寒くなったけれど

枯葉の波をかきわけて川原に下りてゆくと
きれいな緑色を保ったクコが赤いしずくのような実をゆらしている。
柳の枯れ木につややかなヒラタケ。
スケッチを始めると寒さは感じない。

みつまめもお外で遊ぶ楽しさに寒さを感じないようで
わたしがプールから帰って寝る用意をしている夜11時ごろ
「にゃ~~!」
と帰ってくる。
泥足を拭いてごはんをあげて一緒に寝るのだけれど
5時には起きて
まだ寒いお外へ走ってゆく。
わたしが起きる頃帰ってきて2度寝。
昼間はほとんどお外で遊んでる。

あんなに好きだったねこじゃらしもふわふわボールも
今では全く興味ないみたい。
すっかり大人の猫になりましたな。

ヒラタケ(平茸)
学名:Pleurotus ostreatus
科名:ヒラタケ科ヒラタケ属
季節:ほぼ一年中見ることができる 。
別名:カンタケ カタハ、カタヒラ、ワカエ、信州シメジ、プルロット
環境:広葉樹の枯れ木の上に折り重なるようにして発生。


ヒラタケのカサは大きいもので20cmほど。
色は明るい褐色をしており、形は幼いころは饅頭型、成長するにつれてカサが開き
貝殻型や漏斗型に変化していく。
ほとんど季節を問わず、ほぼ一年中発生するキノコで
しかも身近な場所にも発生しやすい環境適当能力が高いキノコである事から
見かける機会がかなり多いキノコ。
毒キノコのツキヨダケに似ている為、野生のものを食べる場合は注意が必要。
ツキヨダケの基部の肉には黒いシミがあるのでそこで見分ける。

まめまめまめ・・・

大好きなトキリマメ。
赤い鞘とつやつやした黒いお豆がなんとも可愛い。

片付け物をしたり年賀状の準備をしたり
なんとなく忙しい年末。
中央郵便局は土曜日も開いているので
ちょっと離れたところにあるけれどいってこよう。
車・・・と一瞬おもったけれど
冷たい空気にからりと晴れた今日のようなお天気は
なかなかの自転車日和。
きもちよく漕ぎだした。
結果、自転車で正解!
街中はやたらと車が多いし
中央郵便局は駐車待ちの車がたくさん!
みなさんそれぞれにお忙しいようす。
気をつけてすごしましょ!

わたくしはこれから楽しい忘年会♪

…年賀状はまだかかりそう…

トキリマメ(吐切豆)
学名:Rhynchosia acuminatifolia
科名:マメ科タンキリマメ属
開花期:7~9月 果実は秋。
別名:オオバタンキリマメ
分布:関東地方以西から沖縄にかけての山野


大抵の植物図鑑をひくとタンキリマメとは「痰切豆」の意味であるとされ、
この豆や葉を煎じて飲むと「痰が切れる」のでタンキリマメと呼ばれる、と説明されている。
しかし実際には薬用としてはほとんど用いられないようで
現在の薬用植物の図鑑では、民間薬として掲載されていることがあるぐらいで
あまり掲載されていない。
本種の効能は江戸時代からあやふやなようである。

小春日和


ほわんと暖かい。
こんな絶好のスケッチ日和はこの時期そうそうない。
そういえばそろそろクコの実が色づくころ。

・・・ほうらね。

ほとんど葉っぱにうずもれているので
ちょきちょき邪魔な枝やら枯れ草を切ってしまう。
すると赤い豆電球のようなかわいらしい実があらわれる。
そうか、今日はクリスマス・イヴだった。
可愛いランプでメリークリスマス!

今年最後のイベント、渋谷文化村のMicaKatolaが終わり
慌しかった1年も残りわずか。
11月の個展のあともバタバタしていて
気持ち的には腑抜け状態で
いろんな後回しにしてきたことが
文字通り机の上に山積みだったのだけれど
やっと山がなくなってきた。
もうひとがんばりして年賀状と大掃除をすませて
年末年始はゆっくり作品作りをしたいなぁ。

クコ(枸杞)
学名:Lycium chinense
科名:ナス科
開花期:7~9月頃 果実は秋。
原産地:中国
和名:枸杞/生薬名:地骨皮(じこつび)/枸杞子(くこし)/

日本全土の原野、川畔、路傍などの比較的明るい場所に群生。
クコの実の原産は中国・東アジアであると言われ、
中国では3000年以上も昔から漢方薬や民間薬として珍重されてきた歴史ある薬用果実。
世界三大美女と言われる楊貴妃も、
その美しさを保つために一日3粒のクコの実を欠かさなかったというエピソードがある。
日本に伝来したのは平安時代と言われており、
文徳天皇はクコの実の栽培専用の庭園を持っていたと言われている。
健康オタクと言われている徳川家康もクコの実を愛用していた事が知られている。

・・・というので一粒食べてみた。・・・甘苦い・・・ペッペッ。
干したらおいしいのかな?

花言葉「お互いに忘れよう」

寒くなる・・・かな?


寒くなると天気予報が脅すものだから
この冬はじめての冬のコートにマフラーも巻いて出かけた。
言われたほど寒くはなかったような・・・
これからかな?
スケッチは先日お花屋さんで見つけた
房総の春、ポピー。
つぼみの動きとお花のやわらかさのギャップが好きで
毎年見つけると買ってしまう。

今年最後のお教室を終え、渋谷の文化村へ。
渋谷はすっかりクリスマス。
きらっきら!
到着したらちょうど、前回来てくださった方が
お友達をつれてきて下さってた。
気に入ってくださってたようでとってもうれしい~。
紫色のきのこワンピースがとってもお似合い。

ひなげし(雛罌粟)
学名:Papaver-rhoeas
科名:ケシ科
開花期:5月~6月
別名:虞美人草・グビジンソウ・ポピー・シャーレイポピー

グビジンソウ(虞美人草)名は、中国の伝説に由来している。
秦末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。
項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に
死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った後、自刃した。
彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。

花言葉:「慰め」「いたわり」「陽気で優しい」「思いやり」

はじまりました


今年の春に落ち椿を描いた場所に行ってみた。
先週まではまだひとつも開いていなかったのに
見事に咲き出した。
今年はいろいろ早いみたいだ。
時間がなかったのでちょきんと一枝いただいて
教室でみんなで描いた。

ワビスケの一種みたいで小ぶりの愛らしいお花。

今日から渋谷文化村でのウインタークラフトコレクションが始まった。
写真は昨日の搬入のようす。

はーい、カトラさん、元気です!


連日10:00~19:30まで。
最終日は19日(土)18:00までです。
服の方は新作がないのですが、
こそっとクリスマスっぽい水彩画を紛れ込ませております。
お時間ありましたら見にいらして下さいね~!

太郎冠者(タロウカジャ)
学名:Camellia wabisuke cv. Taroukaja
科名:ツバキ科ツバキ属
開花期:12~4月
別名:「有楽椿(ウラクツバキ)」
原産地:日本。

織田信長の弟で茶人でもあった織田有楽斎長益が、茶の湯の席に好んで用いたと伝えられている。
室町時代のころに中国から持ち込まれた椿(ツバキ)の原種である西南山茶(ピタールツバキ)と
日本の藪椿(ヤブツバキ)との交配ではないかと推定されているそうだ

花言葉:「控えめ」「簡素」「静かなおもむき」

冬のいちご


いろんな野いちごがなる5~6月は
その頃きれいな植物が多くていちごまで手が回らず
好きなのに意外と描いていない。
これは冬いちご。
半透明の美しい実は瑞々しく
なかなか美味しい。
この時期だと虫もついていなくてよいね!

二日間ゆっくりしたおかげで
頭痛はすっかりとれてすっきり。
週末はいろいろ行きたいところがあったし
もういちど冬いちごも見に行きたかった。
とても残念だったけれど
まあ、仕方ないか。

行きたいところ、といえば!

来週16日(水)~19日(土)、渋谷東急文化村のウインタークラフトコレクション
MicaKatolaは参加することとなりました~!
これはね~、楽しいんだ!
出ている作家さんみなさん素晴らしく
手作り1点ものの素敵な作品はついついみんな欲しくなってしまう。
ちょうどクリスマス前だし、
ぜひ大切な方へのプレゼントを探しに来て下さい。
もちろんMicaKatolaもよろしくね!

フユイチゴ(冬苺)
学名:Rubus buergeri
科名:バラ科キイチゴ属
開花期:9月から10月、実は11月から1月のころに熟す。
別名:「カンイチゴ」
分布:中国中南部・台湾・朝鮮半島南部と日本の九州・四国・関東以西の本州。

森林の下生えに出る。林縁の道路ぞいなどに出現することも多い。
山形県で危急種(絶滅危惧種Ⅱ類・VU)に指定されている。

花言葉:「未来の予感」「尊重と愛情」「誘惑」

わびさび


いつも行く森の椿がきれい。
これは早咲きの品種らしく
秋がいちばんきれい。
冬のあいだもぽちぽち咲くのだけれど
色が褪せてゆく。

今週末もお天気がよくてきらきらのスケッチ日和だったのに
土曜日は頭痛で1日寝込んでしまった。
こんなに人って寝られるもんなんだ!とびっくり。
朝起きてごはん食べて眠り
お昼食べて眠り
晩ごはんもしっかり食べてみつまめくんと一緒にぐっすり。

今日も頭痛がぬけず
さすがに土曜日ほどは寝なかったけれど
文字通り山積みのお仕事がなんにも終わらずじまい。

明日になればよくなるはず。
よく休んだので
頭痛はまだのこっているけれど
身体は軽い感じになった。

また明日から飛ばしまーす!

ハツカリ (初雁)
学名:Camellia wabisuke ‘Hatsukari’
科名:ツバキ科ツバキ属
開花期:11~3月
別名:昭和侘助

一重、小輪淡い桃色の地にそれよりやや濃い桃色が差す(線状、ぼかし状)

花言葉:「完璧な魅力」「誇り」

美しい実


先日きのこ狩りで新潟に行ったときに見つけた
美しいツルリンドウ。
うちの近くにはない植物なので出会えるととても嬉しい。
地を這うように生えていることが多いのだけれど
こうして草に絡まっているほうが絵になりますな!

ゆうべから今朝にかけて冷たい雨が降っていたけれど
みつまめくんはまったくおかまいなし。
頭の中はお外で遊ぶことでいっぱいみたい。
さすがに夜はおうちに入れちゃうんだけれど
そうするとぱったり眠ってしまい
朝まで起きない。
そして朝起きると雨が降っていようが寒かろうが
お外に出てぴょんぴょんうさぎのように跳ね回っている。

ツルリンドウ(蔓竜胆)
学名:Tripterospermum japonicum
科名:リンドウ科ツルリンドウ属
開花期:8-10月
分布:北海道・本州・四国・九州の山地の木陰

花はあまり目立たないが、果実が非常によく目立つ。
千葉県でレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類、東京都で準絶滅危の指定を受けている。
『源氏物語』第10巻の「夕霧」で、沈みゆく日の光の中から黄昏の色が顕れるように
竜胆の紫が露に濡れている様が描かれているが
これはツルリンドウのことだとする説もある。

花言葉:「情愛」「悲しんでいるときのあなたが好き」「正義」

今年の椿は


今年は柿もよかったけれど椿も見事に咲いた。
うちの椿は花の期間が長くて秋から春まで
ずっとお花をつけているのだけれど
この秋のお花がものすごい勢いだった。
お花ひとつひとつの大きさもさることながら
咲いた数も多くて
2階から見ると大きな花束のようだった。
ここ数日の朝晩の冷え込みで急速に傷んでしまったけれど。

お庭ではこの寒さでちょっと色あせた椿の下で
終わりがけの小菊とホトトギスに混ざって
白い水仙の花が寒そうに立っている。
毎年気の早い子が1~2輪いるのだけれど今年はちょっと多いようだ。

ツバキ(椿、海柘榴)
学名:Camellia japonica
科名:ツバキ科ツバキ属
開花期:冬~春
原産地:日本。
分布:日本では本州、四国、九州、南西諸島。国外では朝鮮半島南部と台湾。

和名の「つばき」は、厚葉樹(あつばき)、または艶葉樹(つやばき)が訛った物とされている。
日本では733年『出雲風土記』にすでに椿が用いられている。
中国では隋の王朝の第2代皇帝煬帝の詩の中で椿が「海榴」もしくは「海石榴」として出てくる。
海という言葉からもわかるように、海を越えてきたもの、日本からきたものを意味していると考えられる。
しかしながら、海石榴と呼ばれた植物が本当に椿であったのかは国際的には認められていない。
中国において、ツバキは主に「山茶」と書き表されている。
花が美しく利用価値も高いので、『万葉集』の頃からよく知られたが、特に近世に茶花として好まれ、
多くの園芸品種が作られた。
17世紀にオランダ商館員のエンゲルベルト・ケンペルがその著書で初めてこの花を欧州に紹介した。
後に、18世紀にイエズス会の助修士で植物学に造詣の深かったゲオルク・ヨーゼフ・カメルは
フィリピンでこの花の種を入手してヨーロッパに紹介した。
カール・フォン・リンネがこのカメルにちなんで、椿にカメルという名前をつけ、
ケンペルの記載に基づきジャポニカの名前をつけた。
19世紀には園芸植物として流行し、『椿姫』にも主人公の好きな花として登場する。

花言葉:(赤いツバキ)「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」

たくさん食べました。


今年は柿が豊作だったもよう。
甘柿も渋柿も食べきれないくらいいただいた。
渋柿は毎年皮をむいて吊るし
干し柿を作るのだけれど
今年は個展前で何にもできず
母にまかせっきりにしてしまった。
たまたまよいお天気が続き
これ以上ないような美味しい干し柿ができたのだけれど
私の個展が終わって皮むきに参戦できるようになってから雨続き。
天気が悪いわりに気温が高かったので
さっそく黴が出たりコバエがやってきたり・・・
その頃のは全滅してしまった。
このところお天気がよいし気温が低いので
これから剥くならよいのができるかもね。

これはご近所の方にいただいた甘い柿。
絵を描きたいと言ったら葉っぱつきで下さった。

みつまめのその後。
お外の楽しさを知ってしまったみつまめは
もうお布団にちっちすることなんて忘れてしまった。
朝起きると雨が降っていようが寒かろうが
全く気にせずお外に出かけ
家の周りでちょろちょろ出たり入ったり。
虫を追いかけ草むらを駆け回り
夕方まで楽しそう。
急に大人びたみつまめ。
おうち猫にする夢は潰えてしまったけれど
まあ、仕方ないか。