寒風に吹かれて


昨年末の山茶花その2。
この日は妙に生暖かい風が吹いて
変なお天気だった。

今日はきりりと冷たい風が吹いてたね。
この寒風の中、紅梅が咲いていた。
うちの白梅もつぼみがふくふくしてきている。
春の準備は着々だけど
まだまだ寒い日は続く。

さて明日は月に一度の絵手紙教室。
見つけてきた侘助と謎の柑橘類とアオキの実のほかに
お店で買った慶應桜と猫柳、水仙をモチーフに
きれいな短冊に書初めしますよ~!

サザンカ(山茶花)
学名: Camellia sasanqua
科名:ツバキ科ツバキ属
分布:日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)
   日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布。
開花期:10~12月
花言葉:素直、飾らない心

メジロの声を聞きつつ


昨年末の山茶花。
もう終わっちゃったかな。

描いている間中メジロがたくさんやってきて蜜を吸っていた。
あの子たちはほんと、可愛い。

教室、いよいよ本格始動。
なのにお花がなんにもない~。
どこかにのら蝋梅とかないかなあ?

サザンカ(山茶花)
学名: Camellia sasanqua
科名:ツバキ科ツバキ属
分布:日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)
   日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布。
開花期:10~12月
花言葉:素直、飾らない心

年末はいろいろ処分


3賀日も過ぎてお正月気分も抜けた。
といってもお正月らしいこと・・・したかなあ?

個展のお礼状をまだ出していなかったので
年賀状と兼用にしよう!と思ったら
未だかつてないような量の年賀状になってしまい
元旦と2日はそれでおわってしまった。
2日は一応、きょうだいの家族が集合してお寿司を食べに行くという
お正月らしきこともあったけど。

そうだ、お正月は着物を着ようとおもって
どこもいかないのに2日間着物で過ごしたんだった。
お太鼓をするとおなか周りがきゅうくつなので
半幅帯で貝の口で楽~にして。

私のお正月はそれで終わって
3日と4日は初スケッチに暖かい房総にいってきた。
そろそろまた風景の練習をしておかないとね。

それにしても暖かかったなあ。
さすが房総!
・・・と思ったらこっちも暖かかったのね。

スケッチは年末に描いた侘び助椿。
たぶん「初雁」。

年末は祖母の遺した着物を整理することにした。
今叔母が使っている和室の押入れに
かつて大きなたんすだった上の部分がでん、と入っていて
そこにぎゅうぎゅうに詰まっていたのだ。
そもそも私が着物を着ようと思ったきっかけが祖母で
いつもかっこよく着物を着てお出かけしていた姿にあこがれたのだった。
祖母が元気なころは着付けをして歌舞伎に連れて行ってもらったりもしたけれど
認知症を患ってそんな機会も失われてしまった。
着物のことを教わることもなく母曰くよい着物をたくさん遺して亡くなってしまった。
知識がないとどれがよいものだかわからないので処分をためらった。
家を建て替えてずいぶんいろんなものを処分したけれど
祖母の着物はほとんど残っていた。
もったいないので着付けを習って祖母の着物を着よう!としたのだけれど
着物のことがわかるようになると私には短かすぎることに気づいた。
お直しをすれば着られるとかいろいろあるけれど
そういうのがとてもお金がかかることだということもわかってきた。
帯は何本か使えるものがあったけれど
祖母はちゃんと着る人だったのでほとんどがそこそこ傷んでおり
そのうえ何年もしまってあったので
自分で古着屋さんで買ったもののほうがずっと使える。
何度か買ったことのある古着屋さんから買取20%アップのはがきが来ていたので
軽の後ろに山のように積んで売りに行った。
着物、羽織、帯、帯揚げ帯締めなどの小物も含めて51点。
全部で¥6,530の査定、20%プラスで¥7,836になった。
二束三文だろうと思っていたけれどけっこういったね。
おばあちゃん、ごめんね。
でもきっとちゃんと着る人の手にわたるはず!

そして空いたたんすの上部を自分の部屋に運び込み
プラケースに入っていた着物たちを収めた。
売上金はたんすのリフォームに使おう。
扉がないので作らなきゃ!

いただいたり古着屋さんで買ったり
着物が集まってきたなあとは思ってたんだけれど
数えてびっくり。
23着もあるよ!
がんばって着なくちゃ、と思っての元旦の着物でありました。

・・・とすっきりのお正月を迎えたんだけれど
きょうだいで集まったときにびっくりな話をきかされた。
私が着物を処分したことに刺激されてか
妹がうちに大量に残されてた弟の靴を処分すべく渋谷に売りに行ったのだった。
弟の靴はサイズが大きくって邪魔だったし
なんだかぼろぼろで薄汚くて捨てちゃおうかとおもったんだけれど
弟が売れるから、というので妹も恥をしのんで持っていったのだ。
すると店員さんの目の色がかわり
2時間もの時間をかけて査定。
5足くらいもっていったのかなあ?なんと4万近くの買取価格になったというのだ。
「持ち主はどんな方なんですか?」
ときかれたそうな。
弟がいうにはビンテージものなんだそうだ。

・・・う~ん、わからないな~。

着物はどんなに高かったとしても売るときは二束三文
古くなって味が出てたらもう売れない。
あのぼろ靴に負けるとは・・・
でも世の中需要と供給だものね。

ワビスケ 初雁 (ハツカリ)
学名:Camellia wabisuke`Hatsukari’
科名:ツバキ科
特徴:極淡桃色 淡桃色の縦絞りやぼかし 一重 
   筒~ラッパ咲き 筒しべ 小輪 有香 江戸 子房に毛がある

11~3月咲き。江戸期には「数奇屋」の名で呼ばれていたワビスケ

花言葉:完璧な魅力・誇り

トリップ


「野の花を描く」のお教室にいつもご自分のお庭から
山の草花を採ってきてくださる方がいる。
けっこう遠くから通っていらっしゃるのに
いつも大荷物で申し訳ない。
でもほんとにありがたい。
いつもかわいらしいワンピースを着て
妖精のような雰囲気。
和製ターシャさんだね。
これはその方のお庭から
ニガイチゴの葉っぱだそうだ。
紅葉が美しい。

年賀状も大掃除もさっぱり進まず
じたばたとしている。
とりあえず窓とベランダとコンピュータまわりはすっきりしてきた。
じたばたといえば先日、毎晩通っているプールで
水流に逆らって泳ぐ練習をした。
水流をつくる機械があってそれに向かって泳ぐのだけれど
これが進まない。
私は力も弱いし体力もないので
普段なるべく抵抗を少なく、力を使わず、をモットーに泳いでいる。(いいのか?)
おしりが下がらないように水面に対してなるべくまっすぐ浮くようにして
手はたくさんの水をつかんで押すように教わるけれど
こっそり逃がしてほどほどの水だけ押して泳いでいる。
月曜日のコーチには見抜かれていて
よく注意されるのだけれど・・・きついんだもん。
いつもはそれでそこそこ泳げるけど
逆流だと全く進まない。
激流のなかの木の葉のごとく流される。
すっかりシャケになった気分。

もう少しで産卵場所だ!
がんばれ!
この激流の向こうに行かないと卵が生めないぃぃぃ~~!!

と同じ場所でじたばた泳いでいるうちに
後ろからきたお姉さまに追いつかれて足をつかまれてしまった。

あ~~~すじこに~~~

漁師に捕まってすじこにされてしまった。

2回目は学んで
月曜日のコーチに言われたとおり
がっつり水をつかんで泳いだら無事産卵場所まで着けた。
普段からこうやってないとだめか~。

こんな具合でいつになってもなかなか速くならないのね。

でもいろいろ想像するのはなかなかよくて
前にベストが出たときは
後ろからサメが追いかけてきてる設定だった。

あとは長距離でスピード出すように言われると
子供のころに読んだ本、何だったか忘れたなあ
ロビンソンクルーソだったかなあ?
そこだけ妙に覚えてる部分があってそこを思い出す。
主人公は奴隷として船を漕がされていたんだけどその船が難破し
サメのいる海域に放り出されてしまう。
彼は本当は平泳ぎが得意なんだけれど
サメは水しぶきを恐れるので
クロールでずっと泳いで逃れる、という話。

しっかりキックを入れて!サメが来る!!

こんなふうに苦しくなるとかる~くトリップしてることがあります。

ニガイチゴ(苦苺)
学名:Rubus microphyllus
科名:バラ科キイチゴ属
別名:ゴガツイチゴ
分布:本州、九州、四国など
環境:森林内よりも攪乱(かくらん)されたところによく出現する。
   道ばたに出ることも多い。
花期: 4~5月 *実は8月に熟す。

果実はいわゆるキイチゴの形で甘く食用になるが、小核に苦味があり苦苺と呼ばれる 。
果実は甘くて結構美味しい。
落葉低木で、高さ30~50cmほど、時に1mほどになる。
茎はしばしば伏していて、茎には細いトゲが多くある。

花言葉:いつも愉快

ありがたかったです


昨日で今年のお教室のお仕事は終わり。
みなさま、一年間、この頼りないセンセイを支えてくださって
ほんとうにありがとうございました。
来年もどうぞよろしくおねがいいたします。

これから年末のもろもろを片付けて
年末からお正月にかけてはじっくり製作に勤めたいと存じます。

早速だけど、今日は山茶花を描きに。
今晩から雨らしいので傷む前に!と思ったのだった。
日曜に描いたときがピークだったのかな、
ずいぶんと咲き進んでいてだいぶ終わりがけ。
それでもとっても美しかった。

それにしても今日は暖かかったね。
妙な南風が吹き、空気がぬるい。
メジロがたくさん蜜を吸いにやってきた。

今日アップするのは少し前に描いた白の八重の山茶花。
薔薇のように華やか。

また個展でのおはなし。
朝イチでご夫婦が来てくださった。
以前銀座でやったときに来てくださった方だった。
今回の会場にいらした方はおわかりかと思うけれど
1Fフレンドリーカフェで2Fがギャラリーになっている。
そして外階段から上るのだけれどけっこう急な階段で
お年を召した方にはちょっときついかんじ。
そのご夫婦はその大変な階段をふたりで手を取り合って上ってきてくださった。
ご主人が大きな声で感想をおっしゃる。

「これはすばらしい、なかなかこういう発想はないね。
 わたしも長い間絵を描いてきて、いろいろみてきたけれど
 これはすばらしい!」

大絶賛である。
奥様は美智子妃殿下のようににこやかにつつましくほほえんでいらっしゃる。

「わたしは山口県で県展に10回以上入選してね、東京でも4回入ったんだよ。
 たくさんの絵をみてきたし、絵に関しては詳しいと思うんだけれど
 これはほんとにすばらしい!」

あ・ありがとうございます・・・

あまりの絶賛ぶりに恥ずかしくなる。
ほんと、それほどのものでは・・・

「これはすばらしい、なかなかこういう発想はないね。
 わたしも長い間絵を描いてきて、いろいろみてきたけれど
 これはすばらしい!」

・・・ありがとうございます・・・

「わたしは山口県で県展に10回以上入選してね、東京でも4回入ったんだよ。
 たくさんの絵をみてきたし、絵に関しては詳しいと思うんだけれど
 これはほんとにすばらしい!」

・・・そうおっしゃってましたね。

「これはすばらしい、なかなかこういう発想はないね。
 わたしも長い間絵を描いてきて、いろいろみてきたけれど
 これはすばらしい!」

・・・・
あ、あら?

「わたしは山口県で県展に・・・

もしかして、もしかして・・・
う~ん・・・・

何人かお客様がみえては帰られみえては帰られ
その間もずっと何周も観てくださって絶賛してくださる・・・
おんなじ言葉を何度聞いただろう。
お返事するのもだんだんしんどくなってきたころ

「こういう発想はないね!
 このなかでいちばんよかったのはこれだね」

ご主人が指差したのは
今回の版画の中でわたしのいちばんのお気に入り。
わたしにとっていちばん厳しく
めったにほめないM先生がほめてくださった
この版画だった。

サザンカ(山茶花)
学名: Camellia sasanqua
科名:ツバキ科ツバキ属
分布:日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)
   日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布。
開花期:10~12月
花言葉:素直、飾らない心

冬の花

山茶花山茶花咲いた道~♪

もうすっかり冬の花満開!

こうお天気が素敵だとやっぱり行きたくなりますな!
紅葉も描きに行きたい!

まだこまこまとやることが残っております。
個展まで1週間をきりました。

木下美香個展
代官山のUPSTAIRS GALLERYにて11月23日~28日

よろしくお願いいたします。

サザンカ(山茶花)
学名: Camellia sasanqua
科名:ツバキ科ツバキ属
分布:日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)
   日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布。
開花期:10~12月
花言葉:素直、飾らない心