ミヤマヨメナ?


これも、きのことりのために入った急斜面に咲いていたお花。
おうちの図鑑をみるとミヤマヨメナっぽい。
図鑑に載ってたのは紫ですが、白もあるみたいなので。

これを描いた頃はほんとに疲れちゃってました。
みんなでくるならまだしも、ほんとに好きな人はひとりでもこんなすごい斜面をきのこを探して下ってゆくのだそうです。
くいしんぼうの私でもちょっとひるみます。
恵比寿にあるマッシュルームというレストランのシェフの案内でこの山にきたのですが、休日返上で新鮮なきのこを求めてこんな山の中を歩き回るなんてすごい!
きのことりが好きってのもあるみたいですが….。
シェフの愛犬マロンちゃんがうれしそうにみんなの間を駆け回っています。
いつかシェフのきのこ料理を食べにいってみたいな。


ヤマトリカブト


雨模様だったのでスケッチはあきらめてきのことりに専念しようとおもったんだけど、トリカブトの群生を見つけてしまった!
すっかりうれしくなってポケットに一応入れていたちいさいスケッチブックでスケッチ。
案の定雨が降ってきてまたシミだらけになってしまった。
おまけにみんなともはぐれてしまった。
きのこもほとんどとってない。

斜面を降りてみんなと合流したらほかのひとたちもあんまりとれてなかった。
ひとり島田さんだけが袋いっぱい!そして見たことないようなおおきなタマゴタケをとってた。


ヤマボウシ


博物館の庭にこの木があったのを思い出す。
お天気がよいと昼休みにちいさなスケッチブックを持ってお庭にいく。
博物館のお庭はとっても広くていろんな植物が植わっている。
珍しい木も多い。
そしてたいがい名札がついているから名前も覚えられる。
庭師の永田さんにお願いすると枝を伐ってくれる。
小柄な永田さんはひょいひょい木に登ってよい枝をとってくれる。
けっこうお年だとおもうのだけどひとりでこの広いお庭の管理をなさっている。
作業用の車に乗ってるとこなんて森の小人さんみたいな風情でかっこいい。
上野の東京国立博物館に行くことがあったら小人さんを探してみて下さい。


ウラベニホテイシメジ


騒がしいきのことりのおじさんたちもこのきのこお目当てみたい。
みそ味のすいとんにしたらほんのりした苦みのある、歯ごたえもすてきなおいしいきのこだった。

一緒に行った島田さんは根っからのきのこ好き。
この時期、週末になると一週間分のきのこを採るという。
みんなが苦戦する中、袋いっぱい採ってきた。
お仕事もきのこ関係。

「専門家としては、成分にバラつきがあるのでベニテングダケは一本までにしておいた方が…。
 まあ、でも昏睡するだけだから休日の前日にしておけばいいかな」

でも食べ過ぎるぐらい採れたことないんだ。
まだきれいに開いてるとこ見たことないし。


ササクレシロオニタケ


今回もきのことりの方たちとご一緒したのですが、なかなかハード。
ものすごい斜面をきのこを求めて降りていきます。
にぎやかなきのことりのおじさんたちとすれちがいました。
確かきついとか、つらいとかいう意味かな
「えらいえらい!」
とおおきな声で言いながら鈴をリロリロ鳴らしてきのことり。
熊もびっくりして逃げだしちゃいそう。

これはかわいいけど食べられないきのこ。


ミヤマガマズミ


前にスケッチしたのとなんか違うなとおもったら、やっぱり微妙に種類が違うみたい。
向こう側に見えるきいろっぽい葉っぱはむかご。
もちろん収穫していただきました。
秋はおいしいものでいっぱい。
ヤマグリもいっぱい落ちていて、むくのが大変だったけどとってもおいしかった。


ケーキ


レモンムースとワインのムース!
ロワール。いつものおじさんのお店です。
おじさんのケーキはいつも上品で優しい味がします。

またおでかけしてきます。

みなさんも、よい週末を!


からすうり


きれいなからすうりはだいたい上の方にある。
手の届くとこにあるのは萎びてたり葉っぱが枯れてたりする。
微妙な位置にあるやつを一生懸命手をのばしてとってたら、「とってあげるよ」と、お散歩中のおじいちゃん。
持っていたゴルフクラブをひょいっとひっかけてとってくれた。
「いいねえ、秋を探して、か」
そうそう、冬と夏はいやでも目の前にきてくれるけど、春と秋はこっちから探してお迎えにいかないとあっという間に通り過ぎちゃうんだよね。


むかご


「むかごって食べたことある?」
前にお勤めしていたミュージアムショップの上司にお弁当に入っていたのをいただいたのが初めて食べたむかご。
おいもみたいでおいしかった。

博物館の裏庭には立派な銀杏の木があって翡翠色の見事な銀杏がなる。
一般のお客さんが入れないその裏庭で毎年彼女は銀杏拾いをする。
一回だけご一緒したけど装備にびっくり。
長靴、ゴム手袋、二重にしたビニール袋…。
お昼休みの1時間で私の3倍くらい拾った。
「拾ってる間に次の銀杏を目で探すのよ!」
…気合いがちがう。
凄いにおいのするやわらかいところをゴム長で踏んで外し、アーモンド型の固い実だけを二重にした袋に入れる。
においを気にしながら電車で帰った。
ほろにがい半透明の美しい実はほんとうに美味しかった。
季節の食べ物にこだわりのあった彼女をおもいだす。
もう引退されたはず。
今頃どこかでおいしい銀杏を探しているかも。


イチジク


うちのお庭のイチジクの木はまだこども。
おととし、初めて実を1個つけました。
まだちいさな青い実を、母はとっても楽しみにしていて毎日眺めていたようですが、ある日2階からお布団を落っことしてちょうどその実のところをポキッと折ってしまいました。
それからしばらくずっと未練がましくお仏壇にその青いちいさな実があがっていました。

今年はそこそこ実がなるようにはなったのですが、私も妹もなんとなく手が出せずにいます。
母がもいで、食べていいよと言ってくれたのだけ大事に食べます。
お日様たっぷりあびて赤くなったイチジクはほんとにおいしい!

いつかいっぱいいっぱいなってくれたらいいな。