風が吹く前に


先週の土曜日だったか、
天気予報で嵐が来ると警告が出されていたのだけれど
朝起きたら穏やかに晴れた絶好のスケッチ日和。
嵐が来る前に、と出かけた。
今年はいろんなお花が早くて
いっぺんにいろいろ咲いてしまっていて目移りする。
あまり時間がなさそうなので
ふと目をひかれたこちらのお花にきめた。
柔らかな毛におおわれた蕾に
朝露がきらきらと光って美しい。


クサノオウ。
クサ、とは瘡(くさ)のことで、
皮膚病の薬として使われていたことからこんな名前らしい。
花びらは4枚だと思っていたのだけれど
いちばん上の一番花は3枚3枚で計6枚の花びらがあった。
すぐ下に蕾があったのがみるみる開いて
それは普通に4枚の花びら。
???と思って他の個体も見てみたけれど
その辺にあったのはみんな一番花は6枚の花びらを持っていて
その他は全部4枚。
そういえば今までもう少し育ってお花がたくさんついたのしか
描いたことがなかった。
今まで描いたのはみんな4枚だったとおもう。
一番花は6枚なのかな?
そう思って調べてみたけどネットで見る限り
花びらは4枚、としか書いていない。
突然変異なのかな?
どなたかご存知の方いらしたら教えてください。

案の定、風が強まりこの一枚でその日のスケッチは終了。
風が強いとお花も動くし
スケッチブックもバタバタするので描きにくい。
あっさりとあきらめるのであった。

クサノオウ
学名:Chelidonium majus var.asiaticum
科名:ケシ科クサノオウ属
分布:ユーラシア大陸一帯とその周辺。
   日本では北海道から九州まで。
開花期:5~7月
多年草草本で日当たりの良い、野原、空き地や路傍に群がって自生。
種子には、白色の脂肪塊がついていて、
落下した種子をアリが脂肪塊とともに巣に持ち帰るため
種子の分散ができる。
古くから主に民間療法において薬草として使用されてきた歴史があり
つぼみの頃に刈り取った地上部を乾燥させたものを白屈菜と称し、
特にいぼ取りや、水虫、インキンタムシといった皮膚疾患、
外傷の手当てに対して使用された。

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