マリア・テレジア様 そしていしどアートスクール絵画展のご案内


あちこちの薔薇が綺麗すぎて
自転車に乗っていてもそわそわしてしまう今日このごろ。
これはオーストリアの女帝
マリア・テレジアの名を冠した
ゴージャスな薔薇。
先日お邪魔した薔薇屋敷で描かせていただきました。

薔薇の中にベルバラシリーズがあるらしいです。
オスカル、アンドレはもちろん
ロザリーとかフェルゼンとかもあるらしいですよっ!




マリア・テレジア(F6水彩)

ところで今日から18日までの4日間
柏のいしど画材さんのすべての教室の発表会
いしどアートスクール絵画展が
パレット柏内の市民ギャラリーで開催されます!

いしど画材さんには
絵画、日本画、裸婦、絵本、人物画、児童画の教室があり
それぞれにレベルが高くて見ごたえがあります。

私の木曜水彩画と第二日曜の絵手紙講座の生徒さんの作品は
こちらに撮っちゃいました。
ほかのお教室は許可とってないので
撮ってません。m(u u)m
実物をぜひご覧くださいね!

こういったかたちで
皆さんが楽しんで絵を描いて
努力して上達して
そんな姿を拝見できるのは
嬉しい限りです。
このお仕事していてよかったなぁ、と
心から思います。

今回は去年の絵画展から1年経たないうちに開催されたので
時間があまりなく
皆さんそれぞれにいろんな事情を抱えておられました。
そんな中で作品を仕上げて出してくださったことに
ほんとうに感謝します。
観ながらなんか感動してしまいました。

そして昨日に引き続き
新しい講座のご案内。
6月2日(土)は体験講座になりますので
なんと540円で受けられます。
この日だけですよ~!

詳しくはこちら

お花を中心とした静物の水彩画を描きます。
透明水彩の楽しさをお伝えできたら嬉しいです。

駅からすぐですし、駐車場もありますので
お近くでしたら通いやすいですよ♪

私の紹介だと入会金が安くなりますので
気になる方はご相談ください!
こちらより。

私、木下美香についてはこちらにいろいろ!
よろしくね♪

透明水彩の特徴を生かす!


昨日掲載のNY行きについて
いろいろな方から応援の言葉をいただき、実際翻訳をしてくださるという方まで現れました。
ほんとうにほんとうにありがとうございます!
無謀かもしれませんが、海外での発表は夢でもありましたので
楽しんでがんばって来たいとおもいます!
さらなる応援、よろしくおねがいいたします。

今日は軽めのスケッチのアップです。
教室で描いたスプレー薔薇。

水彩画といってもたくさんの技法があり、
作家さんによって描き方も手順もまちまち。
なのであんまりこうしましょう!と型にはめたくないのです。
ただ、この日生徒さんから汲み取ったお悩みは
けっこうな数の方々に共通すると思います。

この方はしっかりとした描写力を持っていて(以前ボタニカルアートもちょっとやっていたそう)
出来上がった絵には全く問題ないのですが
ご本人は自分の絵に満足していません。
もっとふわっと優しいタッチで描きたい、とおっしゃるのです。
こういう方は意外と多いです。
ふわっとなるかどうかはともかく、問題をあげるならば
モノの色にとらわれすぎてしまっているのです。
美しいお花の色を再現したいという気持ちはよくわかります。
でも花は黄色、葉っぱは緑、と塗り分けると塗り絵のようになってしまいます。
上手い方は特にきっちり描けちゃうので説明的になりがち。
陰になっている部分、光っている部分がどういう風に見えるか比較して
モノの色にとらわれない影色をつかむことが大事です。
いろいろな方法があるのですがとりあえず手っ取り早く塗り分けから脱出する方法。

もういきなり黄色をざっくりとおいてしまいます。
私は下描きなしで色をおきますが、初めは鉛筆で描いたあとでもいいです。
お花の部分はもちろん、葉っぱや茎になる予定のところも大雑把に乗せちゃいます。
乾かないうちに薔薇の真ん中の赤っぽいところの色をちょんちょんとさしていきます。
緑の予定のところにもぽんと青をのせます。
この時点ではびちゃびちゃ。
でも全体の雰囲気はとれてる、といったかんじです。
そんで乾くまで待ちます。

ここが大事なのでもういちど。

乾くまで待ちます。

多少はみ出ても足りなくて白いところが残っても大丈夫なのである程度ぱっぱっと色を乗せたら乾くまで触らないでくださいね。
絵具の色の美しさに酔いしれる感じ?
子供のころクレヨンでがりがりと好きな色をぬりたくったあの感じ?
楽しんで!

それからいつものとおりに描いてみてください。
それだけで随分ちがうはず。
こういうことを説明しながらこの絵を描いたのだけれど
一緒にやってもらってもなかなかうまくいかなかったですね。
最初に乗せる色が弱い(薄すぎる)のと全体の雰囲気を捉えきれていないのかな。
細かいところ、たとえば花びらの重なっているところとかについつい目が行っちゃうのですが
最初はもっと大まかでよいのです。

あと、このやり方でおもしろいのは黄色が下に入っているので
青を乗せると透明水彩の特徴、下の色が透けて緑になります。
なので葉っぱを描くときに青だけで描くところもあると変化がでます。
私はこの絵の葉っぱ部分はほとんど青で描いています。
ちょこっと緑混ぜたり黄色混ぜたりもしていますが。
そうして緑を作っていくと緑の絵具に頼らなくても
緑に見せることができるのだと実感できると思います。

最初から上手くはいきません。いかなくてもよいのでちょこっと試してみてね♪

木下美香の水彩画教室、日本画教室のご案内はこちら

ニューヨークでのグループ展情報は以下のとおり♪

ギャラリー名:パラソルプロジェクト

アドレス:2 Rivington St, New York, NY 10002 アメリカ合衆国

2017・7・19~23

週末は・・・


こちらもYさん宅のブラン・ピエール・ロンサール。
ふつうのロンサールより白っぽいのね。
心惹かれてやまないロンサール。
このブランの微妙な色のグラデーションもなんとも美しかった。

この土日は体調悪く
薔薇を描きに行きたいと思いながら
ほぼ寝込んでた。。。ので
久々に本を読んだ。

「百年法」山田宋樹

原爆が6発も落とされ廃墟となった戦後日本にアメリカから導入された
不老不死の肉体を持てるHAVIというワクチン。
導入には受けた者は100年後には死ななければならないという法律を設けるのが条件だった。
・・・という完全フィクションの世界なのだけれど
とてもリアルでいろいろ考えさせられた。
永遠の若さを手に入れて人は幸せになれるのか?
若い体のままなのに100年経ったからといって自らの死を受け入れることができるのか?
本当の危機が訪れたとき民主主義で正しい方向に歩めるのか?
独裁は本当に悪いのか?
永遠に若いまま変わらずに生きることとは無間地獄と変わりないのかもしれない。
物語は後半、ものすごい勢いで大きな事件が立て続けにおこり
またたく間に収束に向かう。
分厚い上下巻だったけれど
あっという間に読んでしまった。

さて、明日からは絵も描くしお仕事も行くよ~。
命も若さも限りあるから美しい!
暑くなるみたいだけどがんばりましょ~

白い薔薇を描く


平左衛門さんでの個展で知人にご紹介いただいた
薔薇のコンテストに毎年上位入賞されているという
Yさんのお宅にお邪魔した。
うっとりするようなたくさんの薔薇たちに目移りしながら
やっとの思いで選んだ薔薇、イングリッシュ・アイズ。
葉っぱが特徴的で
とがり方がとても優美。
全体的な印象は白薔薇なんだけれど
芯のあたりは温かみのある黄色。

動画撮ったよ~。
こちらからどうぞ。

動画って意外と難しい・・・


このところすっかり薔薇に夢中。
数年前まではほとんど関心がなかったのに。
どっちかというと素朴な野の花が好きで、
薔薇とか牡丹とか華やか過ぎるような気がしていたのだった。
薔薇を好きになるきっかけとなった
AさんとFさんのお庭に今年もお邪魔した。

ブレーマー・シュタットゥ・ムジカンツ

ドイツ生まれの薔薇の名前はむずかしい。
ドイツ語は全くわからないのだけれど
ブレーマーは咲くという意味の英語、ブルームっぽい。
シュタットゥは見当もつかないけれど
ムジカンツはMusic?音楽かな?

薔薇色とはまさにこの色を指すのではないかというような美しさ。
珊瑚のようなオレンジがかったピンクは
場所によってお日様のような優しい黄色や
憂いを含んだような淡い紫も見える。
そして優美な形。
蕾も開きかけも開ききったのも
それぞれに美しい。
私の好きなニゲラやワスレナグサ、オルレアと一緒に植えられていて
ますます素敵!
あの美しさにはとても及ばないけれど
がんばって描いたので動画をどうぞ!

いろいろな事情でお教室に来れない方もいらっしゃるし
大人数のお教室ではなかなか描いているところをお見せできないので
できるだけ動画を撮ろうと努力はしておりますがいろいろ試行錯誤中。
スマホの動画だと縦長で画面が狭い。
かといってカメラの動画で撮ると
あっというまにバッテリーが切れてしまって
最後まで撮れない。
タイムラプスで撮るといくらかましだけれど
パソコン用のソフトだと加工が難しい上に
YouTubeにあげるには有料のソフトを買わなくてはならない。
スマホ用のソフトだと加工が楽でしかもフリー。
スマホの動画はすぐに容量がいっぱいになって
途中で撮れなくなる、という悩みがあったんだけど
スマホにもタイムラプス機能があった!
今回の動画はタイムラプスで撮ったものだよ。
タイムラプスというのは、何秒かおきにシャッターが下りて
それをつなげると動画のように見える、というやつ。
なので再生するとめっちゃはやい!
しばらくこれでいこうかな。
何かよいアイデアがありましたら、お教えください!
あとご意見ご感想もいただけるとうれしいです♪

一番手は


道を歩いていても自転車に乗っていても
薔薇に目が行く季節となった。
あちこちが薔薇の香りで満ちている。

我が家で先陣を切る薔薇はこちらのモッコウバラ。
今年はアーチがひとまわり大きく見えるくらいの
見事な咲きっぷりだった。

毎日スケッチをしても描ききれないほど
素敵なお花が次々と咲いていく。
淡々とこなすしかない、と自分に言い聞かせつつもあせる日々・・・

モッコウバラ(木香薔薇・木香茨)
科名:バラ科
学名:Rosa banksiae
原産地:中国の西南部
開花期 4~5月

中国原産のバラの原種の1つ。
つる性のいわゆるつるバラと呼ばれ枝にはトゲがなく4~5月に花を咲かせる。
花は直径2~3cmほどと小柄で、白い花の方が強い香りを放つ。
日本には江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来。
和名は、インド原産の植物からとれる芳香剤の「木香:モッコウ」の香りに似ていることから。

花言葉:『純潔』『あなたにふさわしい人』『初恋』『幼いころの幸せな時間』『素朴な美』

大きな白薔薇

ギャラリー平左衛門さんでの個展の期間、気になっていた大きな薔薇の木。
ナニワイバラという大きな一重の白い薔薇。
うちにあるのはちょっと似ているけれど
もっとお花の小さいテリハノイバラ。
テリハちゃんは棘がほとんどないけれど
ナニワちゃんはものすごい。
なのできれいなんだけれど植えていない。
でもやっぱり憧れの薔薇なんだよね~。
個展期間中は1~2輪開いたところだった。
ほとんどがつぼみだったのだけれど
ここの所急に暑くなったので
一気に咲いてしまったらしい。
それに今年はあまり花つきがよくないとのことだった。
来年に期待しつつとりあえず1枚スケッチ。

個展に、森の美術館の館長さんがいらしてくださった。
森の美術館・・・?
おおたかの森と初石駅の間くらいにあるという。
恥ずかしながらまったく知らなかった。
いただいたはがきの写真をみるととても立派な美術館。
うちからけっこう近いよ?
今日柏のいしど画材さんでのお仕事のあと寄ってみることにした。
グーグルマップで調べて行ったのだけれど
ほんとにここ???っていうような
畑の広がる地帯。
自転車から降りて押して歩いてみる・・・とおなじく自転車に乗った女性が・・・

「先生・・・?」

びっくり。
ららぽーとの生徒さんのIさんだった。
偶然にも同じく森の美術館を探しているという。
お知り合いから案内がきたので下見をしにきた、とのことだった。
ビニールハウスのならぶ畑を抜けて
さらに畑が広がっていて
もうひとつ向こうに大きなビニールハウスがあって
その先に近代的な箱のような建物があった。
「あった!」
おしゃれな木のドアをあけて2人で恐る恐る入ってみる。
先日搬入搬出でお世話になった森さんの作品である写真が真正面に飾ってあった。
受付には美しい女性。
カフェテーブルが3つ並んだロビー。
そこにも絵がならんでいたけれど
その奥が本格的なギャラリーとなっていた。
入場料は飲み物がついて600円。
ちょうど昨日から所蔵展が始まったばかり。
勉強不足で恥ずかしいことに知らない作家さんがほとんどだったけれど
かなり見ごたえのある展示だった。
細い窓から見える竹林もまた素敵。

ちょうど森館長もいらしてお客様とお話されていた。
Iさんと竹林の見えるロビーでお茶をいただきながら加わって
おもいがけず楽しい時間を過ごしてしまった。

流山、意外と素敵なところ、多いんだね。。。
この美術館はできたばかりみたいだけど。
お近くの方、ぜひ行ってみてくださいな。
自転車かお車がよいとおもいます。

森の美術館

ナニワイバラ
科名:バラ科 バラ属
学名:Rosa laevigata
原産地:中国南部、台湾
開花期 5月~6月

日本へは江戸時代に難波商人によって持ち込まれて販売された。
それが名の由来でもある。
近畿地方から九州にかけて野生化。
蔓は長く伸びれば10メートルにも達する。
蔓には鋭い棘がある。

花言葉:清純な愛

エチオピアから


エチオピアの薔薇をいただいた。
描いて下さい、とのこと。

淡いクリーム色にほんのり桃色。
なんてきれい。

持って帰るまでに弱ってしまったのか
活力剤をあげてもよみがえらず
翌日にはだらんとしてしまった。

今はドライフラワーにするべく
吊り下げてある。

木曜日から土曜日まで雪割草の自生地に行ってきた。
ネットで調べて弥彦山で咲いているとの情報をゲット。
新潟でも日本海側は雪がなく
雪割草、ことオオミスミソウも見ごろ
カタクリも咲いてお花畑状態。。。というのが先週のはなし。
まだ咲いているか心配だったのだけれど
行ってみたらまあ一面の雪割草にカタクリ!
写真とスケッチはまたのちほど!

薔薇の名前・・・

あまりに暑いのでお外スケッチはお休み。
なのでちょっと前のスケッチ。
薔薇園でみたかわいい薔薇。
エヴァンジュエリー、と札がついていたんだけれど
ネット検索では出てこない。
めずらしいのかな?
一重でピンクの絞り。

今日はお墓参りに行ってきた。
祖母が生前買ったお墓はなぜか遠くて
車で一時間以上かかる。
電車では行けない場所なのでなかなか不便。
その一時間の間、甥っ子とのしりとりが始まる。
彼が小さかったころはボキャブラリーも少なかったので
あっという間に終わってしまったけれど
このごろは随分とラリーが続く。
こんな言葉も知っているのか、と驚いたりもする。
もう2年生だものね。
帰りにいつも寄るお蕎麦屋さんは
生前父が好きだった。
おじいちゃんに似たのか
甥っ子も大の蕎麦好きで
いちばん大きな板蕎麦を注文する。
外食するとき「何食べたい?」ときくと
たいがい「お蕎麦」と答えるシブい小学2年生は
めんつゆにわさびとねぎをたっぷり入れる。
2・5人前の板蕎麦の半分をうけもつわたしは
わさびもねぎも苦手。
このごろは足の大きさもあまり変わらなくなってきたし
そのうちいろいろ敵わなくなるなあと思うと
ちょっとうれしい。

返り咲き


ひと段落した薔薇がまたぽちぽちと咲き始めた。
まめに見張らないとあっという間に
アブラムシでいっぱいになるし
この時期はカビにも気をつけないと。

このスケッチはちょっと前の草笛の丘のもの。

キュー・ランブラーだって。
夕方だったので少しつぼんでる。

こちらはやっと咲いた
ベランダのスピリット・オブ・フリーダム。

蟻にたかられてダメにしてしまった最初のつぼみ。
あれから1ヶ月たってようやく立ち直ったもよう。
まだまだつぼみをつけてくれているのでこれから楽しみ~♪

キュー ランブラー(Kew Rambler)

系統: ハイブリットムルティフローラ
作出: 1913年  イギリス 英国王立キュー植物園
交配親:Rosa soulieana × Hiawatha
花: 花色:中心が白の淡いピンク  花型:一重咲き 
樹: 樹形:つる性  樹高:450~550cm
花期: 一季咲き

スピリット・オブ・フリーダム(Spirit of Freedom)

系統: イングリッシュローズ
作出: 2002年 イギリス ディビッド・オースチン
花: 輝くソフトピンクで、花が咲き進むごとにライラックピンク  花型:八重/多弁
咲き方: カップ咲き
花の大きさ: 大輪約7~9cm
芳香の強さ: 強香
芳香の種類: フルーツ香
花期: 返り咲く
樹形: 直立性
樹高: 約1.0m