みつまめ


鏡のようにお空を映した田んぼにきれいに並んだ稲の苗。
そろそろ田植えも終わり。
この田んぼに水張られる前、
あぜ道に蓮華草がいっぱい咲いていた。

翌日が絵手紙教室だったので
きれいなところを摘んで持って帰ったのだけれど
夜になると閉じるのね!
シロツメクサのように上に持ち上がっていた花びらは
しおしおと下に垂れ下がり
すっかりおやすみなさいモード。
なんと午前中はそのままで午後からやっと起きだした。
午前のクラスの皆様には
ほんと申し訳なかった・・・。

こんなに可憐な蓮華草
最近はあまり見なくなったようにおもう。
田植えのころに通りかかったら
全部刈られてしまっていた。
もしかして肥料になったのだろうか?

金曜日、近所の図書館に本を返しにいったとき
近くの雑木林のなかからピーピーと鳴き声がきこえた。
その必死さ。
聞こえないことにしたかったけれど気になって
見てはいけない、と思いつつもがさがさと茂みをかきわけ
くもの巣を払って
声のする方へ入っていった。
近くに行くと声はしなくなった。
ようく探したら
やっぱり・・・
15cmほどの茶色いかたまりがうずくまっていた。
逃げ出そうとするのをつかまえる。
目は開いているけれどまだまだ小さな子猫。
近くに親もいないしきょうだいもいない。

翌日病院でみてもらったら1ヶ月半くらいだろうと言われた。
虫下しと目やにで半分しか開いていない目のための目薬をもらう。
昨日はついてたマダニを5匹も退治した。

1週間ほどまえ、子猫を飼う夢をみた。
ごはんをあげていたら
猫ドアからあんみつさんが入ってきて
一緒にごはんを食べる。
そこで夢だと気がついて泣きながら起きた。

みつまめ、と名づけた茶トラの子猫は
オスでかなりのやんちゃ者。
ほとんどの時間を隠れてすごすけれど
わたしが部屋にいるときは駆けずり回って遊ぶようになった。

ゲンゲ(紫雲英、翹揺)
学名:Astragalus sinicus
科目:マメ科ゲンゲ属
別名:。レンゲソウ(蓮華草)、レンゲ
開花期::4月~5月上旬

ゲンゲの花は、良い「みつ源」になる。蜂蜜の源となる蜜源植物として利用されている。
ギリシア神話では、祭壇に捧げる花を摘みに野に出た仲良し姉妹の話が有名。
ニンフが変身した蓮華草を誤って摘んでしまった姉のドリュオペが
代わりに蓮華草に変わってしまう。
「花はみな女神が姿を変えたもの。もう花は摘まないで」と言い残したという。

化学肥料が使われるようになるまでは、緑肥(りょくひ = 草肥:くさごえ)
および牛の飼料とするため8-9月頃
稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていた。
畑は田植えの前に耕し、ゲンゲをそのまま鋤きこんで肥料とした。
窒素を固定する(大気中の窒素を取り込んで窒素肥料のようなかたちで蓄える)
根粒菌の働きで、ゲンゲの根には球形の根粒がつく。
ゲンゲの窒素固定力は強大で10 cmの生育で
おおよそ10 アール 1 t の生草重、4-5 kg の窒素を供給し得る。

花言葉:「心が和らぐ」「私の苦しみを和らげる」「感化」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。