来年のスケッチツアー候補 その1


予告してからちょっと経ちましたが
来年の夏企画の下見
乗鞍のようすをお伝えします。

個人で行く場合、松本から松本電鉄の新島々駅、そこからバスを乗り継いでいくか
車でシャトルバス乗り場に行きます。

ここはマイカー規制があって
自家用車では乗鞍スカイラインを使うことはできません。

自転車で登るつわものがたくさんいたのにはオドロキ・・・
わたしも自転車好きですが
これは大変すぎる・・・

バスは往復2500円。

でもこれで労せず高山植物の咲き乱れるお花畑に行けるのだから
安いものです・・・

わたしも山登り、きらいではないのですが
なんせ目的がスケッチなので荷物が重い。

できるだけ楽していって
エネルギーはスケッチに注ぎたいのです。


ひゃっほう!山頂!
登山服の皆さんはここからほかの山の頂上を目指します。

わたしはこの池の周りで十分すぎるくらい!

いきなりこんな可愛い子がお出迎えしてくれます。

残念ながら、コマクサが終わりがけ。

何種類の高山植物をみただろう?
もうもう、わんさか咲いてました!
この池を1周する必要もないです。
描くものには困りません!

もちろん山を描くのもよいと思います!

とりあえずいろいろ咲いてるとこをスケッチ。


黄色いのはウサギギクという可愛い名前のお花。
イワギキョウやヨツバシオガマも咲いています。



こういう感じの清楚な白い花が何種類かあったんだけど
これはコウメバチソウかな。
かわええ♪

この乗鞍スカイラインを使えば
脚の悪い方でも高山植物を描きにいけます!
もちろん山の風景も。

このシャトルバス、2,500円は若干高いですが
バス、タクシーは入れるので
みんなでバスを借り切って行けば楽だし割安。
柏から乗鞍山頂までずっと乗っていけちゃうってすごくないですか?^^

で、ここの場所のわたくしの感想。
お花はすばらしい!
風景もすばらしい!

でも寒い!!!

バス乗り場までは暑かったんですよ、普通に。

晴れてましたし。

頂上はめっちゃ寒いです。
長袖長ズボンで行ったのですが
その上からフリースや合羽を着込みました。

そして日が射すと暑い・・・

雨が降ったりくもったりはれたり
めまぐるしく天気が変わり
そのたびに気温も変わりました。

上着と合羽はお忘れなく!

あと日焼け止めもしっかり!

それとこの頂上の乗鞍バスターミナルまで来てしまうと
人が多いです。

私のように石になる術を心得ていれば大丈夫なのですが。←うそです

やっぱりちょっと描きづらいですね。。。

というわけで翌日はちょっと工夫してみましたよ。

次回に続く・・・

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ウサギギク(兎菊)
学名:Arnica unalascensis var. tschonoskyi
科名:キク科ウサギギク属
分布:本州中部以北・北海道・千島列島・アリューシャン列島
環境:亜高山帯から高山帯に分布、草原地帯に生育
開花期:7-8月
別名:キングルマ(金車)

ウサギギクの和名は、葉の形がウサギの耳を思わせることに由来する。
花言葉:「愛嬌」

イワギキョウ(岩桔梗)
学名::Campanula lasiocarpa
科名:キキョウ科ホタルブクロ属
分布:北東アジア~北アメリカの亜高山帯~高山帯に分布する
   日本では、北海道~中部地方の高山の砂礫地や草地
開花期:7-8月

花言葉:誠実な恋、感謝、美点の持ち主

コウメバチソウ(小梅鉢草)
学名:Parnassia palustris L. var. tenuis
科名:ユキノシタ科
分布:北海道から中部地方以北の高山帯に分布
開花期:7-8月

ウメバチソウの高山型の高山植物

花言葉:いじらしさ(ウメバチソウ)

軽井沢スケッチツアー ロケハン!

蒸し暑い日が続きますね。
皆様、いかがお過ごしですか?

お盆休み、わたくしは
先日宣言しておりました
スケッチツアーの下見に行ってまいりました。

まずは今年の秋に企画している軽井沢!

軽井沢の紅葉はとても美しく
ここ、雲場池は有名ですね。

が、しかし紅葉の時期はとても混雑します。
この日もお盆休みとあってけっこうな混み具合。

でもこの今緑色の楓が紅葉したらどれだけ美しいことか・・・

余談ですが
きのこ、たくさんありました。

人混みに負けずにスケッチ。

きれいなところではありますが
なにせ混んでいて
通路が狭いので
ほかの観光客の方の邪魔になってしまうかもしれません。

描きにくいしね。

というわけで第二候補の塩沢湖に行ってみたのですが

入場料800円

かなり人工的に整えられていて
どうもときめかない・・・
柏の葉公園とあまり変わらないような・・・・

なので奥の手

わたしが前にきのこ仲間と行ったこの秘密の場所でいかが?

ほんとに森ですね。

行ったとき、あいにく雨が降りだしてしまって
写真がイマイチですが
とても美しい場所です。

こんなですが、一応近くにトイレもあります。

・・・やだ?

大丈夫、午前2時間描いて昼休み
午後も2時間の予定ですので
まあ、保険みたいなものです。

ここでは雨のためスケッチしませんでしたが
しばらくしてやんだので
カフェ近くの森で咲いていた
ボタンヅルをスケッチ。

風景でもよいですし、
こうしてここでしか描けないような
高地の植物のスケッチを楽しむのもアリ!

前回のブログでも書きましたが
今回は初の試みですので
木下の教室の方のみの参加者募集とさせていただきます。
ですので詳細は教室で!
お休み中の方も参加OKですので
こちら

からお問い合わせください。

またいろいろ検討して
来年は一般の方もご参加いただけるよう
工夫しますね。

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さて次回のブログは
来年の夏のスケッチツアーに向けて
とってもよい場所を見つけて来ましたので
そのご報告。

ボタンヅル(牡丹蔓)
学名:Clematis apiifolia
科名:キンポウゲ科センニンソウ属
分布:本州、四国、九州。世界では、朝鮮、中国の暖帯から温帯にかけて。
環境:山野の日当たりのよい草原や林縁などで、低木林や他の草などにからんで生育
開花期:8月~9月

有毒植物。
切り口に接触すると皮膚炎を起こす。毒性成分はプロトアネモニン
和名は、葉の様子がボタン(牡丹)に似、つる性であることからついた。
よく似たセンニンソウは葉が羽状複葉、雄しべが萼片より短い。蕾の先が尖る。

花言葉:「休息」

5月の新潟のスケッチ 動画?もあるよ!


5月に行った新潟のスケッチの様子をまだアップします。
ちょうど新芽が吹き出すころで
ちいさなかわいらしい野の花でいっぱいでした。

5月は山菜採りにもよい季節です。

ただ、お山の所有者がいらっしゃるのでむやみに採ってはいけません!

まずは定番?!
ショウジョウバカマ。
葉っぱのかたちをお猿さんの袴に見立てています。

初めて見たお花その1、アズマシロガネソウ。
高さ10cmほどの実に可憐なお花で、道路わきに群生していました。
3時をまわるとみるみるお花が閉じてしまいましたが、
立派なカメラを持った男性がこれを撮るために探していたようで
すぐ横で撮りはじめました。
わたしが描いていた花がいちばんかっこよかったらしい。
でしょでしょ!
描く前にうろうろしていちばん素敵なのを選んだんだもん。
でも一瞬遅かった!
さっきまで全開だったのに。
まあ、半閉じの状態も可愛いんですけどね。

去ってゆく高級車のナンバーは品川だった。
人のことは言えないけど
わざわざ遠くからこの小さなお花のために
よくいらしたものだ!

ちなみに屋外スケッチでは素材選びはもちろん、
場所を選ぶのもとても重要。
きれいな固体があったとしても
よい角度で安定した姿勢を長時間取れる場所でないと
よいスケッチはできないのです。
こういった下を向いたお花だと
見上げる角度で描きたいので
車道わきの斜面、というのはなかなかありがたいポジションです。


 
5月といえども雪の残る新潟。
そんなに寒くはないのに雪が描ける
大変恵まれた環境なのです。
この日は霧がとても素敵だったのですが
ともすると真っ白になり
ぱらぱらと雨も落ちてきたりします。

描いていたらここにもカメラの人が現れて
三脚を立て始めたのですが
すうっとまた霧が濃くなって何にも見えなくなってしまいました。

そういう意味では写真のほうが大変かな。
絵ならある程度記憶で補うことができるけれど
写真はその時ダメだといくらさっきは素敵だったって思っても撮れないもんね。

この絵は中景にちょこっと透明水彩も使っていますが
ほぼ絵墨で仕上げてます。

絵墨のことをご紹介するためにリンクを張ろうとググッたら
作品画像、私の絵が多い!(笑)
ブログから流れたのかなあ?

4つ上の行、「絵墨」のとこクリックして見てみてください。
きのことかムラサキシキブとかホトトギスは私の絵です。

買うなら四角いプラスチックのケースに入ったのを6色、
紙箱で持ち歩くのがいちばん軽くてよいです。
梅皿のはかっこいいけど重いしかさばるので持ち歩く方はやめたほうがよいです。
1色なくなったら補充できないし。
ぜんぶきれいになくなれば梅皿として使えますけどね。

絵墨の注意点。
使わないとめっちゃ乾燥します!
ぱりぱり剥けてきたらいくらお水をつけても、お湯でふやかそうとしても
黒い粉がとれるだけで全く絵具として機能しません。
あきらめて新しいのを買いましょう。
まめに使うのがいちばん。
ま新しいのが6色、紙箱に入っているとどれも真っ黒に見えて色の区別がつきづらいのですが
よく使っていると色がわかりやすくなります。
混ざっている顔料か染料が浮かんでくるのかなあ?

ちなみにこの風景画が微妙にぽつぽつしているのは霧雨のあとです。

カメラマンさんが帰ったあと、ほんとうに降りだしてあわてて片付けました。

そして初めて見たお花、その2
イワウチワ。

イワカガミのようにつややかな葉っぱなのですが
お花が全くちがいます。
透明感のある淡い桃色の薄い花びらは
なんとも魅惑的ですが
どんなにがんばってもあのとおりに描けません。

何度も何度もトライ。

描けない、描けない、と苦し楽しい時間を過ごしました。

日が暮れ始めてふと目をあげると
雪の残った森のなんと美しいこと。
マジックアワーってやつですね。
日暮れ前の一瞬の光。
手元がよく見えないまま描きなぐり、
あとで少し手を加えました。

もっともっと美しいものがたくさんあって
もっともっと描きたいものがあったのですが
時間も体力も限りがあります。
またこんどね、と泣く泣くお別れして来ました。

今回、動画を撮りたかったのですが、バッテリーや容量がなくなる問題をこの時はまだ解決していなくて
(最近はバッテリーとSDカードを買ったのでやや克服)
過程過程で写真を撮っての編集です。
夢中になると写真のことを忘れてしまって
ヌケヌケなので参考にはならないかもしれませんが
雰囲気は伝わるかな?

ではこちらからどうぞ!

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ショウジョウバカマ(猩々袴)
学名:Heloniopsis orientalis
科名:メランチウム科ショウジョウバカマ属
分布:北海道から九州までの、やや湿った場所。
主な開花期:低山では3~4月であるが、高山では雪渓が溶けたあとの6~7月になる。

花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたとされる。

花言葉:「希望」

アズマシロガネソウ(東白銀草)
学名:Shortia uniflora
科名:キンポウゲ科シロカネソウ属
別名:エチゴシロカネソウ
原産地:日本の固有種
分布:秋田県から福井県の日本海側の谷沿いの湿った所
主な開花期:4-5月

食欲不振や神経痛に効能があるとされ、民間薬として利用されている。

花言葉:「幸せになる」

イワウチワ(岩団扇)
学名:Shortia uniflora
科名:イワウメ科イワウチワ属
原産地:日本の固有種
分布:本州の中国地方以北の山地帯の林内や林縁。
主な開花期:4-5月

和名は葉の形状が団扇に似た形状であることに由来する。

花言葉:「春の使者・適応力」

いよいよ雪割草、そして出発


今日は弥彦山の雪割草、ことオオミスミソウ。
初日に出会えた大きな集団。

周りにもちいさな株のがたっくさん咲いており
まるでお花畑!

夕方になってちょっとしぼんできたの図。

明日からちょっくら旅に出てきます。
火曜日に帰ってくるよ~。
個展の準備はほぼできました!

いってきま~す!

オオミスミソウ(大三角草)
科名:キンポウゲ科
学名:Anemone hepatica var. japonica f. magna
別名: ユキワリソウ(雪割草)
分布:本州の山形県以南の日本海側に分布し、山地の日陰に自生。
開花期:2月から5月

花が大きく、色や形も極めて変異に富むのが特徴である。
雪割草(ユキワリソウ)と呼ばれているものの原種は、日本に自生する三角草(ミスミソウ)、
大三角草(オオスミソウ)、洲浜草(スハマソウ)、毛洲浜草(ケスハマソウ)の4種のほか、海外に9種ほどある。
これらの交配によって、鮮やかで豪華な園芸品種が造り出されている。
三角草(ミスミソウ)は、三つに裂けた葉の角が尖っている。
これに対して洲浜草(スハマソウ)は、葉の角が丸くなっている。
弧状になった砂浜を「洲浜」と言うが、これに見立てたものである。

花言葉:「自信」「信頼」「優雅」「高貴」「忍耐」「内緒」「悲痛」


木下美香個展
は4月27日~30日
ワークショップ、27日、28日は満員となっております。
土日はまだまだ空きがありますので
ぜひ一緒に描きましょ!

お天気に恵まれる


今日アップするのも弥彦山のカタクリ。
この日は今にも降り出しそうなどんよりしたお天気だったので
カタクリさんもぱっとは開いてくれない。
雪割草にいたってはほとんど閉じていた。
でも降らなかっただけよしとしよう。。。

昨日は初夏のような陽気の中、いつもの仲間たちと奥久慈男体山に登山。
去年の初冬、まだぎりぎり紅葉が見えたころに一度登っているのだけれど
春もまた格別。
ふもとから見上げるとこんな険しい山、本当に登れるのかとおもうけれど
実際登ってみると意外と気持ちよい。
岩をよじ登るようなところがあるけれど
凹凸がはっきりしたとっかかりやすい岩なので
わたしのようなへなちょこでもひょいひょい登れてしまう。
タチツボスミレはじめいろんなすみれが咲き乱れ
険しい岩の間からも健気にゆれている。
ニリンソウの群生も美しく
ミヤマネコノメソウ、ユリワサビ、トウゴクサバノオなど
あまり見たことのないようなお花も咲いていた。
企画してくれたり、いろいろ山でのお料理やコーヒーを用意してくれた
お友達に心から感謝!

カタクリ(片栗)
科名:ユリ科カタクリ属
学名:Erythronium japonicum Decne.
古語:堅香子(かたかご)
原産地:日本 朝鮮半島 サハリン
開花期:3月-4月

早春に地上部に展開し、その後葉や茎は枯れてしまう。
地上に姿を現す期間は4-5週間程度で、群落での開花期間は2週間程と短いため
ニリンソウなど同様の植物とともに「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている。
種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いており
アリに拾われることによって生育地を広げている。
中深くにできる球根には良質のデンプンが含まれており
精製された粉がいわゆる片栗粉。(現在出回っている片栗粉は、ほぼジャガイモから精製されたもの)
花や葉っぱも山菜として食べられる。

花言葉:「初恋」「寂しさに耐える」


木下美香個展
は4月27日~30日
ワークショップ、27日は残り1名、28日は満員となっております。
土日はまだまだ空きがありますので
ぜひ一緒に描きましょ!

山のお花、そして自撮り・・・


先日雪割草を見に行った弥彦山では
カタクリも見ごろだった。
急な山道を2日で4往復くらいした。
頂上までは行かなかったけど
画材を背負っての登山はきつい。
これは夕方ふもと近くで咲いていた子。
夕方なので閉じ気味。

このあとさらに閉じてしまった。
閉店!がらがらがっしゃーん!
また明日!
てかんじ。

カタクリ(片栗)
科名:ユリ科カタクリ属
学名:Erythronium japonicum Decne.
古語:堅香子(かたかご)
原産地:日本 朝鮮半島 サハリン
開花期:3月-4月

早春に地上部に展開し、その後葉や茎は枯れてしまう。
地上に姿を現す期間は4-5週間程度で、群落での開花期間は2週間程と短いため
ニリンソウなど同様の植物とともに「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている。
種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いており
アリに拾われることによって生育地を広げている。
中深くにできる球根には良質のデンプンが含まれており
精製された粉がいわゆる片栗粉。(現在出回っている片栗粉は、ほぼジャガイモから精製されたもの)
花や葉っぱも山菜として食べられる。

花言葉:「初恋」「寂しさに耐える」

ところでおととい枝垂桜をスケッチしたのだけれど
そのもようをスマホで自撮り、編集してみました。
肝心な描きだしの部分がスイッチの入れ方をまちがえたらしく
全く撮れていなかったので途中から
しかも風でカメラが倒れ
直したつもりが場所が悪くて
半分くらいから自分の帽子で画面がよくみえないという・・・www
そしてあまりに風が強かったので
途中であきらめて帰るというオチ、
つっこみどころ満載ですが初めてということで
ご容赦くださいませ。
お外で描いている雰囲気だけでもお伝えできたらと思います。
それにしてもひどい格好で描いてるでしょ?(笑)

枝垂れ桜を描く

そしてこの続きを翌日に描いて一応それも自撮りしたのでまた編集できたら載せますね~。


木下美香個展
は4月27日~30日
ワークショップ、27日は残り1名、28日は満員となっております。
土日はまだまだ空きがありますので
ぜひ一緒に描きましょ!

春の妖精


節分草を鉢でいただいて育て始めてから何年か経つ。
2年くらいはちょうど節分のころに咲いていたのだけれど
だんだんお寝坊さんになってきて
今年咲いたのは2月20日ごろだった。

種ができて葉っぱが枯れる初夏ごろから
花芽が出る2月まで地上にはなにもないので
枯れてしまったのではないかという不安が毎年ある。
土だけに見える鉢にうっかり何か植えようとしてしまいそうになることもある。
なので花芽が上がってきたときの喜びはひとしお。
親指姫サイズのこの可憐な妖精を愛してやまない。

・・・で今年は思い切って自生地を訪れてみることにした。
秩父小鹿野の節分草園
1週間前位から咲いていたようなので
まだ咲いているか心配だったのだけれど

・・・ひゃっほう!満開!!

淡雪のよう。

そんなに広くない一区画に無数に咲いている。
なんて美しい。

透明感のある繊細な花びら(実は萼)に青紫の蕊。
襟飾りをまとってすっくと立っている。

この節分草園は管理する方がいて、通路が整備されているので踏んでしまう心配はない。
土曜日だったのでそこそこ人は多いけれど
絵が描けないほどではない。

もともとは桑畑だったそうで
葉の落ちた桑の木の根元に自生していたのだそう。
今は桑の木はなく
節分草のために管理された林となっていて
できた種をまいたり
鹿に食べられないよう守ったりして
こんなすばらしい群生地となったのだそうだ。

「むかしは川原なんかに探しにいったんだよ~。
 でもこんな群生はないけどね。」

地上に出ている期間が短いし
花の期間もみじかいし
偶然山で出会うなんてなかなかないことだろう。

まず朝の一枚。

昼の一枚。

午後の一枚。

あ~寒かった~~!
ダウンを2枚重ね着してまんまるになって描いてた。
晴れてたんだけれど
風がとっても冷たかった。
描いている間は寒さを感じないんだけど
描き終わったときに身体が固まってる。

とおりががる方にいろいろ言われたけれど
「こんなのもらえたらうれしいね~」
と何度もおっしゃる方がいた。

・・・あげません!!(笑)

セツブンソウ(節分草)
学名:Eranthis pinnatifida
科名:キンポウゲ科
原産地:日本
主な開花期:2月-3月

節分の頃に花を咲かせるのでセツブンソウ。
日本原産の植物で、関東より西の地域に分布する。
石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などにまとまって自生する。
凍てつくような真冬に芽を出して花を咲かせ、後に葉を茂らせ、
木々の新緑がまぶしくなる晩春には茎葉が枯れて地下の球根(塊茎)の状態で秋まで休眠に入る。
根は秋頃から地下で伸び始めるが、セツブンソウが地上に顔を見せるのはせいぜい春の3ヶ月程度。

育て方

花言葉:「デリケート」「純粋」