今年の牡丹


今年、牡丹がよく咲いた。
けれどいっぺんに咲いて
いっぺんに散ったかんじ。

♪こ~と~し~のぼ~た~ん~は
 よ~いぼ~た~ん~♪

うっかり口ずさみながら
この歌は子供の頃から意味がわからなかったけれど
大人になってもぜんぜんわからないな、とおもう。
なんとなく薄気味悪い歌だけど
鬼ごっこの前に一芝居して
鬼になる怖さをかきたてる、みたいなところがあるのかもしれない。

華やかでうつくしい牡丹だけれど
じつのところそんなに好きな花でもない。
どっちかというと可憐な野の花のほうが好きなのだ。
けれどさほど花に興味のなかった亡き父が
絵を描く私や妹、母のため
モチーフによいだろうと買ってきて植えてくれた木なので
咲けば描かないとなんだか気がすまない。
好きではない、と言いながら
じっと見ていると吸い込まれそうな妖艶さ。
年々好きになってきたような気がするけれど
年のせい。。。?
1~2輪しか咲かなかった小さな木は
すこしずつ大きくなり
今年赤い牡丹は7輪ほど花をつけた。

ボタン(牡丹)

学名:Paeonia suffruticosa
科名:ボタン科ボタン属
開花時期:4-5月(春牡丹)
原産地:中国西北部
分布:愛知県、岐阜県、三重県の一部
別名:「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」
   「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「名取草」
   「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」
   「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。

元は薬用として利用されていたが盛唐期以降牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。
『松窓雑録』によれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、
当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。
従来は種からの栽培しかできなくて正に「高嶺の花」であったが、戦後に芍薬を使用した接ぎ木が考案され、急速に普及した。

花言葉:「風格」「富貴」「恥じらい」「人見知り」

「牡丹花は  咲き定まりて  静かなり  花の占めたる  位置のたしかさ」 (木下利玄)

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