「おねがいがあるんだけど…。花でスイーツつくれないかな?」
プール仲間のOさんはこのたび、野の花の図鑑を出されるそう。
その巻末にお花のスイーツのコーナーをつくりたいという。
ご本がでるのもすごいけど、そのアイデアもすごい!
お菓子をつくるのは好きだけど、お花を使ったことなんてない。
ふたつ返事しちゃったはよいけれど、まずはいろいろ調べてレシピを考えなくては…。
花の選定はまかせて、というOさんから後日わさっと袋に入ったお花を渡された。
わざわざ日光方面まで行ってとってきたという。
さすが!その辺のはわんちゃんのちーちーがかかってそうだものね。
とりあえずおもいつくのがゼリーで固めたらきれいかな、ということ。
レアチーズケーキのうえにレモンゼリーを流して菜の花とムラサキハナナを。
ビジュアル的にきれいならいいと言われたけれど、おいしくなきゃしょうがない!
下のレアチーズケーキはフィラデルフィアのクリームチーズの箱にあった作り方を参考に少しアレンジ。
まえにその作り方で作ったらとってもおいしかったのでそこは大丈夫なんだけど、問題はお花の味….。
菜の花はすこし苦みがある。ムラサキハナナはハナダイコンともいわれるだけあって大根の味が口に残る。
それを心配したけれど、レモン味とチーズケーキの濃厚さでまったく気にならなかった!
これは成功だ~!
*径18cmの型1個ぶんのレシピ
ビスケット 8枚ほど
バター 40g
クリームチーズ 220g
サワークリーム 50g
ヨーグルト 150g
グラニュー糖 60g
レモン汁 大さじ1
粉末ゼラチン 5g
水(ゼラチン用) 50ml
食べられるお花 適量
レモン汁 1/4個ぶん
粉末ゼラチン 3g
水 100cc
グラニュー糖 10g
*粉ゼラチンは各分量の水でふやかしておく。
バター、クリームチーズは室温にもどす。
花はがくの付け根から切って洗い、水気をよくとっておく。
1.ビスケットをビニール袋などに入れて砕き、室温に戻したバターと混ぜ合わせて型の底にしきつめる。
2.レンジで20秒ほど加熱したクリームチーズとグラニュー糖をボウルに入れてよく練ってなめらかにし
サワークリーム、ヨーグルト、レモン汁、レンジで約30秒加熱して溶かしたゼラチン
の順で加えてその都度よく混ぜ合わせる。
3.1に2を流し入れ冷蔵庫へ。
4.ふやかしておいたゼラチンにグラニュー糖を加え、弱火であたためて溶かし、
レモン汁を加えて沸騰前に火を止め、室温くらいまで冷ます。
5.固まりかけた3に4をしずかに流し入れ、花をゼリー液の下に沈むようにきれいにさしこんでゆく。
冷蔵庫で2~3時間冷やし固めてできあがり!
カキドオシは紫蘇科だそう。
かじってみたらレモンバームににたさわやかな味がした。
レモンゼリーにとじこめて自家製ユスラウメ酒のゼリーと2層にしてみた。
2層になってるところがよくわからない~(ToT)
それはともかく、くせのある甘さのユスラウメ酒の味が
レモンとカキドオシのぴりっとしたさわやかさでひきしまって予想以上のおいしさだった。
*プリン型8個ぶんのレシピ
カキドオシ 適量
粉ゼラチン 5g
水 200cc
レモン汁 1/2個ぶん
グラニュー糖 20g
粉ゼラチン 10g
果実酒 100cc (ここではユスラウメ酒を使用。梅酒、ジュースでも可)
水 300cc
レモン汁 1/2個ぶん
*粉ゼラチンは分量の水でふやかしておく。
カキドオシは洗って水気をよくきっておく
1.ゼラチンと水にグラニュー糖を加え、弱火で煮とかしてレモン汁を加えて
沸騰前に火を止めてあら熱をとる。
2.型に1/3くらいまで注ぎ、カキドオシを下側にきれいな方が向くように並べて
冷蔵庫で冷やす。
3.果実酒を沸騰させてアルコールをとばし、火を止めてゼラチンを溶かし
レモン汁を加えて室温くらいまで冷ます。
4.固まった2の上に3をしずかに注ぎ、冷やし固める。
それにしてもおどろいたのがOさんの写真テクニック!
これは私が撮ったものだけど、Oさんのライティングをそのままつかわせてもらっちゃっただけでこんなにきれいに撮れた。
ご本に載る写真はもっとずっとすてきなんだろうな。
のこった菜の花をシロップ煮に。
これは何にしようかな。
さらにのこった菜の花のつぼみとムラサキハナナは砂糖漬けにしてみた。
これも何かになる予定…。
そして今朝とどいたアザミをシロップ漬けに。
はじめ、重曹で煮たらなんと青くなってしまった!
あわててこんどはお酢で煮たら赤にもどった。
…不思議だ。
それでもなんだか固くって食べにくそうなのでレモンと砂糖で作ったシロップにつけてみた、というわけで…。
どうなるかお楽しみ~。
こちらはナルコユリ。
よいかおりでほんのり甘い。
これなあに?
あんみつくんも興味しんしん。