今年もこの季節


いろいろばたばたとしておりまして
更新が滞ってしまった。
スケッチはけっこうしてるんだけど。

夏が来たらこのお花!


なかなか通路近くで咲いてるタイミングで行くのはむつかしい。
しかも美しいのは8時くらいまでで
そのあとはその花のステージによるのだけれど
べろべろと開ききって散ってゆくか
今日はここまで!とばかりに
閉じてしまう。

昨日日光から戻ったので
またスケッチ、整理してからアップします。
あ、シイノトモシビタケの写真もまだアップしてないや!

ハス(蓮)

学名:Nelumbo nucifera
科名:ハス科
開花時期:4~6月
原産地:インド亜大陸とその周辺
別名:水芙蓉もしくは単に芙蓉、不語仙、池見草、水の花 古名:はちす

仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされ
様々に意匠されている。
死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり
「一蓮托生」という言葉の語源になっている。

花言葉:「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」 

ただいま。


ちょっと西のほうに旅に出ていた。
ちょっと強行軍だったので
ばたばたでハプニングもいろいろ。
無事に帰ってこれてよかった!

スケッチは前の旅、軽井沢で初めて見た瑠璃草。
あんまりできのよいスケッチではないけれど
可憐なお花だったので。

こういうワスレナグサ系のお花、大好き!
なんてかわいいんでしょ!

ルリソウ(瑠璃草)

学名:Omphalodes krameri Franch. et Sav.
科名:ムラサキ科 ルリソウ属
開花時期:4~6月
分布・生育地:北海道、本州(中部地方以北)山地の林下

北海道、本州(中部地方以北)の林内生える多年草。
茎は高さ30〜40cmで、開出毛が多い。
葉は倒披針形で長さ7〜15cmで、細毛がある。
花序は頂生し、花冠は直径1.0〜1.5cmで濃い藍色、稀に白色

花言葉:私は考える 

梅雨はどこに


梅雨に入ったはずなのに
夏のような日がつづく。
梅雨といえば紫陽花だけれど
うちのはもうだいぶおわりがけ。
季節のうつろいの早さに
ついていけずにいる。

おとなりさんが子猫をひろった。
とても元気がよくって
にゃーにゃーと大きな声がうちまで聞こえる。
退屈すると窓ぎわでこちらにむかってにゃーといってみたりする。
白黒のハチワレちゃん。
みつまめがいたら喜んだろうにね。
いまごろどうしているのやら。

アジサイ(紫陽花)

学名:Hydrangea macrophylla
科名:ジサイ科 / アジサイ属
開花時期:6~7月
原産地:日本

原種は日本に自生するガクアジサイ H. macrophylla f. normalis である。
アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」
平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。
もっとも有力とされているのは「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が
なまったものとする説である。
そのほか、「味」は評価を「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、
「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、
「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説がある。

日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、
おそらくライラックに付けた名で
平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている。
草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ
「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。
アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから
止毛久佐は普通トモクサと読むが、シモクサとも読むことができると指摘している。
また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられている。

花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、
アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。
これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると青色の花となる

花言葉:「謙虚」(額紫陽花)

暑かった・・・


急に夏が来たかのようなお天気だった金曜日。
あの小さな卵から育てたジャコウアゲハが羽化し
無事旅立った。
もちろんスケッチもしたので詳細はまた後日。

結局お出かけできなくなった週末。
ずっと作ろうとおもって
やりかけのままとまっていたホームページを完成させるべく
パソコンに向かっている。

どこで教室をやっているのかわからない、
個展の情報がわかりにくい
などなど
ブログだと流れていってしまう情報をいろいろ載せる予定。
メカ音痴なので
やたらと時間ばかりかかってしまうけれど
なんとか来週中には!><

スケッチはうちの桃色の可愛い紫陽花と野茨。

神秘


たぶん山紫陽花の一種。
鮮やかな紫だけれど可憐さもあわせもつ。
野の花を描く教室の生徒さんからひと枝いただいてつけたのが
2年目にして美しく咲いた。

今晩から雨模様。
入梅も秒読み。

ジャコウアゲハの幼虫を育てている。
いつもスケッチに行く森への道の途中に
ウマノスズクサが生えていて
毎年ジャコウアゲハの幼虫がたくさんつく。
枝も見境なく食べてしまうものだから
どんどん葉っぱが減って
たぶん全部蝶になるまえに食料がなくなってしまっているのではないかとおもう。
いつも最後には丸坊主になっちゃうのだけれど
ウマノスズクサは律儀に毎年ちゃんと出てくる。
十分に育った幼虫を取ってきて
蛹になって蝶になるまでは見たことがあるのだけれど
今年は卵から。
途中卵のついていた株の葉っぱを食べつくしてしまい
3頭いたうちの2頭は家出
残る1頭もたくさん葉っぱのついた
ほかの種類のウマノスズクサをなかなか食べてくれず
いろいろと気をもんだけれど
なんとか食べてくれるようになり
家出した2頭も見つかり
十分に成長した家出しなかった1頭は
ゆうべから蛹になる準備を始めた。
まず支柱に上り一晩じっとしていた。
朝見たら余分な体液を排出したらしく
下に赤黒い液体が飛び散っていた。
雑巾で拭くとのびた色は草の色をしている。
考えてみたらウマノスズクサしか食べていないのだ。
なんてきれいなものだろう。
人間の排泄物なんかとはまったくちがう。
5cmほどはあった体長が少しコンパクトになった。
昼ごろから糸をかけ始めた。
支柱に注意深く糸を接着し丁寧に前脚の1対めと2対めのあいだにかけのけぞりながら
反対側にまわりまた支柱に接着。
これでどうして身体をささえるかたちに回せるのか
じっと見ていてもよくわからない
幼虫はゆっくりゆっくりおなじことをくりかえし
蜘蛛の糸のように細い糸は
より合わさって銀色の鋼のようになった。
しっかり身体を固定し終えると
じっと動かなくなった。
今は全く生命感を感じない。
死んでしまったように見える。
これからお菊虫、といわれる檸檬イエローの蛹になるには
皮を脱がなくてはならない。

先日ベランダの窓を開けたら
ジャコウアゲハのメスが来ていた。
なぜここにウマノスズクサがあることがわかるのだろう?
たしかに摘んで袋に入れたりしたら
特徴のある香りがぷんとする。
ひらひらと飛んでいる蝶はこの香りを感じるのだろうか?
生き物は神秘だ。

この蛹が蝶になり卵を生みに来るまでに
ウマノスズクサをもう少し育てておかなくてはね。

ヤマアジサイ(山紫陽花)

学名:Hydrangea serrata
科名:ジサイ科 / アジサイ属(ハイドランジア属)
開花時期:6~7月
原産地:本州の福島県以南の太平洋側、四国、九州に自生。近似した種が中国にある。
分布:主に太平洋側の福島県から四国・九州に分布
別名:サワアジサイ

本州に自生するアジサイの一種で、サワアジサイと呼ばれるように水の近くに生える傾向がある。

花言葉:乙女の愛、切実な愛

今年も青く


この時期うちのお庭は青く染まる。
この千鳥草はじめニゲラ、シナワスレナグサが一面に咲く。
いちばんよい季節。

紫陽花が咲き出した。
季節は動いている。

チドリソウ (千鳥草)

学名:Consolida ajacis
科名:キンポウゲ科
開花時期:5~6月
原産地:ヨーロッパ南部
分布:地中海地域から中央アジア
別名:飛燕草 ラークスパー

和名ではヒエンソウ属であり花姿から飛燕草の名を持つ。
英名の「ラークスパー」は、花の後ろに突き出た距をひばりのけづめに見立てたものである。

花言葉:底抜けに陽気、晴れやかな心

残念・・・


うちのとなりは空き地。
おととしまで持ち主にお断りして母が畑を作っていた。
しかしついに面倒見切れなくなり、
畑はやめて草刈りも市にお願いすることにした。
この時期は毎年ラズベリーがたくさんなって
食べ放題だったのに残念だけれど仕方ない。
今朝市から依頼されたシルバーの方々が草刈りをしてくださった。
この金鶏菊がひときわ輝くように咲いていたけれど
刈られてしまった。

きれいなお花だけれど外来種として問題となっているらしく
種ができる前に刈るように言われている。
なのでちょうどよかったといえばよかったのだけれど・・・

オオキンケイギク(大金鶏菊)

学名:Coreopsis lanceolata
科名:キク科
開花時期:5 – 7月頃
原産地:北アメリカ

日本には1880年代に鑑賞目的で導入された。
繁殖力が強く、荒地でも生育できるため、緑化などに利用されてきた。
しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され
2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された。
また、日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定された。

花言葉:「いつも明るく」「きらびやか」

模様替え中・・・


日光駅近くの茂みに咲いていた山吹草。
うちの近所のと比べると迫力がちがう。
元気だね!

ただいまお部屋の模様替え中。
途中なのでめっちゃ散らかっていて落ち着かない。
製作がしやすくなる予定なのでがんばる~!

ヤマブキソウ(山吹草)

学名:Hylomecon japonica(= Chelidonium japonicum)
科名:ケシ科ヤマブキソウ属(同科のクサノオウ属(Chelidonium)に分類される場合がある。)
開花時期:4-6月
分布:日本では、本州、四国、九州に分布。世界では、中国に分布。
環境:山野の樹林地に群生。
別名:クサヤマブキ

落葉樹林やまばらな常緑樹林の中や縁など、林内でも比較的明るい場所に生活する植物。
群落を形成することが多い。
本州から九州に分布するが野生はめっぽう数が減少しており
自治体によっては絶滅危惧種に指定されていることもある。
花姿がヤマブキに似ており草なのでヤマブキソウの名前があるが
ヤマブキとは科も違い分類上縁はない。
葉の姿にバラエティーがあり、その形でヤマブキソウ、ホソバヤマブキソウ、
セリバヤマブキソウがそれぞれ別の種として扱われる。

アルカロイド系物質を含み、有毒植物とされている。

花言葉:「すがすがしい明るさ」

可憐に咲く


軽井沢でたくさん咲いていたミヤマエンレイソウ。
可憐で清楚、好みのお花♪

今晩は早く寝て明日のスケッチにそなえよっと。
お庭には二ゲラと千鳥草がいっぱい咲いていて
ふんわり全体が青っぽい。
うちのお庭で一番きれいな季節。

ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)

学名:Trillium tschonoskii
科名:ユリ科
開花時期:4~6月 
分布:北海道、本州、四国、九州。外国では、朝鮮、中国、樺太に分布。
環境:山林の樹陰に生える。
別名:シロバナエンレイソウ(白花延齢草)

オオバナノエンレイソウに似るが、花は本種の方が小さく横向きからやや下向きに咲くのと
子房の先がクリーム色なのですぐに分かる。
花が咲くまでに10年ほどかかり、15年以上の寿命がある。

花言葉:奥ゆかしい心

今年の牡丹


今年、牡丹がよく咲いた。
けれどいっぺんに咲いて
いっぺんに散ったかんじ。

♪こ~と~し~のぼ~た~ん~は
 よ~いぼ~た~ん~♪

うっかり口ずさみながら
この歌は子供の頃から意味がわからなかったけれど
大人になってもぜんぜんわからないな、とおもう。
なんとなく薄気味悪い歌だけど
鬼ごっこの前に一芝居して
鬼になる怖さをかきたてる、みたいなところがあるのかもしれない。

華やかでうつくしい牡丹だけれど
じつのところそんなに好きな花でもない。
どっちかというと可憐な野の花のほうが好きなのだ。
けれどさほど花に興味のなかった亡き父が
絵を描く私や妹、母のため
モチーフによいだろうと買ってきて植えてくれた木なので
咲けば描かないとなんだか気がすまない。
好きではない、と言いながら
じっと見ていると吸い込まれそうな妖艶さ。
年々好きになってきたような気がするけれど
年のせい。。。?
1~2輪しか咲かなかった小さな木は
すこしずつ大きくなり
今年赤い牡丹は7輪ほど花をつけた。

ボタン(牡丹)

学名:Paeonia suffruticosa
科名:ボタン科ボタン属
開花時期:4-5月(春牡丹)
原産地:中国西北部
分布:愛知県、岐阜県、三重県の一部
別名:「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」
   「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「名取草」
   「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」
   「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。

元は薬用として利用されていたが盛唐期以降牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。
『松窓雑録』によれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、
当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。
従来は種からの栽培しかできなくて正に「高嶺の花」であったが、戦後に芍薬を使用した接ぎ木が考案され、急速に普及した。

花言葉:「風格」「富貴」「恥じらい」「人見知り」

「牡丹花は  咲き定まりて  静かなり  花の占めたる  位置のたしかさ」 (木下利玄)