風に吹かれて


生徒さんにいただいたクレマチス・アーマンディ。
つく、というので去年挑戦して
新芽が出たのでよろこんでいたのだけど枯れてしまった。
乾燥に弱いのか。
今年こそ!

昨日も今日もスケッチに出かけたのだけれど
午後から風がでてきて午前中で終了。
春の午後は風が強くなることが多い。
帰ってからお仕事をする予定が
ついついうたた寝をしてしまう。
なかなか疲れが抜けないのは年なのかなあ・・・。
個展が終わったら本も読みたい
映画も観たい
展覧会ももっと行きたいと思っていたけれど
な~んにも。
スケッチをする、というのと
飲みに行く、というのはかなったんだけどね。

クレマチス・アーマンディ
学名:Clematis armandii
科名:キンポウゲ科
原産地:中国中部~西部
開花期:4月-5月
花付きの良い原種系クレマチス。
適度に湿度のある場所を好み、原産地では川沿いなどに多く育つ。
種小名のアーマンディーは人名に由来。

今日も枝垂桜で。


今日も昨日とおなじヤエベニシダレを。
今日のスケッチのときに様子を見に行ったら
やっぱりもう終わりがけ。
花の命は短い。
筆はとても追いつかない。
また来年!

この時期のスケッチは気候もよいし虫はいないし
ほんとに楽チン!
虫がいない、といってもちいさなかわいい芋虫はもう出ている。
この枝垂れを描き終わったとき
画面やら服やらについていた。
まだ葉っぱも出てないのになあ、と思ってよくみたら
蕾をたべてるみたいだね。
これが大きくなるとちょっとコワイ。
ずっとちっちゃければよいのに、とおもうけど
そういうわけにもいかないものね。

ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)
学名:Cerasus spachiana ‘Pleno-rosea’
別名:「遠藤桜」「仙台八重枝垂」「仙台小桜」「平安紅枝垂」
科目:バラ科サクラ属ヤエベニシダレ種
原産地:日本、中国
花期:4月中旬
枝は長く垂れ、花も下垂し、開花は葉に先行。
蕾は2~2.5cmで、散形状に2~3個付ける。
萼筒は濃紅紫色で太い壷形をしており、毛が多い。
花弁は15~20個、楕円形でややねじれており、平開しない。
江戸時代から栽培されている。

今年も咲いた!


ブログ、ちょっとサボってしまった。
ちょっと体調をくずしてしまって
風邪をひいては寝て治し、の繰り返し。。。
今年の風邪はしつこいもよう。
皆様もお気をつけくださいね!

多少具合悪くってもこの桜は逃せない。
ちょうど個展が終わってひと段落したころ美しく咲きだした。
例年だと4月中旬の桜。
やはり今年はちと早いようで。

蕾が開きだす前ににょきっと2本めしべが伸びる。
なんとも愛らしい。

今日は免許の更新に行ってきた。
ついでにそこへ行く道の途中にある中古品を売買するお店によって
不要額を引き取ってくれるかきいてみることにした。
実はこれは初めてではない。
初めてデパート個展をやった6年ほど前のこと。
まだまだカルチャーの先生もはじめたばかりで
軌道に乗っておらず
ほんとうにお金がなくって額のよいのが買えず
とりあえず手ごろな価格で見栄えのするものを
大量にそろえた。
それでも10万近くはかかったかなあ。
結局、額の評判がよくなくて
「次回からはこれはなしね」
と画商さんに釘をさされたため
泣く泣く処分することにして、
今日行ったおなじお店にもちこんだのだった。
そのときは「これは場所をとるしニーズもないですしね~。」
といわれ大きさに関係なく1点100円を提示され
がっくりきたけれど
重くってあちこちもって行くのも骨だし
捨てるよりはましかな、とそれでひきとってもらったのだった。
そのとき車に乗せ切れなかったこともあって
4号以下の小さめの額はまだ家に残っていて
それが今回の個展で使用した額をしまうのに邪魔になり
今日の持込となった。
6年前とおなじデザインの額。
前に持ち込んだのが邪魔で困ってる、とか言われはしまいかとドキドキ。
今回は断られるの覚悟で
ダメだったらそのままごみ処理場にもって行こうと思っていた。
「あ、かわいいデザインですね。これなら引き取りますよ。
 査定しますからお待ちください。」
やったあ!
結果、1点300円。お、3倍!!
全部で12点あったのでちょっとした金額に。
おそらく前回持ち込んだのはそこそこ売れたのだろう。
わたしの絵に合わなかっただけで悪いデザインのものではなかったし
おなじ型のサイズ違いがたくさんあったから売りやすかったろうし。
よかったよかった。
かかったお金のことや前回の価格についてはもう忘れて、ね。

ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)
学名:Cerasus spachiana ‘Pleno-rosea’
別名:「遠藤桜」「仙台八重枝垂」「仙台小桜」「平安紅枝垂」
科目:バラ科サクラ属ヤエベニシダレ種
原産地:日本、中国
花期:4月中旬
枝は長く垂れ、花も下垂し、開花は葉に先行。
蕾は2~2.5cmで、散形状に2~3個付ける。
萼筒は濃紅紫色で太い壷形をしており、毛が多い。
花弁は15~20個、楕円形でややねじれており、平開しない。
江戸時代から栽培されている。

こんどは謎のさくら


遠目に濃いピンクの桜の樹。
見に行ったらなんときれいなお花がいっぱいついた枝が
ばっさばっさと剪定されて落ちていた。
抱えきれないほどの大枝が多かったので
持てる大きさの枝を一本いただいてきた。
それでもけっこう大きかった!
ちょっぴり萎れていたけれど
すぐに水が上がってきれいになった。
さて、今日も投げかけ。
これはなんていう桜でしょう?
早春桜、というのにビジュアルは似ているのだけれど・・・
それともオカメザクラ?

毎日寒いね。
なかなか桜が散らないのはよいのだけれど。

ソウシュンザクラ(仮)
学名:Prunus incisa ‘Sousyunzakura’
(マメザクラ:Prunus incisa)の園芸品種
科目:バラ科サクラ属
花期:3月
一重咲きの小輪で、花径は2センチくらい。
花びらの先が凹んでいることや筒形の萼があることなどが特徴。

びろんびろん。


もうだいぶ終わりがけだけれど辛夷も大好きなお花のひとつ。
今年は桜とほぼ同時くらいに咲きだしたので
どっちも思う存分描いた、とはいえないかんじ。

よく見かける辛夷は花びらが6枚なのだけれど
これは9枚もある。
蕾を包んでいたふわふわもなんだか厳重で
ふつうのより多いかんじ。
ちなみによく似たお花、木蓮は花びら9枚。
お花の下に葉っぱがあるし、あちこちむいて咲いているので
これは木蓮ではないと思うのだけれど・・・。

どなたかわかる方がいらしたらお教えくださ~い。

辛夷を見ると3年前に入院していたときのことを思い出す。
骨折での入院だったので体は元気。
窓の外で辛夷が咲きだしているのを見てうずうず。
どうしても描きたくって友達に頼んでとってきてもらった。
すると病室の暖かさであっという間にびろんびろんに開いてしまった。
とりあえずそのびろんびろん状態で描いたのだけれど
においがすごかった!
辛夷に香りがあるって知ってた?
お外で咲いている辛夷はたいがい高いところにあるから
気づかなかったのかとも思うけど
描くためにそばによっても香ることはほとんどない。
なのに室内では強烈な香り・・・。
くさい、とまではいわないけれどあんまりよい香りでもないのね~。
6人部屋の病室はそのなんともいえない香りでいっぱいになってしまった。
すみません、すみません、ってあやまって
描き終わってから捨てるしかなかった。
せっかくとってきてもらったのにね。
同室の方々がよい人たちでよかった。
入院中もけっこう楽しかったのを思い出す。

コブシ
学名:Magnolia kobus
科目:モクレン科モクレン属
花期:3月-4月
分布:九州、本州、北海道および済州島
別名:田打ち桜
果実は集合果であり、にぎりこぶし状のデコボコがある。
この果実の形状がコブシの名前の由来。
花は香水の原料にもなる。←そうなのかっ!!
花言葉:信頼

汗をかいたら着替えよう。。。


今とても気になっているのは
土手を黄色く染め上げてる菜の花たち!
あれはなかなかスケッチのタイミングが難しい。
あんまり朝早いと開いていないし
かといってお日様がかんかん照っているような時間だと
暑くって日射病になりそうになる。
これはまだすこし寒いくらいの時期
咲き始めのからし菜の菜の花。
花びらが細長く、葉っぱもぎざぎざととがったかんじ。

今日は久しぶりの休日で
まだ個展の事後処理は山のようにのこっているものの
桜がどうしても気になるので
1日スケッチ三昧!と決めていた。
いつものリュックを背負って自転車で出発したものの
なんだかペダルが重い。
おまけに喉も痛い。
そういえば昨日自転車通勤のあと汗が冷えて寒かった。
そっこー着替えなきゃいけなかったのに
あんまり暑かったんでアイスクリーム食べてたんだよね~。

いつもの枝垂桜は思ったとおりよい咲き具合。
蕾とのバランスが絶妙でお天気も曇りがちでちょうどよい。
なのになのに!!
結局いつもより時間かかって1枚やっと描いて
それだけで帰って来てしまった。
もっと描きたかったけれどとりあえず体調を整えて
また明日挑戦しよっと!
もう寝るよー。

カラシナ
学名:Brassica juncea
科目:アブラナ科アブラナ属
花期:2月-5月
原産地:中央アジア原産と云われる
別名:英: Mustards
クロガラシ(Brassica nigra: ゲノム構成BB, 2n = 16)と
アブラナ(B. rapa: ゲノム構成AA, 2n = 20)の両方のゲノムを持つ
複二倍体(ゲノム構成AABB, 2n = 4x = 36)
日本への伝来は弥生時代ともいわれ
『本草和名』や『和名抄』に記載がある。

花言葉:無関心、冷淡

明るい未来!


桜がきれいだからって上ばかり見ていてはいけない!
ちいさな鈴をきゅっと集めたような
ムスカリがきれいに咲いている。
これはうちのお庭に咲いたもの。

普段はブラックコーヒー派なのだけれど
たまーに疲れると甘いのを飲んでみたくなる。
おおたかの森の上島珈琲に行くときは
たいがい疲れてちょこっと休みたいとき。
黒糖ミルクコーヒーがお気に入り。
先日よったとき期間限定で
いちごコーヒー、よもぎコーヒーがあった。
いちごでしょ!とは思ったのだけれど
よもぎって・・・
気になったのでおねえさんにきいてみたところ
「個人的にはいちごのほうが・・・」
とのお答え。
よもぎのお味が気になるけど
勝負する元気がなかったのでいちごにした。

店内はこげ茶色で統一されていて
低い音量でジャズがかかっているようなお店。
商談をする人や本を読む人
ノートパソコンを覗き込んでいる人・・大人のお客さんが多い。
夕方だったので大半の席がうまっていたのだけれど
一角、ぱっと原色が目に飛び込んできた。
高校生かなあ、男の子3人が元気にしゃべっている。
当然というべきかその周りの席が空いていた。
まぁいっか、と彼らの近くの席に座った。

いちごコーヒー味は想像通り。
コーヒーのうえに甘いクリームといちごジャム。
甘くってふんわりいちごの香り。
きもちがゆるりとしたところで
背後の3人組の会話が聞こえてくる。

今流行っている予備校の先生のセリフ
「いつやるの、今でしょ!」
を会話の端々に入れて笑う。
そのうち・・・
「いつやるの。今でしょ!」
「海にもぐるのは?」
「海女でしょ!」
「さんまの娘は?」
「いまるでしょ!」
・・・・
テンポよく何度も応酬が続く。
おもわず振り返って君たちすごいね!
といいそうになった。

あの頭の回転はうらやましいな。
なんだか元気になって帰路についたのであった。

ムスカリ
学名:Muscari
科目:ユリ科(ヒヤシンス科)
花期:3月-5月
原産地:地中海沿岸-南西アジア
別名:グレープヒヤシンス(英)
名の由来はギリシャ語のムスク(moschos)つまり麝香(じゃこう)のこと。

花言葉:寛大なる愛、明るい未来、通じ合う心
    失望、失意(まるで正反対の意味!)

お花ラッシュ!


デパートの個展中に咲き出した梅は
次の個展の準備に追われていたころにピークを迎え
スケッチに行く余裕ができたころにはすっかり終わりがけだった。

がっくりと梅園を歩いていたら
1本だけ淡いピンクのが
まだ蕾をのこして美しく咲いているではないか~!!!

描いている間にちょうちょが飛んできたりして春爛漫♪
・・・でもまてよ・・・?
ひとつ蕾をぱくり。
あ、これは梅ではなくあんずですな!

梅もあんずも蕾をかじると苦いのだけれど
ペッて吐き出したあと
ほのかに梅は梅の香りが
あんずはあんずの香りが口にのこる。
ほんとだよ~!
ぜひお試しあれ!

さて問題。
このお花はなんでしょう~?

・・・答えはアーモンド!
うろ覚えなのだけれど、赤毛のアンだったかな?
外国のお話の中に
アーモンドの花がいっぱいに咲く描写があったような気がする。
こんな美しいお花がいっぱいに咲いたら
どんなにか素敵な光景だろう。

それでアーモンドの蕾のお味は・・・?

ちょっと大きいので勇気がいったけど
やっぱりアーモンドの味!

アンズ(杏子/杏)
学名:Prunus armeniaca
科目:バラ科サクラ属の落葉小高木
花期:3月下旬~4月上旬
別名:カラモモ(唐桃)英名アプリコット

アーモンドやウメ、スモモの近縁種。
日本には古代に中国から伝えられ万葉集には「杏人」の原文表記がある。
仮名書きのカラモモは古今集に見える。
中国古代、呉の国に董奉という仁医がいて、
貧乏人からは治療代金をとらず、
かわりに症状の軽い患者には杏を一株、   
重病者には杏を五株植えさせた。
数年で家のまわりに杏の林ができた。
それ以来「杏林」は医者の尊称となった。

花言葉:「はにかみ」「乙女のはにかみ」「疑い」

あふからも ものはなのはなほこそ かなしけれ 別れむことを かねて思へば
 清原深養父

唐桃の花、をかけてる歌。
「逢ってもすぐに物悲しくなってしまう、
 それは別れることを先に想像してしまうから」

アーモンド(ヘントウ(扁桃)・ハタンキョウ(巴旦杏))
学名:Prunus dulcis
科目:バラ科サクラ属の落葉高木
花期:日本では3 – 4月
原産地:アジア西南部
南ヨーロッパ、アメリカ合衆国、オーストラリアなどで栽培されており
アメリカ合衆国のカリフォルニア州が最大の産地。

花言葉:「希望」「真心の愛」「無分別」「愚かさ」「永久の優しさ」

アーモンドの伝説。
トロイ戦争からの帰り道、船が難破しトラキア(現在のブルガリア)に漂着した
デモフィーンは、王女フィリスと恋に落ちた。
王の助力で船が修復され、再び航行することが可能になったデモフィーンは、
本国ギリシアでの用件が片付き次第戻って結婚することを約束したけれど
フィリス姫よりも美しい少女に出会い、恋に落ちてしまった。
フィリス姫は、毎日トラキアの海岸に立ち尽くして
デモフィーンの帰りを待ちわびていたのだけれど重い病にかかり死んでしまう。
デモフィーンがそれを知りトラキアに戻ってくると彼女のなきがらは
神々によってアーモンドの木に変えられていた。
青年がその木にすがりついて泣くと見事な美しい花を咲かせるようになったという。

桜×桜×桜×桜


個展中に桜が咲き出した!!!!
わたしの予定では個展が終わってから
ゆっくりスケッチできるはずだった。
毎日銀座に泣きそうになりながら通う。
描きたいなあ・・・・
仕方ないので早起きして銀座に行く前に描くことにした。


22日。
東京ではほぼ満開だったけれど
うちの近くではまだ2~3部咲きといったところだった。
ほっと一安心。


翌23日。
前日はちっとも時間が足りなかったのでもっと早起き。
すこしは描けたかな。


翌24日。
前日に個展は終了。
この日は1日スケッチ三昧のはずだったのだけれど
体が重くって動けない。
結局2時過ぎまで寝ていて桜のところまで行ったのが3時過ぎ。
ね、ちょっと夕暮れ入ってるでしょ?
ちなみにこれは部分。
横になが~く描いた。
結局日が暮れちゃってタイムアウト。


月曜日はお仕事。
こちらは今日のスケッチ。
今日も午後からお出かけであんまり時間がなかったので
へろへろスケッチ。
でもだんだん桜がふっくらしてきたのが伝わるかな、と。

桜だけではなくいろんなお花が咲き出している。
そのほかのお花のスケッチはまた明日以降に!

個展は23日に無事終了しました。
連続だったにもかかわらず、たくさんの方に来ていただけて
ほんとうに嬉しかった!!
ありがとうございました。
個展に出品した作品もぼちぼちアップしていきますので
よろしくおねがいいたします。

ソメイヨシノ(染井吉野)
学名:unus × yedoensis Matsumura
科目:バラ科サクラ属 交雑種 (落葉高木)
分布:交雑種であるが、無性繁殖で全国に広く植採されている。
花期:3月下旬~4月上旬
原産地:日本
ソメイヨシノは江戸時代中期-末期に園芸品種として確立したとされている。
系統的にはエドヒガン系統の桜とオオシマザクラの遺伝子的特徴をもつとされる。
園芸家による人工的な品種改良作出説と
自然交雑したものを園芸家が挿し木によって増やしたという説の2説が有力。
ソメイヨシノはほぼ全てクローン。

花言葉:「純潔」

祈りの日


あの大地震から2年。
停電もACのコマーシャルばかりのテレビも
もうずいぶん前のことのように
すっかりもとどおり。
けれどほんとは何にも進んでいなくて
まだ避難生活しているひとはたくさんいて
瓦礫の山もかたづいていなくて
原発は今にも崩れそうなようすで
放射能を垂れ流し続けている。
現実をみるのはつらい。
悲しむ人をみるのはつらい。
津波にながされたたくさんの人たちのことを考えるのはつらい。

なんにもできないけれど
せめて目をそらさずに。