくださいね。

なお9月20日〆切とさせていただきます。

皆様のご参加、お待ちしております♪
どうぞよろしくおねがいいたします。

2018年カレンダー総選挙 参加はこちら


木下美香の水彩画教室、日本画教室のご案内はこちらをクリック

フウセンカズラ(風船葛)
学名:Cardiospermum halicacabum
科名:ムクロジ科
別名:バルーンバイン
原産地:熱帯・亜熱帯のアジア・アフリカ
開花期:7月~9月

属名のカルディオスペルマムはギリシア語のカルディア(心臓)とスペルマ(種子)からなり
種子に白いハート型の模様があることにちなむ。

花言葉:「一緒に飛びたい」

盆花


私は北海道うまれ。
今住んでいる関東では盆花といえばミソハギですが
北海道ではこの花魁草を指します。
(ピンクのほうね)

お盆ですねー。
お休みの方が多いですよね。
いろいろな過ごし方がありそう。
木下家はとりあえずお墓参りは済ませました。
とても暑い日で、金属の花入れが触れないほど熱くなってました・・・。

さて、教室もしばらくありません。
なのでわたくし、秋のスケッチツアーに向けて
下見してきますね!
今回のスケッチツアー、初の試みで
バスをチャーターしてみようかと思います。
荷物が多いからきっと楽チンよ♪
お昼は素敵レストランですよ♪

初めてのことなので
今回の参加者は木下の教室の生徒さんに限らせていただきます。
お休み中の方もOKですのでお問い合わせくださいね。

詳しくはまた教室でね♪

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宿根フロックス
学名:Phlox paniculata
科名:ハナシノブ科
和名:クサキョウチクトウ(草夾竹桃)
別名:オイランソウ(花魁草)、フロックス・パニキュラータ
原産国…北アメリカ
開花期:6月~9月

フロックスの仲間は、北米を中心に67種が分布するハナシノブ科の多年草、または一年草。
その中で一般的に宿根フロックスとして流通しているのは、北アメリカ原産の多年草
フロックス・パニキュラータ種(Phlox paniculata)
パニキュラータ種は、東部および中央アメリカ、カナダ東部に分布しており
雑木林や森林、道端や牧草地などに自生している。
日本への渡来時期の詳細は不明だが、江戸時代の書物に登場することから
栽培の歴史は古い植物と言える。
和名の「クサキョウチクトウ」というのは、葉っぱの形や花がキョウチクトウに似ていることに由来。
別名の「オイランソウ」というのは、華やかに咲く様子を花魁の姿に見立てたこと
また、花の香りが花魁の白粉の匂いに似ていることから。

「オイランソウ」の名前で呼ばれることの多かった宿根フロックスだが、
近年では「花魁」という名前のイメージがあまり良くないということで
「宿根フロックス」の名前を使うことが多いようである。

花言葉:「温和」「合意の関係」「不活発」「同意」「協調」「一致」

今日は透明水彩では描きにくいかもしれない花


この花なーんだ?

うちの周り、流山市柏市ではあちこちにあります。
でも昼間は咲いていないので気づきにくい・・・

・・・そう、カラスウリの花です。

夕方6時くらいになると
橋の欄干についた儀帽子のような蕾がするするとほどけてゆきます。
白い花びらがみるみる開き
繊細なレースのように広がっていきます。

なんて美しい!

夢中で描いているといつのまにかとっぷりと日が暮れてしまいます。
カラスウリにとってはここからが本番。
甘い香りが一面に漂います。
スズメガを誘って受粉させるらしいのですが
描いているあいだ愛しの君は現れませんでした。

これは雄花。
カラスウリは雄株と雌株があり、
雄株には雄花しか咲きません。(したがって実もつきません)
雄花のほうが花数が多いので描き応えがあるかな。
雌花は花の根元がぷっくりしていて花数が少ないです。

さて、水彩画でこれを描くのはなかなか困難です。
パステルとかガッシュとか上から白がのる画材ならよいのですが
この白繊細な花びらを白抜くのはなかなか大変。

水彩画をされている方はコレ、持ってる方多いかな。
マスキング液
リンクはミツワ堂さんのですが、ホルベイン、W&N、シュミンケなど水彩を扱う各メーカーさんから出ています。
筆で塗るタイプやチューブみたいなのに入ったペンタイプがありますが
要は液体のゴムで、白く塗り残したいところにあらかじめ塗っておき
乾いてから絵具を塗り、絵具が乾いてからマスキング液を剥がすと
もとの紙の色があらわれるという仕掛けを作るための道具です。
これを使えばバックが暗闇でも白い花びらを浮き出させることができます
・・・が!
さっきの文、もういちど。

乾いてから絵具を塗り、絵具が乾いてからマスキング液を剥がす」

そう、2回乾かす工程があるんですね。
おうちで描いていて時間があってゆっくり描けるとか
ドライヤーが使えるならOKですが
現場スケッチだと、なにせものすごい湿度ですので乾かない。
そしてどんどん暗くなりますのでできれば早く終わらせたい。
なので私は現場スケッチではこっちのほうをよく使います。

三菱のダーマートグラフ

こちらの白、もちろん油性のほうね。
この糸をひっぱって芯を出すのがなんともレトロでカワイイ。
で、これをまず多めに芯を出しカッターできんきんに尖らせます。
そして白く残したいところに描くと
上から絵具を塗ってもそこだけ弾くのでのりません。
ただね、これって白い紙の上に白で描くので描いているとき見えないんです。
なので思ったよりも線が太かった、とか
意外と描けてなくてしっかり絵具がのってしまった、とか
使いこなしがちょっと難しいです。

マスキングだとまた上から描けるので多少やりすぎても大丈夫なんですが
ダーマートはやりすぎちゃうともう水彩はのりません。

困難はあれど、仕上がり、やわらかくてなかなかよいでしょ?
手順としてはまず
1、花の位置を決め、周りのレース部分に水をのせる。(花本体のところにはのせない)*下書きしたほうがやりやすいとおもいます。
2、暗闇の色を平筆でがーっと置く。(レース部分には先に置いた水を通してじわっと滲んで入る)
3、葉っぱの色をざっと置く。

で、いったん乾かしてそれからダーマートの出番です。
真っ白なところに描かないのがポイントかな。
下に少し色が入っていたほうが仕上がりが自然だし
かすかに、ですが描いたところが見えます。
それからもういちど濃い目の色で花の周りを塗ると
ダーマートの線が出てきます。
ティッシュで絵具の濃さを調整してください。
こすらないで優しくとんとん、とね。
仕上げに近づいたらガッシュ(不透明水彩)の白でちょこっと補強します。

これはあくまで現場スケッチの場合です。
おうちで描かれるなら、下書きをしてマスキングしたほうが
失敗は少ないと思います。

秋、冬の乾燥した季節ならお外でもマスキングは使えます。
ただ、標高の高い山にペンタイプをもっていくと
どんどんあふれてくるのでご注意くださいね・・・

経験済み・・・
(少し減ってるやつならぎゅっとつぶして空気を抜いてもっていけば大丈夫♪)

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カラスウリ(烏瓜)
学名:Trichosanthes cucumeroides
科名:ウリ科
別名:玉章(たまずさ)・ツチウリ・キツネノマクラ・ヤマウリ
原産地:中国・日本
分布:本州・四国・九州
開花期:7月〜9月

雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。
4月〜6月にかけて塊根から発芽、あるいは実生する。
花期は夏で、7月〜9月にかけての日没後から開花する。
雄花の花芽は一ヶ所から複数つき、数日間連続して開花する。
対して雌花の花芽は、おおむね単独でつくが、固体によっては複数つく場合もある。
ポリネーターは大型のスズメガである。
カラスウリの花筒は非常に長く、スズメガ級の長い口吻を持ったガでなければ
花の奥の蜜には到達することはできず、結果として送粉できないためである。

花言葉:「よき便り」「誠実」「男ぎらい」

ちょっと描くのが難しいかもしれないお花


暑くてお花も少なめ・・・
スケッチもつらい蒸し暑さ。
ベランダの植物もちょっと気を抜くとカラカラに乾いてしまう。
朝夕お水をあげているとき
いつも気になるお向かいのお庭のピンクのかたまり。
おおきな百日紅(さるすべり)の木が満開なのだ。

ちょきんと一枝いただいた。

この花はみなさんよく見るでしょ?
でも高いところで咲いていることが多いので
意外とどういうつくりになっているかわかっていないんですよね。
グーグル先生にあげられていた画像からこちら見てみてください。
ね?
ちゃんとおしべとめしべがあって
フリルのついた花びらか6枚、ひゅ~んと出ています。
初めて近くで見たときは
こうなってるのか~~!とちょっと感動しました。
なんとなくスターチスみたいになっているように思ってたら全然ちがった!
このつくりがわかっているのと適当にひらひら描くのとでは
ぜんぜん仕上がりがちがいます。
かといってがちがちに鉛筆で形を取って塗ってしまうと
あの夢のようなふわふわ感が出ません。

わたしは先にピンクをふわっとのせてから
真ん中のおしべめしべや萼
蕾や花の終わった丸い萼や枝を描いていってます。
葉っぱの色みたいな濃い色をのせるときは
葉っぱの色を使うんだけれど
意識は花びらです。
浮き立たせるように!
全体をみわたしつつ、暗いところは思い切って紫に近いようなピンクをのせると
メリハリがつきます。
最初のピンクは広めにね。
淡いピンクの上から葉っぱの色をのっけても大丈夫ですからね。
はじめのうちは鉛筆であたりをつけてからのほうがやりやすいですが
その場合も思い切ってはみ出してくださいね。
塗り絵はだめですよ~!

描けそうな気がしてきた?
よし!描くなら今だ!^^

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サルスベリ(百日紅)
学名:Lagerstroemia indica
科名 / 属名:ミソハギ科 / サルスベリ属
別名:百日紅(ひゃくじつこう)
原産地:中国南部
開花期:7月~10月

花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。
和名は、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによる。
つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもある(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)。
中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇と呼ばれるが、比較的長い間紅色の花が咲いていることから、百日紅ともいう。