ひと月前の世界(エゾエンゴサク)


昨日アップしたラショウモンカズラの一ヶ月前は
エゾエンゴサクとニリンソウが一面に咲いていました。



エゾエンゴサクとエンレイソウのスケッチ(F6 水彩)

一緒に描いたのはエンレイソウでしたね。
ほんとはニリンソウも描きたかったんだけれど追いつきませんでした・・・

前にアップしたエゾエンゴサクの記事でもご紹介しましたが
彼らのターゲットは蜂です。
昨日のラショウモンカズラも蜂っぽいですね。
蜂がとまるとちゃんと扉を開いて迎え入れます。
蜜を吸いに来る蜂は可愛い。

たまにスズメバチにすごまれながら
負けずにスケッチしております。

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)
学名:Corydalis ambigua
科名:キケマン属の多年草
分布:北海道から東北地方の日本海側に分布。
環境:山地の湿った森林内、林縁部に生える。
開花期:4~5月

和名は、蝦夷に生えることと、地中の塊茎が漢方薬の「延胡索」に似ていることから付けられた。
春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり
その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。
同属のキケマンやムラサキケマンなどと違い
毒性が無く風味が良いので食用に供される。
花を含む地上部は普通の野菜のように加熱調理して食べる。
塊根はアイヌ語で「トマ」と呼ばれ、保存食として利用されてきた。
Corydalisはギリシャに生息する「冠雲雀(カンムリヒバリ)」のこと。
この距がカンムリヒバリの頭部を連想させるところから。
ambiguaは「疑わしい、不確かな」の意味がある。

花言葉:「妖精たちの秘密の舞踏会」

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鬼女の手?(ラショウモンカズラ)


スケッチの旅の二日目
朝からどんよりしてましたし、予報は雨。
山登りはあきらめるとしても
まだなんとか描けそうでした。
気になるお花が咲いてまして
それが満開というか見ごろというか
あちこちで美しく咲いてました。



ラショウモンカズラのスケッチ(F6 水彩)

この花の形を羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てての
ラショウモンカズラ。
羅生門、といえば芥川龍之介ですが
怪しげな老女は出てきましたが
手を切り落とした記憶がなかったので調べたら
芥川龍之介の羅生門ではなく
渡辺綱の京都の一条戻橋の上で鬼の腕を
源氏の名刀「髭切りの太刀」で切り落とした逸話が
謡曲になったときに場所が羅生門に移し変えられ
そこからのネーミングみたいですね。

まあ、どっちにしてもこのかわいらしい形を
鬼女の手に見立てるというのはどうなんでしょ・・・。

描いている間に晴れてきて
小鳥たちも賑やかにさえずりだしました。
あら、山登りすればよかったかな、と思ったのも束の間
30分もしないうちに大粒の雨が降り出し
絵具が流れてしまわないうちに、と車へ退散!

しかーし!
雨予報だったので一応いろいろ対策は考えてました。
山登り友達に教えてもらったタープを購入。
木の幹に片方をくくりつけ
反対側はロープで落ちていた丸太に結びつけ
間にやはりネットで買った支柱をセット。
小さなテントもどきを建てました。
ここまでやるのが初めてで
試行錯誤だったもんでけっこう大変。
合羽を着ていたもののずぶぬれです。
でもなかなか快適に続きを描くことができました。

・・・がそれも束の間。
雨で誰も来ないだろうとたかを括って車道に建ててましたが
なんと雨で中止になったのか工事車両が来てしまい
あっけなく撤退。
もういちど建てる気力もなくその日はKindleで読書しておしまい。

もう少し簡単に立てられるテントというか屋根はないものか・・・
まだまだ工夫はつづく・・・

ラショウモンカズラ(羅生門葛)
学名:Meehania urticifolia
科名:シソ科ラショウモンカズラ属)
種類:多年草
分布:本州、四国、九州
   朝鮮半島、中国
環境:山地の林内の湿った場所や渓流沿い
開花期:4-5月

名前はこの花を、渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされる。

花言葉:幸せを招く

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幻の花(トガクシショウマ)


シラネアオイを描きに行ったのですが
副産物、というにはゴージャスな出会いもありました。
シラネアオイはトガクシショウマという
それはそれは美しい可憐なお花と混在して咲いてたのです。



トガクシショウマのスケッチ(F4 水彩)

ね?かわいいでしょ?
本物の美しさときたら、もう!!!
これもめったに見られないお花らしいので
二日も雨で無駄にしちゃったと思ってたけど
お釣りがくるほどの収穫でした。

しかしかなりの斜面で
木にまたがって不自然な姿勢で描いてたので
あちこち痛くなりました。
ホント、ここ数年ですが
若い頃には感じなかった体が固まるという感覚?を感じるようになり
スケッチを終えてもすぐに立ち上がれなくなりました。
ちょっと脚をほぐして手をほぐして
そうっと立ち上がる、みたいな?
冬だけかなと思ってたんですが
このところ季節を問いません。
みうらじゅんさんによると
こういう現象を「オイルショ~ック!」というそうですww

スケッチ中にたまに立ち上がったり身体を動かしたりしないとダメですね。

トガクシソウ(戸隠草)
学名:Ranzania japonica .
科名:メギ科トガクシソウ属
別名:トガクシショウマ(戸隠升麻)
種類:多年草
分布:本州の中部、北部
環境:多雪地帯の、落葉広葉樹林の林床にまれに生育
開花期:5月下旬-6月上旬

日本固有種の1属1種。
花弁のように見えるのは萼片。
真ん中に内萼片よりはるかに小さい花弁があり、6個が集まり鐘状になる。
長野県の戸隠山で最初に採集されたので、トガクシソウ(戸隠草)の名がある。
また、日本人によって初めて学名がつけられた植物である。
属名 Ranzania は、「日本のリンネ」とも称される
江戸時代の本草学者である小野蘭山に献名されたものだが
本来はこの植物と彼は何らの関連はない。

花言葉:完全な美

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シラネアオイに会いに行く


先月、まだ雪が残っていて
ちょっと早すぎて見られなかったシラネアオイですが
咲いてるらしい、という情報をもらって
先週末から火曜日にかけて行ってきました。
けれど1日目、2日目とも雨。
けっこうな急斜面だし、
雨に当たってもきれいに咲いているとは思えないので
あきらめて別のものをスケッチ。
それもいろいろ工夫してみましたが
やっぱり雨は強敵ですなあ。
その悪戦苦闘のもようはまたいずれ報告したいと思います。

そして3日目、奇跡の晴天!

おにぎりをもって山に登りました。
昨年よりひと月ほど遅かったので雪渓はありませんでしたが
雪どけと雨とでかなりぬかってました。
登山靴ってほんとに優秀ね。
かなりずぶずぶな場所もありましたが
脛に巻くカバーみたいなのをモンベルで買ってあったので
登山靴と両方でしっかり泥水から脚を守ってくれました。

そして麗しの姫君、シラネアオイ様に出会うことができました!!!



シラネアオイのスケッチ(F6 水彩)

前日までの雨降りで
見つけたときはかなりうつむいてましたが
雫を払って待ってたらちゃんと上を向いてくれました。

・・・がまた下向いちゃった??

そう、去年もそれで苦労したのですが
アオイちゃんはよく動くのです。
お日様のほうに向く、というのならまだわかるのですが
謎の動きを見せます。
花だけならまだしも、葉っぱもかなり動きます。
気合いが入りすぎて
めずらしくきちんと鉛筆でデッサンをして・・・なんてやってたら
あとからの修正が利かなくて
苦労しました。

ええい、もう1枚!



シラネアオイのスケッチ(F6 水彩)

もうデッサンはやめて
色から入りました。
そのほうが融通が利きます。
(結果があんまり変わらない・・・www)
日差しが朝より強くなったのが伝わりますでしょうか?
そのせいかしっかり顔を上げて美しいポーズをとってくれました。
(そのなかでもめっちゃ動くんですけどね)

苦労はしましたが
やはりシラネアオイは夢のような美しさで
なんとか作品にしたいと強く強く思いました。

シラネアオイ(白根葵)
学名:Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
科名:キンポウゲ科(シラネアオイ科として分けることも多い)シラネアオイ属
別名:「山芙蓉(やまふよう)」、「春芙蓉(はるふよう)」
種類:多年草
分布:北海道から本州中北部の日本海側にかけて
環境:山地帯と亜高山帯のやや湿り気のあるところ。
開花期:5-7月頃

日本固有種の1属1種。
花弁のように見えるのは大きな萼片。
和名は、日光白根山に多く、花がタチアオイに似ることから
シラネアオイ(白根葵)と名づけられた。

花言葉:完全な美 優美

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今日も個性的な花(ベニバナイチヤクソウ)


昨日に引き続き小さな野の花のスケッチです。
これもかなり個性的な形をしております。



ベニバナイチヤクソウのスケッチ(SM 水彩)



ベニバナイチヤクソウのスケッチ(SM 水彩)

まるっこい蝋細工のような花びら。
めしべがにょきっと出て
おしべはとてもきれいな紫色。
葉っぱのかたちもなんとも可愛いのよね。
この子もきのこと共生するタイプのお花で
森の中の妖精といった風情です。
葉っぱが一面にあったのですが
花がついているものとつかないものがあります。
花がついていないものはまだコドモかな。

こういった小さな妖精たちを本画にどう表現するか
いつも悩みます。
楽しい悩みですけどね。

土日はパンを焼いたりケーキを焼いたり
のんびりすごしてしまいました。
おいしいものができると
周りが喜んでくれるからほんと、嬉しいです。
絵はなかなかねえ・・・www

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)
学名:Pyrola asarifolia subsp. incarnata
科名:ツツジ科イチヤクソウ属
種類:常緑の多年草
分布:北海道、本州中部地方以北。
環境:山地帯から高山帯下部の草地、低木林、林縁など。
開花期:6-8月上旬

「紅花一薬草」と書くように、傷や虫刺されに効く薬草。
これを煎じた汁は脚気(かっけ)や利尿剤になり、
葉液は止血剤になることから、「一番よく効く薬草」=「一薬草」になった。
根毛が発達せず、内生菌根と共生することで栄養を得る菌根植物であることも同植物の特徴。
このために、同科植物の移植栽培は難しいとされている。
Pyrola : イチヤクソウ属
incarnata : 肉色の 
Pyrola(ピローラ)はラテン古名の「pyrus(ナシの木)」が語源。
(葉が似ていることかららしい。)
種小名 asarifolia は、「カンアオイ属のような葉の」の意味。

え?梨のようなカンアオイのような葉の肉色の花、的な学名?www

花言葉:「恥じらい」

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エゾエンゴサクのたくらみ


やっと気持ちに焦りがなくなってきたというか
落ち着いてきたというか
緊張感がぬけてきたというか

いまごろ風邪をひきました。

といっても、風邪の対処法はちゃんとあるので
たいしてひどくはならないのです。

1.私の風邪は喉からくるので喉が痛くなり始めたらプールは休む。
2.寝る
3.寝る
4.寝る
・・・・
いろいろあきらめて寝ます。
喉が痛いとなかなか熟睡できないんだけど
とりあえず製作もスケッチも休みます。
治ってからがんばればいいの、といいきかせて。

最近母に「のどぬーるスプレー」が効く!
と教わって、早速購入。
これすごい!
昔、喉痛いときにお医者さんにいくと
ルゴール液って塗られたでしょ?
あれっておえってなるから大嫌いだったけど
あれが自分でできるかんじ?
しかもおえってならない!
2~3回しゅっとすれば治っちゃいます。
超お勧めです。

今日アップするのは先月末行った妙高で出会った
エゾエンゴサク。

本当はシラネアオイを狙っていったんだけれど
まだ登山道にも雪がいっぱいで
早すぎた感満載だったので
あきらめてずっとふもとでスケッチをしてました。



エゾエンゴサクのスケッチ(SM 水彩)

シラネアオイは残念だったけど
一面に早春のお花が咲いていて描ききれないくらいでした。
このエゾエンゴサクも一面!!
この可憐に風に揺れるかんじがなんとも素敵。
とても特殊なかたちの花だと思いませんか?
そっとお花の下あごのようなところを
下に押してみると中に黄色いおしべが見えました。
手をはなすと元の形にもどります。
つまりこういうことのようです。
蜂がくると彼らの重みで花がくっと傾きます。
すると蜂はお花にしがみつきます。
すると秘密のとびら、
下の花びらが開いて奥の蜜のあるところへいざなわれます。
もちろん入り口では黄色い花粉を用意したおしべが
蜂たちにご挨拶。
たっぷりと花粉をつけられた蜂たちは
次のお花に向かいます。
受粉の完了!
そんな巧妙な仕組みなんだけれど美しい。
お花ってほんとうに不思議。

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)
学名:Corydalis ambigua
科名:キケマン属の多年草
分布:北海道から東北地方の日本海側に分布。
環境:山地の湿った森林内、林縁部に生える。
開花期:4~5月

和名は、蝦夷に生えることと、地中の塊茎が漢方薬の「延胡索」に似ていることから付けられた。
春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり
その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。
同属のキケマンやムラサキケマンなどと違い
毒性が無く風味が良いので食用に供される。
花を含む地上部は普通の野菜のように加熱調理して食べる。
塊根はアイヌ語で「トマ」と呼ばれ、保存食として利用されてきた。
Corydalisはギリシャに生息する「冠雲雀(カンムリヒバリ)」のこと。
この距がカンムリヒバリの頭部を連想させるところから。
ambiguaは「疑わしい、不確かな」の意味がある。

花言葉:「妖精たちの秘密の舞踏会」

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風に吹かれて


8月のスケッチから。
美ヶ原高原美術館のあたりでは
マツムシソウが美しく揺れていました。
台風がくるとかこないとかの時期だったので風が強く
それこそばんばん揺れてたので
半分あきらめてましたが
やっとちょっとやんだので
急いでスケッチ。
このお花はとってもとっても好きなので
どうしても描きたかったの。
途中ふと雲行きが変わって雨にやられました。
そんな変わりやすいお天気でしたが
そういう日はお空がきれいですね。
晴れたときに見えた山並がすばらしかった。
山登りしないでこんな風景見られるなんて
ちょっとズルした気分です。



マツムシソウのスケッチ(F6 水彩)


この絵、アップされてたよ~!と言われそう。

そう、カレンダー候補でした。
でもちゃんと紹介してなかったので。

ちなみにカレンダーは昨日〆切・・・のはずが
今日の夕方まで投票できる状態になってたのを
先ほど締め切りました。
(今日ご投票くださった方もいらっしゃいました。ありがとー!)

で、マツムシソウは2位のボタンヅルに2票差で辛勝
8月のカレンダーに決まりました~!
ぱちぱち。

これから改めて写真撮影、製版にかかります。
製版できたらまたこちらにアップしますね~。



マツムシソウ(松虫草)

学名:Scabiosa japonica
科名:マツムシソウ科マツムシソウ属
別名:リンボウギク スカビオサ(西洋マツムシソウをさすことが多い)
分布:北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種。
環境:山地の草原に生育。
花期:8~10月

マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であるとする説がある。
花の散ったあとの姿が仏具の「松虫」に似ているというところから、という説も。
昔、スカビオサ(マツムシソウ)は「疥癬(かいせん)」という病気の治療に使われていたことがあり
そこからラテン語で疥癬という意味をもつ「スカビオサ」という名前がついた。
英名では手芸で使われる針山(ピンクッション)に似た形をしていることから
「Pincushion flower(ピンクッション フラワー)」とも呼ばれる。

花言葉:「不幸な恋」「恵まれぬ恋」「わたしはすべてを失った」「悲しみの花嫁」「風情」「健気」

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コケモモ、なってました。


コケモモ、食べたことあります?
直径5mmのが大粒に見えるような小さな実ですが
なかなか美味しくて
ジャムにすると最高です♪
酸味があるフルーツのジャムはよいですよね。

昔子供の頃に読んだお話に
女の子がコケモモを摘みに行く場面があって
ずっと憧れてました。

高原にしかないので
なかなか実がたわわになっている場面には出会えないのですが
先月、とうとう!



コケモモのスケッチ(F4 水彩)


お花屋さんで売ってるのは
なんであんなに実が大きいのかしらね。
栄養がよいのか種類がちがうのか。

これはこの辺り一帯にたくさんなっているコケモモの中でも
一番大きくてたわわになっている株でした。
実の大きさはたぶん直径5mmに満たないかんじ。

こんな岩場でなっているのは小さいし
赤い色も日が当たるほうしかついていなくて

半分、白い。

あんまりおいしそうに見えないのですが
ちょいとつまんでみるとちゃんと熟してるんですよね。

近くに苺もなっていたのでこれも一粒つまんでみたら
苦い・・・><
よい子はまねしないでくださいね。

人物画講座参加者募集中で~す。
詳しくはこちらから!

よろしくお願いいたします。

コケモモ(苔桃)

学名:Vaccinium vitis-idaea L.
科名:ツツジ科スノキ属
開花時期:5-7月・実は秋
分布:ユーラシアの北部や北アメリカの周北林(北半球の寒帯の森林)で
   温帯から北極圏に近い地域まで。
生育地:森林に生育するため日陰で湿度が高く、また土壌が酸性の場所を好む。

コケモモからの改良種で「リンゴンベリー」や「カウベリー」といった果実があります。
日本名ではコケモモですが、日本で自生しているものとは別の物です。

なるほど!

花言葉(実):「反抗心」

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そばかすがキュート♪


百合にはいつも心惹かれる。
白いのはもちろん
そばかすのあるオレンジ色の百合も
キュートで好き。

これはクルマユリ。
葉っぱの付き方が独特。

これも高峰高原にて。



クルマユリのスケッチ(F4 水彩)


クルマユリ(車百合)

学名: Lilium medeoloides A. Gray
科名:ユリ科ユリ属
開花時期:7-8月
分布:中国、朝鮮半島、サハリン、カムチャッカ半島、千島列島、日本に分布。
   日本では北海道や本州の中部以北と
   大台ヶ原山と四国の剣山の高山帯から亜高山帯の草原に分布。
生育地:亜高山から高山の草地。

葉が車輪のように付き、花の反り返りが、花弁が後ろ手出で触れ合うほど強いのが特徴。
鱗茎は可食で、アイヌ料理では調理して食される。

花言葉:多才な人

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毒はあれど


暑さ、戻ってきましたね・・・
もういいのに。
こう暑いとアイスクリームやスイカやビールがほしくなるけど
お腹の不調が復活するのがこわくて
お茶をすすっております。
残念すぎる・・・

さて、皆様はバイケイソウのお花って見たことあります?
私はこの夏、初めて見ました!

春の山菜の時期はウルイや行者にんにくとまちがえて食べないように、と
注意喚起されるこの葉っぱはよく見ます。
主張の強い目立つ新芽です。
そして毒があります。

ですがお花はおどろくほど清楚で美しかった!
主張が強いのは変わりませんが。



バイケイソウのスケッチ(F6水彩)

これね、狭い登山道の途中にあったんです。
平日だったせいかあまり人が来なかったので失礼して
描き始めたのですが
日が昇るにつれ人が通るようになってきました。
通れないことはないのですが
邪魔で申し訳ないきもちでいっぱい・・・
なので中途半端なスケッチになってしまいましたが
お花の雰囲気は伝わるかとおもいます。
なかなかに大きなお花なので
機会があればもっと大きな紙に
しっかりスケッチしたいなと思います。

もっと人通りがないところにこっそり咲いてるのを
見つけなくては!

今日も動画のリンク、張っておきます。
筆についてです。

こちらからどうぞ!

質問がある方はLINE@にご登録くださいね。
個人的にやりとりできます。

こちらから

LINE@

画材はなんでもそうなんですが
相性ってあるんですよね。
どんな絵を描きたいかによって向く筆もちがいます。
だから万人にあてはまるものではありません。
そして私も日々いろいろな筆を使ってみたりしてますので
もっとすごい筆に出会ってしまうかもしれませんし。
とりあえず、今のところ私はこうです、ってかんじです。

参考になれば幸いです。

バイケイソウ(梅蕙草)

学名: Veratrum album subsp. oxysepalum(Turcz.) HulténAPG
科名:ユリ科シュロソウ属 *APG植物分類体系ではユリ目メランチウム科
開花時期:6-8月
分布:種(Veratrum album)はヨーロッパ、北アフリカ、シベリア
   東アジア、アリューシャン列島、アラスカ州のスワード半島に分布。
   その亜種のバイケイソウ(V. s. subsp. oxysepalum)は北東アジアと日本に分布。
   日本では北海道、本州、四国、九州。
生育地:山地から亜高山帯にかけての林内や湿った草地

この和名は、花がウメ、葉がケイランに似ていることに由来する。
根茎にジェルビン、ベラトリン、プロトベラトミンなどのアルカロイドを含む。
東雲草(しののめそう)の名で殺虫剤としても使われた。
芽生えの姿が、山菜のオオバギボウシ(ウルイ)やギョウジャニンニクとよく似ているため、
毎年のように誤食して中毒する事例がある。
血管拡張作用があるため血圧低下を引き起こし、重症例では意識喪失し死亡するケースもある。
ただし、バイケイソウはこれら山菜とは味が違う(不快な苦みがあるという)のが特徴。

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