山道に咲く二輪草を描く♪

久しぶりの動画のアップです♪

今回はお外スケッチの模様をスマホのタイムラプス機能を使って撮影しました。
山道に咲く可憐な二輪草の花です。白い花のスケッチはなかなか大変ですよね。こんな時のための道具が「マスク液」
ただ、難点があって乾かさないと次の工程に行けないんですよね・・・。
なので注意点。

①薄塗りにすること・・・ペンタイプのものであっても直接紙に出さず、パレットに出して筆などで塗りましょう。

②空気が乾燥している日に使うこと・・・天気が悪い日や湿度が高い日は残念だけどあきらめましょう。 この日は晴天で少し風もあり、絶好のマスク液日和?!でした。(笑)

あとは奥の手としてハンディタイプの扇風機も使えます。
あれ、なかなか優秀!マスク液じゃなくても湿度が高くてどうしても絵具が乾かないときは使えますよう~♪

【使用画材】 

ウォーターフォード水彩紙 F4
*透明水彩(シュミンケ・W&N・ホルベイン)      
*筆(不朽堂 長穂彩色(小)アルテージュアクアレリスト#14 アルテージュアクアレリスト108の⅜)
*水性色鉛筆(カランダッシュ スプラカラー018オリーブグレー)

この動画の中で使っているアクアレリスト108という筆ですが、今年の1月に出たばかりの筆で、なかなかよいのですよ!
以下、アルテージュさんの紹介ページより↓

『この筆は、天然毛コリンスキーに匹敵する。』
アルテージュ画筆 アクアレリスト Aquarelliste 100シリーズ 
2022.1月発売 コリンスキーの特長である 毛先のまとまり、最適な毛腰、保水力をバランスよく再現。 また化繊のもつ耐水性をも兼ね備えています。
新開発PBT(化学繊維)・・・天然毛特有のキューティクルを再現した、 サイズが異なる繊維をブレンドしています。

108 (イチマルハチ)  ダガー 刀剣のような個性的な穂先形状です。 シャープな線や面を、画面上に一気に描く。あなたの豊かな感情をそのまま表現してくれるような筆です。

http://www.artetje.co.jp/item/detail.php?id=27

・・・という説明文がホームページにでてますが、腰、キレ、申し分ないです。
本物の獣毛より丈夫な感じがするのでモチもよさそうですし、刀の先のような筆先が細く繊細にも荒っぽくも表現できるのでぜひ使いこなしてみたいなと思います。

二輪草のスケッチ F4

やっぱりお外スケッチは楽しいなあ♪
そうそう、ここは3年くらい前かなあ、みんなでスケッチツアーに行ったあそこですよ~。

利根運河の夕焼けを描く

年末、やたらと夕焼けが描きたくなって運河に通ってた。
まだ日があるうちから陣取って軽く下描きしながらまつ。
するとつるべ落としと言われるようにあっという間に日が暮れる。
一番美しいのは実は日が落ちた後。
このスケッチではお日様の位置は高めだけれどこの色になるのはもっと日が落ちてから。

そしてぐっと冷え込む。。。

2021/12/29の夕焼け

この日は雲が多いからどうかな、と思ったけれどなかなかの夕焼け。
ここに座ったときはよい位置に釣り人がいたのに日が落ちるとさっといなくなってしまった。
何が釣れるんだろう?

2021/12/30の夕焼け

大晦日の夕方はびっくりするほど冷えた。
冷たい北風が吹きつける。
何でこんな日に行ったのか自分でもよくわからない。
描き納めをしたかったっていうのはあったんだけど何もこんなに寒いのにわざわざスケッチにいくこともないのよね。
なんだか発作的に家を出て河川敷に立ってた。
不思議な色の真冬の空は美しく、冬らしい怖いような美しい雲が夕日の残像を受けて輝いている。

描きたい!

と思ったんだけど、なんかね、絵具が凍るんですよ。。。
筆をおくと麻の葉みたいな模様ができる。。。
ああ、これ前に山で富士山を描いたときあったな。。。
ここ流山の平地だけど。。。

20分しないうちにギブアップ。
家で少々手を加えました。

2021/12/31の夕焼け

近くで見るとこんなかんじ。
つぶつぶしてるのも凍ってるから。

凍った画面

そして元旦も描き初めと称して行ってきました。
ほんと、好きねえ・・・

そして寒かった~。
でもこの日は凍らなかったよ!

2022/1/1の夕焼け

夕方のスケッチは乾燥する冬場でもなかなか乾かないので水溶性鉛筆や水溶性色鉛筆は必需品。
水彩だけだとどんどんびしょびしょしてきちゃいますからね~。

昨日も載せたけど、動画あり〼

江戸川台の和風ダイニング わっ嘉さんにて

個展でわたわたしててずっと夏のままだった和風ダイニングわっ嘉さんの絵。

先日冬にしてきました!

船着き場 F10

冬の海は青い!

弁慶七戻り F4

そうそう!筑波山のあの名所ですよー。

節分草 SM

今年はもう芽がでてきました💦

房総の水仙 F6

もう咲いてるかな。今年も描きたいなぁ。

クリスマスローズと木瓜 F4

お庭の早春♪

ふくれみかん F8

先日あげた動画のやつです。

全部実物をみて描いたスケッチです。

スケッチは作品よりどうしても粗くなりますが、その分勢いはあります。

スケッチを展示することはあまりありませんので、ぜひみてみてくださいね!

https://www.wakka.space/

最近はお弁当が多いらしく、お食事は予約してから行かれたほうがよさそうです♪

エビヅルを描く

9月にいただいて描いたエビヅルちゃん。
ヤマブドウのちびっこバージョン。
ヤマブドウはもちろんとても素敵なんだけど、エビヅルもなかなか味わいあります。

エビヅル 水彩スケッチ36×51cm


毒をもつ

トリカブトって有名な毒草。
でもその花の美しさには目を見張る。

今年は夏が暑すぎたのか
かなり晩秋になって咲き始め、寒さに凍えた花びらがすぐにしおしおとなってしまった。

トリカブト 水彩スケッチF4 ウォーターフォード水彩紙

紫色の花は紫の絵具を使わないことが多い。
絵具の紫は暗く沈むことが多い。
なのでウルトラマリンなと、紫よりの青とオペラを混ぜて作る。
使う青はその花の色による。濁った感じの紫なのか目が覚めるような紫なのか。
どの青を使ったらどんな感じの紫になるのかいろいろ試してみる。
混ぜる赤のほうも、私はオペラが多いけれど、マゼンダのほうがしっくりくることもあるし、こっくりした臙脂みたいな色のほうがぴったりくることもある。
紫の絵具はどっちかというと混色に使うことが多い。
葉っぱの影色だったりピンクの花の影色だったり。
このトリカブトの青紫はウルトラマリンと少量のオペラを混色したものをベースに使っている。そのほかの青もちらほら。
あと、葉っぱの色も暗い青とトランスペアレントイエローを混ぜて作ったものがベース。
緑色はアクセントにちょこっと使う。

実りの秋

もう晩秋ですね。
朝晩は寒いし紅葉もだいぶ終わってきました。
今年描いた実ものでも見ていただきましょうか。

ビナンカズラ B5ブレダン紙

正式な和名(標準和名)はサネカズラ(実葛)。
その昔、枝をつぶすか樹皮を剥いで水に浸してねばねばした液を出し、それを整髪に用いたのでビナンカズラ(美男葛)の名前があるのだそう。
ちょっとどっきりするようなインパクトのある実ですね~。

科名:マツブサ科
学名:Kadsura japonica
別名:サネカズラ
原産地:日本 朝鮮半島南部 中国 台湾
つる長:3m-5m
開花期:7月-8月 / 10月-12月

ノササゲ B5ブレダン紙

これ、好きなんですよね。
紫色のさやがなんとも可愛い♪
もっと熟すとさやがはじけてくるくると躍動的になります。

科名:マメ科
学名:Dumasia truncata Sieb. et Zucc.
別名:キツネササゲ
原産地:日本 朝鮮、中国
つる長:1~3m
開花期:8~9月 
山帰来 B5ブレダン紙

こちらはとある低山の頂上で見つけてスケッチしたのですが、2週間後くらいに行ったらもう一粒も残っていませんでした。
おいしいのかな。。。小鳥がきっと食べちゃったんでしょう。
お花屋さんで今の時期、クリスマスの飾り用として売られてますが、玄関にかけておいたら小鳥に食べられちゃった、という話を聞いたことがあります。

科名:サルトリイバラ科
学名:Smilax china
別名:ガンタチイバラカラタチイバラカカラ、カメイバラ、コバンノキ、サンキライ
原産地:日本 朝鮮、中国
つる長:70cm~数メートル
開花期:4 – 7月 

個展終了しました

去る10月26日、2年ぶりの個展が無事終了いたしました。
ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様に心から感謝いたします。

初日の閉店前に撮った会場の様子です。

デパートでの開催ですので、販売済みのものはお持ち帰りいただくか配送になります。
なので作品が入れ替わっちゃうんですよね。
後半にいらした方は雰囲気が違うって思われるかも。
今回は開催前から決まったものも何点かありましたので、次回お目当てがある方は早めにいらして下さいね~。

コロナでなかなか会えなかった方々、何年かぶりの学生時代の友達や過去の職場の同僚や上司の方々、教室の元生徒さんなどやっぱりお会いできると嬉しいですね。
今回はSNSで見つけて来てくださった初対面の方も多く、ネットを通じて、私が出会った美しい世界を共有できるってなんてすごいことなんだろうと思いました。
足をお運びくださった皆様には改めて感謝いたします。

カレンダーのお問い合わせもいただきましたので次回また改めてご案内いたします。
仕事遅くて、すみません!
明日にはネット販売開始予定!よろしくお願いいたします♪

黄色い花の影色のお話

土曜日の朝、チコちゃんに叱られる!見ていたら
「血管はなぜ青いの?」あれ?みどりだっけ?まあ、そんな質問だった。
答えは本当は灰色で目の錯覚ということだった。
見ていた方はご存じでしょうけれど、肌色の中にグレーがあると緑色に見えるのだと
いろんな例を出して説明をしていた。
目の錯覚って本当に不思議で色は違って見えるし大きさも間違えるし、みんなどこかで見たことのあるような例だったんだけれどいつも騙される。
でも実はこの目の錯覚を駆使してみんなを騙しているのが絵描きなんだよね。


芸術とは最も美しい嘘のことである
byドビュッシー(多分)

黄色い花の影は何色で描いたらいいですか?
とよく聞かれるけれど、これはその花の黄色の色合いにもよるし光線の具合にもよるしその絵の背景の色にもよる。
私は、の話になるけれど一つ言えるのはグレーはまず使わない。
影色の優等生、ペインズグレーも黄色には向かないんだよね。
実際はグレーに見えることもあると思う。
でも黄色にグレーを使うと汚く見える。(狙って汚すならアリだけど)

祝福 F6

こちらの福寿草の花びらの影色はクロームイエロー(温かみの強い黄色)とトランスペアレントオレンジと何種類かの紫を使っている。場所によっては明るめのグリーン系も。
いちばん暗くてグレーっぽく見せたいところは紫。
これも目の錯覚で反対色を持ってくることでグレーに見えるんだよね。
この絵はちょっと独特の表現してるけれど、普通のスケッチでも紫はよく使う。
といってもほんの少々ね。
さすがにま紫を持ってくるとバレるし。(笑)

輝(福寿草の咲く山)F10

こちらでも足元の福寿草の影はほぼ紫。
赤みのものと青っぽいものと3種類ほどをごく薄く使う。
トランスペアレントオレンジもなかなか良い仕事をしてくれる。

光を抱いて F8

これは紫、わかりやすいですよね。
下地に淡いブルーも入ってます。
あ、これ制作動画撮ってるんだった。そのうちアップします。

グレーを使ってはいけないということではないのですが、黄色をきれいに見せたいのであれば黄色に近い色をベースにして(オレンジや黄緑など)周りの色合いや好みに応じて紫とか渋めの赤とかをほんのりと入れるとよい感じかと思います。
グレーを使わずしてグレーに見せる!
とか緑を使わないで緑に見せる!
とかいろいろやってます。
狙ってやってるというわけではなくいろいろやってるうちにそこに落ち着いたっていうかんじですが・・・

さて、いよいよ個展も迫ってまいりました。
今日しれっと並べた3点も持っていきます。
ぜひ実物をご覧くださいね♪
よろしくお願いいたします。

木下美香絵画展
2021年10月20~26日
松屋銀座 7階 遊びのギャラリー


10月の個展に向けて

コロナの感染者がとめどなく上がってきてますが
10月20日~26日、銀座松屋さんの遊びのギャラリーで個展の予定です。
皆さんにぜひ来てほしいと強く言えない状況ですね・・・
でもこのコロナで遠出ができない皆さんの癒しになればと
身近な花々から遠く山登りをしないとみられない素朴だけど美しいお花までずらっとそろえる予定です。
秋なんだけれど、春のお花が多いかな。
とりあえずタンポポさん。

糸遊 水彩S30

春の陽炎、って題名にしようと思ったんだけど、調べたら陽炎ってもともと春の季語らしい。
てっきり夏だと・・・
だから春の陽炎って「頭痛が痛い」な二重に同じこと言ってる感があるわけですね。
でも陽炎ってのもなんだかしっくりこなくて調べたらありました!いい言葉が!
それが「糸遊」で陽炎と同じ意味なんだそうで。
言葉の響きも字も可愛らしくてたんぽぽにぴったり。

その糸遊シリーズ。

糸遊 水彩F4
糸遊 水彩15×15cm 
糸遊 水彩15×15cm

スケッチと作品はちがうので、その辺も見ていただけたら嬉しいです。
このブログにはどっちもあげるけど、数的には圧倒的にスケッチのほうが多いからね…。
そういうものなんです。
たくさんたくさんスケッチをしてそこから生み出すものなので
スケッチのほうがずっと多いんです。
特に私のような不器用なやつはいわしがたくさんたくさん卵を産んでいろんなものに食べられながらその一部だけが大人になるように、ほとんどのスケッチは押し入れで肥しになってるんです。
もっと成長率上げていきたいとは思ってるんですけどね。
魚は厳しいな・・・
せめてうさぎくらいには。