サフランの菓子パン


今朝もちょっぴり早起きしてモチーフ集め。
つめたい空気の中にほんのり金木犀のかおりがただよっています。
きれいなお花や実はけっこうあるのですが持ち運びにむかないものもあります。
私のお気に入りのイシミカワなんて実が落ちやすいうえにとげがすごいので絡まったとげをほぐしてるうちにきれいに熟した実はみんな落ちてしまいます。
ツリガネニンジンも咲いてるのを見るとりんと清楚できれいなのですが教室で見るとしょぼくれたかんじ。

とりあえずいろいろ集めたので一安心で朝ごはん。
みんながよろこんで描いてくれるとよいな。


クサギ


そしてこれは明日のために採ってきたクサギ。
ずっと名前がわからなくって、きかれても「さあ…何でしょうねえ..」としか言えなかったんですが、もう大丈夫!
カラスウリもそうなのですが、これもかなり上のほうにあります。
高枝切りバサミでももっていけばよいのでしょうが、自転車で行くのがすきなので道具は普通の剪定バサミのみ。
ジャンプしたり木の枝で引っ掛けたりして採ります。
前に、あとちょっとで手のとどきそうな蔓をとろうと、木をわさわさゆすったら、おおきな蜘蛛が数匹、まるでドリフのコントのようにざーっと降りてきたことがあります。
おもわず、ぎゃ~~~!!となりましたが、驚いたのは蜘蛛さんたちのほうですよね。
ごめん。


野葡萄


明日は絵手紙教室。
モチーフ集めは大好きですが気がかりでもあります。
できれば当日の朝採りに行くのが理想。
新鮮なうちに描いてもらえます。
でも不安材料も。
もし、草刈りされててなんにも残ってなかったらどうしよう、あそこの木の実は赤くなってくれたかな、雨が降ったらけっこう大変だな….。
モチーフ集めについ夢中になって遅刻しそうになったこともあります。
なので今朝すこし集めてきました。

これはお友達がきのうの夕方届けてくれた野葡萄。
よかった、運河のはまだまっ白だったんだ。
なんてきれいな色!ありがとう!!

丁寧に水切りをして枝も割っておいたけど、この子はとても水揚げが悪いのです。
なんとか明日まで保ちますように…


山ぶどう


実を食べてみたらすっぱかった。
やまぶどうってこういう味なんだね。
ジャムにしたらおいしいらしいんだけど、残念ながらそんなにたくさんは見つけられなかった。

道の駅でぶどうを購入。
べりーAって昔からある、黒ぶどうだよね?
ずいぶんおいしくなって、種もなかった。
あんまりおいしいのでおうちにおみやげ。
うちはみんな果物好きなのであっというまになくなってしまう。
あと、ルバーブっていうフキみたいな茎が売られていて、ジャムにするってかいてあったので買ってみた。
こんなのは初めて見た。
かじってみたらすっぱい。
一晩砂糖に漬けてから煮てみたらなかなかおいしかった。
シェフはヨーロッパだと赤くなったのが売られていてそれでジャムを作るときれいなピンク色になるのだと教えてくれた。


ミヤマヨメナ?


これも、きのことりのために入った急斜面に咲いていたお花。
おうちの図鑑をみるとミヤマヨメナっぽい。
図鑑に載ってたのは紫ですが、白もあるみたいなので。

これを描いた頃はほんとに疲れちゃってました。
みんなでくるならまだしも、ほんとに好きな人はひとりでもこんなすごい斜面をきのこを探して下ってゆくのだそうです。
くいしんぼうの私でもちょっとひるみます。
恵比寿にあるマッシュルームというレストランのシェフの案内でこの山にきたのですが、休日返上で新鮮なきのこを求めてこんな山の中を歩き回るなんてすごい!
きのことりが好きってのもあるみたいですが….。
シェフの愛犬マロンちゃんがうれしそうにみんなの間を駆け回っています。
いつかシェフのきのこ料理を食べにいってみたいな。


ヤマトリカブト


雨模様だったのでスケッチはあきらめてきのことりに専念しようとおもったんだけど、トリカブトの群生を見つけてしまった!
すっかりうれしくなってポケットに一応入れていたちいさいスケッチブックでスケッチ。
案の定雨が降ってきてまたシミだらけになってしまった。
おまけにみんなともはぐれてしまった。
きのこもほとんどとってない。

斜面を降りてみんなと合流したらほかのひとたちもあんまりとれてなかった。
ひとり島田さんだけが袋いっぱい!そして見たことないようなおおきなタマゴタケをとってた。


ヤマボウシ


博物館の庭にこの木があったのを思い出す。
お天気がよいと昼休みにちいさなスケッチブックを持ってお庭にいく。
博物館のお庭はとっても広くていろんな植物が植わっている。
珍しい木も多い。
そしてたいがい名札がついているから名前も覚えられる。
庭師の永田さんにお願いすると枝を伐ってくれる。
小柄な永田さんはひょいひょい木に登ってよい枝をとってくれる。
けっこうお年だとおもうのだけどひとりでこの広いお庭の管理をなさっている。
作業用の車に乗ってるとこなんて森の小人さんみたいな風情でかっこいい。
上野の東京国立博物館に行くことがあったら小人さんを探してみて下さい。


ウラベニホテイシメジ


騒がしいきのことりのおじさんたちもこのきのこお目当てみたい。
みそ味のすいとんにしたらほんのりした苦みのある、歯ごたえもすてきなおいしいきのこだった。

一緒に行った島田さんは根っからのきのこ好き。
この時期、週末になると一週間分のきのこを採るという。
みんなが苦戦する中、袋いっぱい採ってきた。
お仕事もきのこ関係。

「専門家としては、成分にバラつきがあるのでベニテングダケは一本までにしておいた方が…。
 まあ、でも昏睡するだけだから休日の前日にしておけばいいかな」

でも食べ過ぎるぐらい採れたことないんだ。
まだきれいに開いてるとこ見たことないし。


ササクレシロオニタケ


今回もきのことりの方たちとご一緒したのですが、なかなかハード。
ものすごい斜面をきのこを求めて降りていきます。
にぎやかなきのことりのおじさんたちとすれちがいました。
確かきついとか、つらいとかいう意味かな
「えらいえらい!」
とおおきな声で言いながら鈴をリロリロ鳴らしてきのことり。
熊もびっくりして逃げだしちゃいそう。

これはかわいいけど食べられないきのこ。


ミヤマガマズミ


前にスケッチしたのとなんか違うなとおもったら、やっぱり微妙に種類が違うみたい。
向こう側に見えるきいろっぽい葉っぱはむかご。
もちろん収穫していただきました。
秋はおいしいものでいっぱい。
ヤマグリもいっぱい落ちていて、むくのが大変だったけどとってもおいしかった。